今回は「HGUC ジェスタ・キャノン」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムUCに登場し、トライスターが搭乗したジェスタ・キャノンをご紹介。
2013年発売。
2011年に発売されたHGUCジェスタに新規造形パーツを加えた内容になっています。
という事で、HGUCジェスタ・キャノンをノーマルジェスタとの比較画像や89式ベースジャバーに乗せた画像含め、じっくりと見ていきたいと思います!
HGUC ジェスタ・キャノン
機動戦士ガンダムUC episode 6と7に登場したジェスタ・キャノンさん。
ボックスアートでは89式ベースジャバーに乗ったジェスタ・キャノンが3機描かれています。
……中央メインのジェスタ・キャノンはワッツですね(*´ェ`*)
ホイル・シールはジェスタ・キャノン専用のものが付属。
マーキングシールは通常ジェスタと同じものが入っていました。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル(グレネード・ランチャー搭載)」「ビーム・ライフル」「シールド」「交換用ビーム・サーベル・ラック」「ハンドパーツ×7」「シールド用ジョイントパーツ×2(形状違い)」「ビーム・サーベル・エフェクトパーツ(短)×2」
多彩なハンドパーツ(右の銃持ち手×1・武器持ち手×2・握り手×2・平手×2)が付属しますが、左の銃持ち手は付属せず。
通常ジェスタに同梱されていたビーム・ライフル、シールドも付属します。
まずは通常ジェスタから追加された新規パーツ部分を見ていきます。
※赤い枠内が新規造形
主に「両肩の武器」と「ビーム・ライフル(グレネード・ランチャー装備型)」が新規。
本体はライトグレー成形の追加装甲部分が新規パーツになります。
ちなみに、このキットでは通常ジェスタは組めないのでご注意を。
HGUCジェスタ(塗装済)と比較してみます。
武器や装甲が追加されているため、マッシブなシルエットに変化しているぞ……。
色分けはそこそこ優秀で、新規部分(追加装甲ライトグレー部など)も細かくパーツ分轄されています。
しかし本当によく出来たスタイルっす……劇中再現度は完璧ではないでしょうか。
ただ、HGUCジェスタ同様目立つ位置に合わせ目が出ます。
可動域は手足が十分に上がり、膝をつくことも出来ますが上半身はあまりまわせません。
ただ、ジェスタとしてのポージングに困る事はありませんでした。
頭部の変更はありません。
目はクリアオレンジのパーツが使用されていて、奥のメカニカルな造形も透けて見えます。
バイザーのくぼみは要塗装です。
頭部は前後はめ込み式のため、頭頂部と側面に合わせ目が出ます。
また、左右のバルカン・ポッド・システムまわりは細かな色が足りないため要塗装です。
顔のすぐ前、首周りライトグレーパーツの紺色部分はシールで補います。
1パーツ構造で合わせ目は出ません。
相変わらず胸部の色分けは優秀です……(*´ェ`*)
基本的に胴体側面は段落ちモールドになっています。
側面の一部に細かな合わせ目が出るものの、肩を取り付けるとほとんど見えなくなります。
ショルダーアーマーは上部と側面に合わせ目が出ます。
肩は前後にこのぐらい可動。
右腕は通常ジェスタと全く同じで、前腕部に合わせ目が出ます。
ビーム・ライフルの予備マガジン(グレー部)は別パーツ化されており、色分けされています。
左腕の追加装甲は新規パーツです。
結構目立つ位置に合わせ目が出ます。
この前腕部がジェスタ・キャノンの一番目立つ合わせ目箇所だと思います(*´ェ`*)
フロントアーマーとサイドアーマーは新規造形です。
サイドアーマーのハンドグレネードは取り出せますが、HGUCジェガンのように1パーツ成形になっています。
脚部の合わせ目はかなり少なく、↑の関節部に少し出る程度。
膝当てが新規造形になり、それにかぶせるようにライトグレー(ハンド・グレネード)のパーツを接続します。
パーツ分轄による色分けがよく出来ています(*´ェ`*)
関節パーツは肉抜きのようになっていますが、こういう形状だと思ってOKかな?
