今回は「MGエクリプスガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED ECLIPSEに登場し、タツミ・ホーリが搭乗するエクリプスガンダムをご紹介。
2021年発売。
最新のMG系SEEDの意匠を踏襲したプロポーションで立体化されており、MS形態/MA形態に切り替え可能です。
また、別売りのMG「ストライカー」「シルエット」「ウィザード」と互換性がありカスタム性に優れたガンプラに仕上がっています。
という事で、MGエクリプスガンダムをレビューしていきたいと思います!
MG エクリプスガンダム
「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」のMSV新企画であるコミックの主役機、エクリプスガンダムさん。
設定的にはオーブがフリーダムガンダムのフレーム構造を基に開発した機体で、ミラージュコロイドステルスが実装された可変モビルスーツとなります。
ガンプラ的にもMGフリーダムガンダムVer.2.0のフレームが流用されており、MA形態に変形可能なガンプラに仕上がっています。
組み立て書には、オーブ外務省が管轄する国際救助隊「ODR」に所属するパイロット「タツミ・ホーリ」が記載。
ナチュラルながら、エクリプスの操縦においてのみ天才的な適性を持っているキャラクターです。
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
今回のMGに、ガンダムデカール(ドライデカール)は付属しません。
付属品一覧がこちら。
※「ディスプレイ台座(+MS/MA用ジョイントパーツ)」「72E4式ビームライフル ジンライ×2(+72式ビームサーベル×2)」「PS-02ビームシールド×2」「各種エフェクトパーツ」「別売りストライカー/シルエット/ウィザード用接続パーツ」
ディスプレイ台座も同梱するため、かなりのボリュームがあります。
MGフリーダムガンダムVer.2.0の余剰パーツがこちら。
グレーのパーツが大量に余るぞ!(*_*)
そして完成したMGエクリプスガンダムがこちら。
前述の通りMGフリーダムガンダムVer.2.0のフレームが一部使用されてますが、外装や武装は全てエクリプスの新規造形となります。
ショルダーアーマーや脚部がトゲトゲした、特徴的なデザインで立体化されています。
成形色は、ホワイトを基調としたキレイな主役系トリコロールカラーでまとめられています。
足首パーツはかなり小さめに設計されていますが、安定して自立するうえ接地性も高いです。
ただ経年で股間軸が緩まってきそうな気がするので、同梱するディスプレイ台座に展示しておく方が安全かもしれません。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は大きく広がります。
顔を上げる動作も得意です。
肘関節は180度近く曲がり、ヒザ関節も90度ほど曲がります。
上半身も前後左右と柔軟に可動し、キレイにヒザ立ち可能です。
上半身は360度回転します。
全体的に見て、可動に不満の出ない現代風MGに仕上がっている模様。
頭部をアップで。アンテナと左右のパーツが特徴的なデザインをしていますね。
ツインアイや左右のダクトなど、MGらしく色分けは非常に優秀です。
横、後ろから。
胴体をアップで。色分けは超優秀です。アップで見ても、モールドが細かいぞ……(*_*)
コクピットは開閉し、座った状態の1/100タツミ・ホーリも付属します。
肩周りをアップで。ほのかにフリーダムを感じる部分もありますね。成形色のレッド・ブルーの色合いもフリーダム風な気がします。
前後のウイングは可動します。
腕をアップで。腕は胴体ではなく、ショルダーアーマーに接続されている特殊な作りです。
手首パーツは「武器持ち手」「握り手」「平手」が左右分付属します。
↑以外にも「今回は使わないフリーダムの4本指も付属する」ので、他から武器を持ってきた際の互換性はかなり高いと思われます。
腰部をアップで。アーマーは裏側もグレーのパーツで色分けされており、モールドも細かいです。
股間軸は上下に可動します。
ここはモロにMGフリーダムガンダムVer.2.0を流用した部分なのですが、細めのKPS構造になっているため破損にはご注意を。
特徴的な脚部をアップで。関節フレームなど、合わせ目はありません。
変形ギミックを搭載しているので、各部面白い動き方をします。
内部フレームや装甲裏側を覗き込んでもモールドが細かく刻まれていて、MGらしい密度を感じます。
背部にはストライカーコネクトが採用されており、設定的にもガンプラ的にもストライカーパックの換装に対応しています。※詳しくは後述
↑枠のジョイントパーツを取り付ければ、
同梱するディスプレイ台座に展示できます。
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
72E4式ビームライフル「ジンライ」は、グリップを引き出して持たせます。
エクリプスの主要武装で、両腰に搭載されています。
ちなみに手首パーツ(武器持ち手の4本指)内の凹凸とあわせるようにして持たせるため、保持力が高いです。
ジンライで攻撃!
