今回は「HGBFケンプファーアメイジング」のガンプラレビューです。
ガンダムビルドファイターズに登場し、メイジン・カワグチが使用するケンプファーアメイジングをご紹介。
2014年発売。
HGUCケンプファーをベースキットに使用しつつ、内部に武器を格納可能な「アメイジングウェポンバインダー」を装備。
装甲一部や武器類が新規造形として付属するのが特徴となります。
という事で、HGケンプファーアメイジングをケンプファーとの比較画像を含めじっくりとレビューしていきたいと思います!
HGBF ケンプファーアメイジング
PPSE研究班が世界大会用に総力を挙げて作り上げたワークスモデル、ケンプファーアメイジング。
ガンプラ的には2008年に発売されたHGUCケンプファーのランナーを使用したリデコキットとなります。
組み立て書にはメイジン・カワグチが記載。
ホイルシールはモノアイをはじめ、主にイエロー部を補うものが中心です。
付属品一覧がこちら。
※「アメイジングウェポンバインダー×2」「アメイジングピストル×2(+ロングバレル・ミドルバレル)」「アメイジングナイフ×2」「バインダー接続用グリップ」「手首パーツ×5」
手首パーツは左右の「武器持ち手」「銃持ち手」、左のみ「平手」が付属します。
HGUCケンプファーの余剰パーツがこちら。
左右のショルダーアーマーやチェーン・マインの一部パーツなどが余ります。
そして完成したHGBFケンプファーアメイジングがこちら。
成形色がケンプファーより濃いダークブルーに変わり、肩・腕・脚部などがアメイジング特有の形に変化しているのが特徴です。
また、手持ち武器類は全てケンプファーから一新されています(*´ェ`*)
まさにビルド系といったキット内容になっていますね。
背部のアメイジングウェポンバインダーは重さがあるので、立たせ方によっては後ろに倒れやすいです。ただ、気をつければ自立が安定する感じ。
ベースキットは実に16年前に発売されたものになりますが、今のガンプラ目線で見てもスタイル抜群なプロポーションで立体化されています。
全身に搭載されたスラスター内部は本来イエローですが、ベースキット同様に色分けされていません。
このあたりが塗装派モデラーさんの重点的な塗り分けポイントになると思います。
それでは細かく見ていきます!
可動域はHGUCケンプファーと同じで、手足とも必要十分に広がります。
モモ後ろにスラスターが配置されているためヒザは90度も曲がりませんが、キレイにヒザ立ちさせる事ができます。
上半身は360度回転します。
頭部から。「モノアイ」のピンク、「アンテナ一部」「ひさし部分」のホワイトはホイルシールで色を補います。
モノアイ可動ギミックは搭載されておらず、モノアイ自体凸モールドはありません。
横、後ろから。
胴体は上下はめ込み式で、合わせ目は基本段落ちモールド化されています。
新規造形のショルダーアーマーは前後はめ込み式で、上部と側面に合わせ目が出ます。
肩自体はボールジョイント接続で前後に大きく可動。
肩内部は地味にポリキャップ隠しのパーツが付属し出来はいいのですが、一部合わせ目は出ます。
前腕部の外装は新規造形です。合わせ目は出ず、側面にはカスタム性の高い3mm穴が空いています。
肘関節は90度曲がります。
腰部。「股間前側のくぼみ」「スラスター内部」はイエローで要塗装です。
腰回りの動力パイプは側面パーツのみ新規造形で、両側にアメイジングナイフをマウント可能な形に変化しています。
脚部は前面パーツが新規造形で、関節パーツ含め合わせ目は出ません。
厳密に言えばふくらはぎ付近に少し合わせ目が出ますが、ほとんど目立たないです。
足裏に肉抜きは無く、モールドが細かいです。
股下のカバーパーツを外せばアクションベース用の3mmジョイント穴が露出します。
後ろからみたスラスターの数が圧巻です……(*´ェ`*)
ただ、先述したとおりスラスター内部は全てイエローで要塗装です。
背部には特徴的なアメイジングウェポンバインダーを装備しており、それぞれ前後に可動します。
バックパックを含め、このあたりの細かなイエロー部は全てシールで色を補います。
段差になっている部分なので、可能なら部分塗装推奨といった感じ。
それではアクションポーズいってみます!