脚関節は少し合わせ目が出ます。(写真ではフロントアーマーの下になっています)脚を曲げれば少し見える感じ。
足裏には肉抜きがありません。
スリッパは角度を付けられるので、脚を↑ぐらいまで広げても接地します。
このあたりは優秀(*´ェ`*)
背部ビーム・キャノンと4連マルチ・ランチャーの可動域はこのぐらい。
ビーム・キャノンは目立つ合わせ目が出ます。
細かくパーツ分轄されているので形状・色分け的には良好です。
左側の4連マルチ・ランチャーも合わせ目が出ます。
こちらは銃身周辺の四辺のライトグレーをシールで補います。
2基のスラスターはポリ接続で、ある程度可動します。
バックパック自体は合わせ目が出ません。
それでは武器を装備させてみます!
まずはグレネード・ランチャーを下部に装備したビーム・ライフルから。
グレネード・ランチャー部分が別パーツになっていたりはせず、いつもの左右分轄構造でシンプルな作りをしています。
ただモールド形状は細かく、非常にかっこいい見た目になっているぞ……(>ω<)
ビーム・ライフル/グレネード・ランチャーを構えるジェスタ・キャノン!
平手を添えて。
多彩なハンドパーツが付属するため、プレイバリューが高いです(*´ェ`*)
ジェスタ的な動きには全く困らない可動域を誇ります。
ビーム・ランチャー、4連マルチ・ランチャーで攻撃!
ライフルの上部パーツは、地味に角度を変える事が出来ます。
通常ジェスタに同梱のビーム・ライフルも、センサー部のシール含め丸々付属します。
ビーム・サーベルを収納したサーベル・ラックが1つ付属し、左右どちらかと交換できます。
ビーム・サーベルで襲いかかるジェスタ・キャノン!
サーベルエフェクトは短めのものが2本付属します。
※1本は余剰パーツ
ビーム・ライフル/グレネード・ランチャーとビーム・サーベルのフル装備で。
ちなみに通常ジェスタのハンド・グレネードも1つだけ組めます。
需要はなさそうですが一応報告(*´ェ`*)
背部ランチャーパーツを外せば、シールドが装備できます。
シールドのジョイントパーツは、通常ジェスタ同様2種類同梱します。
イメージ変わりますね。
HGUCジェスタとディスプレイ。
機動戦士ガンダムNTに登場するシェザール隊仕様も加えてディスプレイ。
別売りのHGUC 89式ベースジャバーに乗せてみた。
episode6の組み合わせを再現してみます。
グリップとハンドパーツ穴のサイズもピッタリで、
足裏のひっかけ具合も問題ありません。
劇中ペアという事で、相性度は抜群な模様(*´ェ`*)
スタンドは横にも接続できます。
「袖付きの偽装貨物船に告げる。ただちに停船せよ」
「出てきやがれユニコーン!」
HGUC ジェスタ・キャノンの感想
ということでHGUC ジェスタ・キャノンのご紹介でした。
この時代のHGUCの特徴かもしれませんが、足裏の肉抜きがなかったり変なアレンジ(トリガー形状省略など)がないため非常に見栄えの良いガンプラに仕上がっていると思います。
ただ、前腕部や肩など目立つ箇所に合わせ目が出る模様。
背部の武器にも合わせ目が出るので、ジェスタよりも多少手間がかかるキットになっています。
最大の長所としては可動域やパーツ割りよりも造形に重みをおいて作られていると思うので、今のガンプラ目線で見ても非常に優れたプロポーションで立体化されている点だと思いますぞ。
先述の通り合わせ目が多いので、多少手を加えるモデラーさんにはオススメといった感じ。
通常ジェスタには組めないためご注意を!
以上、「HGUC ジェスタ・キャノン」のガンプラレビューでした!
HGUC 1/144 RGM-96X ジェスタ・キャノン (機動戦士ガンダムUC)
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