今回は「HGUC ドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムUCに登場し、ネオ・ジオン残党の袖付きが運用したドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をご紹介。
2013年発売。
袖付き仕様の青みがかった成形色に変更されているほか、特徴的なエングレービングが造形されています。
という事で、HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をレビューしていきたいと思います!
HGUC ドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)

ユニコーンVer.の袖付きドーベン・ウルフ。
HGUCとしてはZZに登場した緑のドーベン・ウルフより先に発売されました。(ドーベン・ウルフは翌年の2014年に発売)

ホイルシールの量は多く、ユニコーンVer.の特徴であるエングレービング部分をはじめ全身の細かなところは全てシールで補う仕様です。
全て貼っても「ミサイル」「スラスター内部」などの色が足りないため、完璧なカラーリングを再現するとなると手間のかかるキットになっています(*´ェ`*)

付属品一覧がこちら。
※「メガ・ランチャー(ビーム・ライフル)」「ビーム・サーベル×2」「手首パーツ×5」「対艦ミサイル×2」「指揮官機用隠し腕×2」「一般機用関節パーツ×2(リード線)」「ビーム・ハンド用スタンド×2」
シールは多いものの、このように付属品の数はめちゃめちゃ多いです。
手首パーツは右手のみライフル持ち手が付属。
ビーム・ハンド展開パーツは「指揮官機用の隠し腕」と「一般機用の有線式」2種類が同梱し、差し替えでいつでも切り替え可能です。※詳しくは後述

そして完成したHGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)がこちら。
オリジナルの緑から青を基調とした成形色に変更されており、胸部・袖部のエングレービング部分が造形されているのがユニコーンVer.の特徴になります。

この圧倒的なボリュームよ……。
設定に準じ、HGUCながらMG並の大きさで立体化されています。
プロポーションは完璧だと思うのですが、シールの数は多いです。

今回は微妙に合わせ目を消していますが、いつも通り合わせ目部分は画像にて解説していきます。

ゴテついたデザインながら可動域は広く、腕は水平まで上がり開脚範囲も広いです。

肘・ヒザ関節は90度曲がり、腰回りに干渉するパーツがない事もありキレイに膝立ち可能です。

上半身もぐるぐるまわります。こいつ……動くぞ!

頭部をアップで。モノアイは黒いシールの上にピンクのモノアイシールを好きな位置に貼る仕様です。
モノアイの凸モールドは造形されておらず、可動ギミックも搭載されていません。

頭部は前後はめ込み式ですが、組み立て書の作例を見る限り合わせ目はモールド扱いでOKそうでした。
3本のアンテナは全て別パーツになっており、先端には安全フラッグがついています。

胸部のエングレービングはシールで補いますが、モールドは刻まれているため塗装派モデラーさんも安心部分。
胸部メガ粒子砲は色分けされています。ここだけ微妙にスミ入れしました。←中途半端な事する人
胴体の肩ブロックは前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。

上から見た図。
肩は前方向に可動、↑の赤枠部分に合わせ目が出ます。消したけど跡が汚いのでわかりやすいでしょ……(*´ェ`*)←自虐

ショルダーアーマーは先端パーツがそれぞれ可動。
黒い部分はシールで補います。

腕は「肩内部ブロック」と「前腕部」前後に合わせ目が出ます。
厳密に言えばグレーの関節パーツにも合わせ目が出るのですが、少ししか露出しない感じ。

何気に「袖部分のエングレービング」は別パーツ化されています。
シールを貼らない状態でもモールド有りです。

肘関節は90度曲がります。

腰部。サイドアーマーは脚の付け根に接続します。
ダクト内部やリアアーマーのモールドはシールで色を補います。

脚部をアップで。モモ側面に合わせ目が出ますが、半分はサイドアーマーに隠れる感じ。
ヒザまわりのグレーのモールド部分はシールで色を補います。

関節パーツに合わせ目は出ませんが、膝の突起パーツを裏から見ると肉抜きがあります。

後ろから。「膝裏の関節パーツ一部」「足首パーツのフレーム部」に合わせ目が出ます。
足裏に肉抜きはなく、モールドも細かいです。

股下はアクションベース用の穴が空いています。
腰パーツ自体前後はめ込み式のため、下部に合わせ目が出ます。

背部の肩部ビーム・キャノンはポリキャップによるボールジョイント接続で、柔軟に可動します。
キャノン砲身やインコムなどに一部合わせ目が出るものの、思ったより量は多くないです。
※組み立て書作例基準ではモールド扱いの部分もアリ
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみます!

ドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)、ビーム・サーベルを抜刀!
クリアイエローのビームエフェクトパーツは長めのものが2本付属します。
ただ、サイドアーマーからの引き出しギミックはオミットされています。

襲いかかるドーベン・ウルフ!

やば、かっこいい(>ω<;)

ゴテついたデザインのわりに、柔軟に動く模様。

ビーム・ライフル(メガ・ランチャー)は各所合わせ目が出ますが、計15パーツも使用されており銃身は伸縮します。
右手のみ人差し指を突き出した銃持ち手が付属し、手首パーツ内の凹凸と合わせて持たせるためガッチリと保持可能です。
ピンクのセンサー部のみシールで色を補います。

また、下部パーツの取り付け位置を替える事もできます。

ビーム・ライフルを放つドーベン・ウルフ!

めちゃめちゃ強そう!(>ω<;)

メガ・ランチャー状態を再現するには銃口や左右のグリップを展開させ、

お腹の胸部メガ粒子砲へ接続します。
※接続とはいえ前に持ってきて凹凸を合わせるだけです

設定的には、胸部メガ粒子砲に接続する事によりメガ粒子の加速装置となり、3倍以上の威力になるとの事です。

メガ・ランチャーをぶっ放すドーベン・ウルフ!

後ろから見てもいい感じだぞ!(>ω<;)

バックパックのギミックも豊富で、ミサイル(左)のハッチは開閉しインコム(右)を引き出す事もできます。

さらに対艦ミサイル×2も装着でき、

肩部ビーム・キャノンと共に前方へ展開可能です。
注意点としては、アンテナが引っかかるため一度頭部を外す必要がある点。
そのまま展開させたら折れそうになったので、ここはまじで注意ポイントだぞっ!(>ω<;)

武装てんこ盛りで攻撃!

ビーム・ハンドを展開させてみます。
一般機は有線式になっており、リード線を使って再現します。
平手の手首パーツ中央にはビーム発射口が造形されています。

有線式ビーム・ハンド展開!
専用の簡易スタンドは2つ付属します。

カッケェ!!

指揮官機はレーザー通信による遠隔式で、隠し腕を取り付けます。
マニピュレータは可動し、ビーム・サーベルを持たせる事ができます。

ドーベン・ウルフ(指揮官機)、ビーム・ハンドと隠し腕を展開!

メガ・ランチャー+ビーム・サーベル+ビーム・ハンドで。
色々な組み合わせで展示できるぞ!(>ω<)

HGUC ドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)の感想
ということでHGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)のご紹介でした。
まず補足情報ですが、

各ダクト内の細かなオレンジ・ブラック部分はシールになるため、結構貼りづらいです。
初心者モデラーさんはご注意を!(>ω<)
総評ですが、シールが多く色が足りない箇所は多いです。また、ポーズ付けの際は頭部アンテナが度々引っかかるので、破損には注意といった感じ。
長所は「広い可動域」とメガ・ランチャーのディテールが細かい点。
2種類のビーム・ハンド展開方法や、インコム・ミサイルハッチなどバックパックまわりの展開ギミックの豊富さにも秀でており、かなり遊びがいのあるガンプラに仕上がっていると思います。
エングレービングなどのシール部分を塗装するなど、手を加えれば見た目が爆上がりしそうなガンプラだと思われ。
という事で、ある程度手を加えるモデラーさんにはオススメだぞ!(>ω<)
以上、「HGUC ドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)」のガンプラレビューでした!















