今回は「MG RX-78-2 ガンダム Ver.1.5」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムに登場するガンダムの、MG Ver.1.5版をご紹介。
2000年発売。
最初のMGから脚部が改良されており、新たにガンダムハンマーとビームジャベリンが付属します。
今回は昔のMG Ver.1.5のレビューなので、より新しいMGガンダムが気になる方は、↓のレビューからどうぞ!
MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.1.5
2000年に発売された第二のMG、Ver.1.5。
内容的には最初のMG版(便宜上Ver.1.0と呼称します)から「頭部」「胸部」「両肩」「肘関節」「下半身」が新規造形になっており、新たにガンダムハンマーとビームジャベリンが付属するというパワーアップした内容になっています。
とはいえ、今の時代Ver.3.0やオリジン版をはじめもっと高クオリティなものが発売されているので、今回はおっちゃんマニア向けの過去MG記録記事としてご覧くださいまし……(*´ェ`*)
※現時点の最新↓
価格は3,300円(税10%込)です。
前後のMGとしては、一つ前が初代MGのRX-78-2ガンダム、本キットのあとにVer.Kaが続く感じです。
ホイルシールのほか、マーキングシールとガンダムデカールが付属します。
アムロのフィギュアも付属するぞ!
そしてこちらが今回最大の売り、脚部内部のメカランナー。
RGのアドヴァンスドMSジョイントの前身のようなランナーになっていて、ダンパーを一体成形したランナーが使用されています。パーツをランナーから切り離すだけで可動します。
アップで。当時としては革新的なランナーだったのではないでしょうか。
ちなみにこのランナーは、2005年に後発された「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.ONE YEAR WAR 0079」の脚部にも使用されていたりします。
↑Ver.ONE YEAR WAR 0079の脚部
0079の外装は一新されているので、まさにMGガンダムのVer.1.75のような立ち位置になっています。
余剰パーツがこちら。
すべてではないですが、基本Ver.1.0のランナーも付属するので、胸部や肩部、脚部などのパーツがチョロチョロと余ります。
逆算して、主に↑部分のパーツ(+脚部)が一新されている感じです。
本キットはコア・ブロック・システムが再現されているので、コア・ファイターを単体で飾ることができます。
古いMGながら、コア・ファイターなど非MS系は今のガンプラ目線で見てもかっこいいのが多いですよね。
ランディング・ギアも付属し、接地した状態で展示できます。
このコア・ファイターをコア・ブロックに変形させて組み込むこともできますが、ダミーのコア・ブロックも付属します。(画像下の方がダミー)
ということで、完成したMG 1/100 RX-78-2 ガンダムVer.1.5がこちら。
Ver.1.0との共通部分もチラホラありますが、脚部を中心に頭部や細かなところが一新されているため、新鮮味はあります。
このデザインが好きだ!という場合、今からVer.1.0を購入する理由はないのかな、と思います。
RX-78-2のMGはバリエーションが豊富ですが、今回のVer.1.5はアレンジ少なめのデザインで立体化されているのが特徴です。
とはいえ、人によっては「Ver.2.0」や「パーフェクトガンダムの中の人」の方がレトロ感を感じるデザインだと思いそう。
MG 1/100 パーフェクトガンダムは、強化型外装を外せばTVアニメのプロポーションに近いガンダムが再現可能です↓
※今ではガンダムベース限定で、強化型外装が入っていないアニメカラーのガンダムが購入可能です↓
ということで立ち位置的には中途半端な感じもしますが、この見た目に反応するかが最大の購入判断ポイントになると思われますぞ。
可動域は狭いですが、Ver.1.0からはかなり進化しました。
ヒザ立ちできるようになったのがデカいです。
ということでまずは、最初に発売されたMG(左)と比較。
最初のMGは1995年に発売されたので、Ver.1.5はその5年後に発売されました。
※最初のMGはめちゃめちゃ昔に作ったもので、合わせ目を消して塗装をしています+経年劣化で黄ばんでます(*ノェノ)
目立つところでいうと、「頭部」「脚部」が一新されているのがデカいです。
頭部を比較。Ver.1.0では「ひさし部分」がパカッと開くギミックを搭載していましたが、今回はオミットされています。
やはり最大の違いは、脚部です。
ヒザが大きく曲がるようになりました。
こちらが内部のランナー。
一部ビスを使うので、プラスドライバーが必須です。
各部シリンダー構造になっていて、動きに合わせて伸縮します。
2000年発売ということを考えると、かなり良くできた部分と言えそうです。
外装を被せた状態。もちろん、足裏に肉抜きはありません。
一部装甲が開閉し、中の造形が見える作りです。
頭部をアップで。アンテナ中央のレッドは、シールを使います。
バルカンはイエローで要塗装です。
頭部は前後はめ込み式になっていて、合わせ目が出ます。
トサカ前後のレッドもシールです。
胸部の作りが細かく、イエロー部の中は全て別パーツで再現されていて、個別で上下に可動します。
コクピットハッチは、開閉します。
バックパックのバーニアも可動。
腕部は、ショルダーアーマーとヒジ関節付近が一新されています。
ここも開閉するぞ!
足の接続は、昔ながらのシンプルなボールジョイント接続です。
RX-78-2ガンダム Ver.1.5、出撃!
アクションベース用のジョイントパーツは付属しませんが、バックパック中央の穴が3mm穴になっているので、アクションベース1や4などに対応します。
ビーム・ライフルに変化はありません。
今回ハンドパーツは指可動タイプ以外も付属するので、そこそこ安定して保持できます。
ビーム・ライフルで攻撃!
腰を捻るのは苦手ですw
ヒザを着いて射撃。
当時、このポーズができるのがVer.1.5の売りだったと思われます。
シールドはグリップを握って保持するだけなので、ガッチリとは装着できず。
ただ、すぐポロリするようなことはありませんでした。
シールドは、バックパックに取り付けることができます。
ビーム・サーベルを抜刀!
ビームエフェクトパーツは、最近のMGに同梱するものよりちょい短いものが2本付属します。
攻撃!
ハイパー・バズーカがこちら。グリップ部は、非可動です。
腰部リア側のパーツを開けば、ハイパー・バズーカをマウントできます。
ただ、ガッチリと取り付けられるわけではありません。
そしてここからがVer.1.5の売り部分。Ver.1.0に付属しなかった、ビーム・ジャベリンが同梱します。
Ver.2.0にも付属しますが、あまり同梱することがない武器なので嬉しいパーツになっているよ……(*´ェ`*)(無色のクリアパーツだけど)
ビーム・ジャベリンを構えるガンダム!
ガンダムハンマーも付属するのが、イイ感じ。
ガンダムハンマーで攻撃!
武器てんこ盛りでパシャリ。
Ver.1.5は脚部可動が最大のセールスポイントですが、ビーム・ジャベリンとガンダムハンマーが同梱するのもデカいと思います。
MGのガンダム勢揃いでパシャリ。
並べると壮観ですw
MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.1.5の感想
ということでMGガンダム Ver.1.5のご紹介でした。
ぶっちゃけ本体に関しては、後発の「パーフェクトガンダムの中の人」や「Ver.ONE YEAR WAR 0079」、Ver.2.0/3.0/オリジン版をチョイスする方がいいと思います。
ただガンダムファンはそれぞれコダワリがあると思うので、この見た目が好きな場合はVer.1.5をチョイスするのもアリといった感じ。
付属武器数が多いのも売りなので、コアなガンダムファンは全MGを揃えて比較して遊んでみてくださいね。
(価格も3,300円(税10%込)と安めなので)
以上、「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.1.5」のガンプラレビューでした!