今回は「フルメカニクス ガンダムエアリアル」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場するガンダムエアリアルの、FULL MECHANICS 1/100版をご紹介。
2023年発売。
シェルユニットはメッキパーツによる発光表現で作り込まれており、クリア外装とのレイヤー構造によりきらびやかなパーツ構成を実現しています。
エスカッシャン(シールド)は11ブロックに分離し、ガンビットとして展開可能なほかビットオンフォームも再現できます。
ということで、フルメカニクス版ガンダムエアリアルをレビューしていきたいと思います!
FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル
ついに発売された1/100スケールのエアリアルさん。
フルメカニクスシリーズという事でフルフレーム構造ではないですが、そのかわり組みやすいです。ぶっちゃけ、MGと言ってもわからないぐらいの良ガンプラに仕上がっていたよ……(*´ェ`*)
お値段は4,180円(税10%込)です。
ボックスは結構厚みがあって、側面にはスレッタが描かれています。
本キットにホイルシールは付属せず、マーキングシールのみ同梱します。
そして完成したFULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアルがこちら。
1/100スケールということをいかし、HG版よりもディテールが細かくギミックも追加されているのが特徴です。
また、ホイルシールが付属しないほどの色分けを実現しています。
最近のFULL MECHANICSって、一昔前のMGを遥かに凌ぐクオリティで立体化されているよね……(*_*;)
組みにくいところもなく、ポリキャップレス仕様でKPS(やわらかプラ)関節を多用した現代風ガンプラに仕上がっています。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は大きく広がり顔を上げる動作も得意です。
特に頭部は首元から可動するので、動きの幅が広いです。
腰部フロントアーマーは可動。手足の関節は大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
真横を向くこともできます。全体的に見て、可動の不満は一切ありません。
頭部をアップで。額左右のヘッドビームバルカンの砲口は、内部からパーツが露出する形で色分けされています。(頬なども然り)
横、後ろから。アンテナ先端に安全フラッグはありません。
超アップで。額はメタリックレッドのパーツの上に、スモークがかったクリアパーツを重ねるレイヤー構造になっています。
ツインアイとトサカ後方のグリーン部は、半光沢風のパーツが使われていてパチ組み状態でも非常にキレイです。
胸部のシェルユニットもメタリック+クリアパーツ構造です。
このメタリック部が、フルメカニクス版の特徴と言えそうです。ちなみにHG版ではインモールドパーツが使用されているうえ、非発光状態も再現できます。
上半身は引き出すことができ、左右に動きます。
前後にも、柔軟に動きます。ポーズ付けがうなる予感……(*_*)
背部中央も、メタリック+クリアパーツのレイヤー構造。
ここもフルメカニクス版の特徴ですが、ビームサーベルの基部が前後に可動するようになりました。(HG版では固定)
肩は引き出すことができ、前後に大きく動きます。
ショルダーアーマー上部も、メタリック+クリア成形です。
腕部に合わせ目はありません。
二の腕から下、前腕部から下はロール回転します。
腕を上げた際に露出するフレームもカッコイイ……。
腰部アーマーは、動きます。
底面のカバーパーツを外し、↑枠のジョイントパーツを使えばアクションベース系に対応。ただ、接続強度はそこまで強くない感じでした。
腰部リア側に↑パーツを取り付ければ、ビームライフルをマウントすることができます。
脚部は、合わせ目が全て段落ちモールドになっています。
色気も超優秀。
各部アップで。ヒザ裏の動力パイプは、通常のプラ材質です。
足の付け根軸は、前後にスライド可動します。
もちろん、足裏に肉抜きはありません。つま先のパーツは、分割構造により自然な接地が再現できます。
ちなみに足裏中央のグレー部は、最初合わせ目かと思っていたのですがここも段落ちモールドになっていました。
「パーメットリンクよし、各兵装よし、ご飯も食べた!」
ガンダムエアリアル、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ビームライフルはシンプルな3パーツ構造ですが、見た目がよく合わせ目もありません。
銃持ち手の指パーツは、右手分のみ付属。やり方が悪いだけかもしれませんが、ガッチリと保持できる感じではなく親指で挟み込んで持たせるような作りです。
ビームライフルで攻撃!
平手の指パーツは、左手分のみ付属します。
ビームライフル用の、ビームエフェクトパーツも付属します。
クリアブルー成形で、迫力のある大きさで立体化されています。
攻撃!
↑のように、ガンビットを上下に装着することもできます。
「責任なら、勝って果たします」
エスカッシャンがこちら。取り付け軸が図太いので、前腕部のダボ穴にガッチリと装着できます。ロール回転も可能。
攻撃を防ぐエアリアル!
HG版と同様に、エスカッシャンのビットステイヴは11ブロックに分割できます。
それぞれのガンビットを、エアリアルの両肩・両腕・両足と
腰部リアアーマーに取り付ければ、
機動力強化形態のビットオンフォームが再現できます。
こっちもかっこいい……。
斜め後ろからパシャリ。
ビームサーベルを持たせてみます。
ガンダムエアリアル、ビームサーベルを装備!
斬りかかるエアリアル。
各ガンビットは、別売り「水星の魔女ウェポンディスプレイベース」に対応しています。
一部、ウェポンディスプレイベースに入っている専用のジョイントパーツを使って取り付けます。
一応本キットにも↑タイプのジョイントパーツが2つ付属します。
全ガンビットを飾るにはウェポンディスプレイベース1セットじゃ足りないので、そのあたりはご注意を。
ガンビットを展開!
※一部別のミニスタンドも使っています
HG 1/144 ガンダムエアリアル(左)と比較。
HG版もめちゃめちゃ出来がいいよ!(>ω<)
「助けにきたよ、ミオリネさん」
FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアルの感想
ということでフルメカニクス版ガンダムエアリアルのご紹介でした。
パーツ分割による色分けが良いだけではなく、メタリックレッドとクリアパーツを使ったレイヤー構造のシェルユニットが非常にキレイです。
合わせ目が少ない(というか無い?)うえ、可動域がかなり広く上半身や肩を引き出すことにより柔軟なポージングも可能。
欠点という欠点は見当たりませんが、ライフルの保持力とスタンド用のジョイントパーツの接続強度は少し弱いかもといった感じ。
ストレート組みだけで高クオリティな1/100エアリアルが組めるのが長所で間違いないでしょう。MGシリーズよりはパーツ数が抑えられているので、ガンプラ初心者さんにもオススメです。
以上、「FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル」のガンプラレビューでした!