バインダー内部には各武装を選択式で収納可能です。
バレルを収納すると画像右のように銃口が露出する作りです。※使用しないバレルどちらかを収納しておく感じです
上下イエローの色分けはシールになります。
腰部側面の両側にはアメイジングナイフを装備。引き抜き、
手に持たせてみます。ナイフといえど、持たせるには人差し指を突き出した銃持ち手を使用します。
こちらもイエロー部分はシールです。
アメイジングナイフを構えるケンプファーアメイジング!
突!武器類全てに言えますが、手首パーツとジャストフィットはしないのでポーズによっては落ちる事があります。
パカッ……アメイジングウェポンバインダーを開いた状態がこちら。
アメイジングピストルにロングバレルを装着したアメイジングロングレンジライフルを収納できるほか、
選択式でアメイジングナイフ(腰側面に装備していたやつ)とミドルバレルを収納する事ができます。
アメイジングピストルはバレルを選択する事により、計3種類に変化します。
まずは素のアメイジングピストルから。
ピストルで攻撃!
ミドルバレルを取り付ければ、アメイジングライフルに変化します。
センサー部ピンクやイエロー部はシールです。
ジャキッ……
アメイジングライフルで攻撃!
ロングバレルを取り付ければ、アメイジングロングレンジライフルに変化します。
平手を添えて狙撃ポーズをとる事ができるぞ!(>ω<)
また、フォアグリップを動かして両手で構える事もできます。
寝かせて狙い撃つ姿勢でもポージング可能です。
ロングバレルも左右分付属するので、アメイジングロングレンジライフル状態での2丁装備も可能です。
アメイジングウェポンバインダー自体もギミックを搭載しており、ジョイントパーツを介し連結させる事ができます。
ちなみに脚部側面の穴にも装備できるので、別売りのHGBCアメイジングウェポンバインダーを使えば最大4基搭載する事ができます。
2機のバインダーを中間のグリップに接続し、手持ち武器としても運用可能です。
※グリップパーツが付属します
攻撃!色々な遊び方ができますね。
劇中で激戦を繰り広げたHGBFジムスナイパーK9とパシャリ。
HGUCケンプファーとの違いを比較
それではベースキットのHGUCケンプファーとの違いを見ていくぞ!(>ω<)
まずは全身から。
頭部を比較。ここは色分け以外変化無しです。
「ショルダーアーマー」「前腕部装甲」が変化しています。
ケンプファーの肩は左右でデザインが違いますが、アメイジングでは同じデザインになっています。また、アメイジングの前腕部には3mm穴が配置されており、ガンプラ的には拡張性が向上しています。
脚部は前側の装甲が変化。
バックパックをはじめ、武器類は全て違うものが付属します。
本キットにはケンプファーに同梱する手持ち武器は1つも付属しません。
ビーム兵器主体のアメイジングに比べ、ベースキットのケンプファーでは実弾系の武器である「専用ショットガン」「ジャイアント・バズ」をはじめ、チェーン・マインなど特徴的な武器が付属します。
HGUCケンプファーも良キットだよっ!(>ω<)
HGBF ケンプファーアメイジングの感想
ということでHGBFケンプファーアメイジングのご紹介でした。
ベースキットの長所・短所を継承しており、良プロポーションかつ付属武器の多さが売りな反面、スラスター内部イエローは全て色分けされていないので色分けは甘め、といった感じ。
ごく一部にABSが使われているものの、塗装が必要な箇所は全てPS素材(通常プラ材質)になっているため塗装はしやすいキットだと思います。
補足情報ですが、両手にアメイジングビームライフルを持たせて飾る場合、「手首パーツを含めた使っていない全てのパーツ(余剰パーツ以外)」をアメイジングウェポンバインダーに全て収納する事ができました。
ちょっとコツがいりますが、地味にポイントが高い部分なので一応ご報告(*´ェ`*)
バインダー4つ全乗せ状態を再現するならHGBCアメイジングウェポンバインダーとのあわせ買いがオススメです!
本キットの腕・脚部・バインダーの3mm穴を使い、元のケンプファーと組み合わせてオレケンプファーにカスタムしてみても面白いと思いますぞ。
以上、「HGBF ケンプファーアメイジング」のガンプラレビューでした!