ヒザを着いて。
マウントするには「サイドアーマーの凹」と「ジンライの凸」を合わせます。ガッチリと接続されます。
ビームライフルのグリップを引き抜く事で、72式ビームサーベルが再現できます。
専用のビーム刃も2本付属するぞ!
72式ビームサーベルを構えるエクリプスガンダム!
アクション!
両腕には、PS-02ビームシールドを装備しています。
ジョイントパーツにより繋がれており、細かく可動するうえ裏側の色分け・モールド量も申し分ないクオリティです。
上下を引き出し、エフェクトパーツを取り付ければアームソードも再現できます。
襲いかかるエクリプス!
そして本キットの特徴ですが、「MG エールストライクガンダムVer.RM」に同梱するエールストライカーを無改造で装着できます。
※別売りのためご注意を
エールエクリプスガンダム状態でパシャリ。
カッケェ!(>ω<;)
そしてなんと、「MGランチャー/ソードストライクガンダム」に付属するランチャーストライカーとソードストライカー、「MGフォースインパルスガンダム」に同梱するフォースシルエット、「MGガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)」に付属するガナーウィザードとも互換性があります。
↑の専用ジョイントパーツを使う事によりアレンジできるので、非常にカスタム性の高いMGに仕上がっている模様。
フォースシルエットを装備した状態がこちら。
基本、ストライカーパック以外は↑のように、一部背中のパーツを外して再現します。
ドドン。ガナーウィザードを装着した状態がこちら。
別売りのSEED系MGを所持している方には、嬉しいボーナスパーツになっています。
それではMA形態に変形させてみるぞ!
まずは脚部まわりを動かし、先端を閉じます。
腰を曲げ、サイドアーマーや肩周りなどを動かし……
頭頂部のパーツを引き出してから回転させ、頭部を押し込みます。
腰の後ろのパーツを外し、↑枠のMA形態用スタンドパーツをはめこみます。
そして完成したMA形態がこちら。
画像ではだいぶ端折りましたが、かなり複雑な変形ギミックで組み立て書とにらめっこしながら30分以上はかかりました……(*ノェノ;)
横から。慣れれば問題ないと思いますが、ちょっと言葉では説明できないような複雑な変形ギミックになっていたので、気軽には切り替え不可だと思った方がいいです。
後ろから。組み立て書の解説にも書かれていましたが、「他の可変モビルスーツとは一線を画する独自の変形機構」との事。
MA状態での最高速度は、音速を超えるそうです。
突撃!
ちなみに、MA形態の状態でもエールストライカーなどと互換性があります。
フレーム流用元のMGフリーダムガンダムVer.2.0と比較。
本キットのリデコキット、MG 1/100 エクリプスガンダム2号機と比較。
2号機は、プレミアム・バンダイ限定品です。
違いは成形色のほか、
頭部と
武装です。
ただ、2号機の方には今回の頭部や武装も同梱するので、成形色こそ違うものの両方再現できたりします。
プレバン限定にはなりますが、色が気にならないかつより多くのパーツが欲しい場合は、2号機の方がオススメです。
MG エクリプスガンダムの感想
ということでMGエクリプスガンダムのご紹介でした。
フレームは流用されているものの、さすが2021年中頃に発売された新作MGというだけあり非常にクオリティが高いです。
パーツ分割での色分けの良さはもちろん、見えづらいパーツにも裏打ちパーツが使われておりモールド量も多いです。
可動域も広く、変形ギミックや別売りストライカー/シルエット/ウィザードにまで対応している事から遊びの幅が広いガンプラに仕上がっていると思いますぞ。
注意ポイントはMGフリーダムガンダムVer.2.0と同様「足の付け根に接続する股間軸パーツ」で、可動ギミックを重視した細身のジョイント軸になっている事から破損にはご注意といった感じです。
ここ最近組んだガンプラの中でも、組み終えたあとの満足感はかなりありました。エクリプスのデザインが好みのモデラーさんには、めちゃめちゃオススメだよ……!(>ω<)
以上、「MGエクリプスガンダム」のガンプラレビューでした!