今回は「MG 1/100 RX-78-2ガンダム Ver2.0」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムに登場するRX-78-2ガンダムの、MG Ver.2.0版をご紹介。
2008年発売。
TVアニメに登場するガンダムを意識したデザインで立体化されているのが最大の特徴で、アウター式可動を取り入れた「フルアクションインナーフレーム」を搭載。コア・ファイターを組み入れた状態で多少腰をひねれたり、上下の可動を実現しています。
ガンダム・ハンマー、ビーム・ジャベリン、スーパー・ナパームといった特殊な武装も付属。
という事で、MG 1/100 RX-78-2 ガンダムVer.2.0を他モデルとの比較を含めてレビューしていきたいと思います!
MG 1/100 RX-78-2ガンダム Ver2.0
2008年発売のMG Ver.2.0版。時期的には2005年に発売された「MG Ver.ONE YEAR WAR 0079版」と、2013年に発売された「MG Ver.3.0版」の間に発売されたガンダムです。
まずは最初のMGである「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム」「MG 1/100 RX-78-2 ガンダムVer.3.0」と比較してみます。
※最初のMGは塗装済(大昔、超初心者の頃に塗装w)
まずはパッと見で、それぞれデザインが大きく異なっているのが見て取れます。
アップで比較。「今から買うならVer.3.0かオリジン版で良くね?」と思われがちですが、Ver.2.0は「TVアニメに登場するガンダムの意匠を徹底」しているのが特徴です。
脚部を比較。このようにVer.2.0はアレンジが少なく、ディテールもあえて少なめに作られています。
人によっては、Ver.2.0が一番好みの方もいそうですね。
より最新のVer.3.0の方が気になる方は、↓のレビューからどうぞ。
それでは今回のVer.2.0を見ていきます。
デカール類は「ホイルシール」「マーキングシール」「ガンダムデカール(ドライデカール)」の3種類が付属します。
1/100のアムロフィギュアは、私服姿とパイロットスーツの2種類が付属します。
そして完成したMG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0がこちら。
ご覧のように、落ち着くフォルムで立体化されているぞ……(*´ェ`*)
装甲色ブルーが、レトロな薄めのブルーで再現されています。
いかがでしょうか。アレンジ・モールド量ともに少ないものの、ショボさを感じないMGらしい存在感で立体化されています。
2008年製という事もあり組む前はあまり期待していなかったのですが、組み終えると今のガンプラ目線でも通用する立ち姿にびっくりました。
それでは各部細かく見ていきます!
コア・ファイターがこちら。色分けは優秀です。
キャノピーは無色のクリアパーツが使われていて、開閉可能。
中に座った状態のパイロットフィギュアを乗せます。下部に無色クリアの専用台座を取り付ければ、浮かせた状態で展示できます。ただ、ランディングギアは付属しません。
コア・ファイターを折りたたみ、ガンダム内部に組み込みます。
ガシャコン!これでガンダムの完成です。
やり方が悪いだけかもしれませんが、ガッチリと接続されるわけではなく、多少上に乗ってる感はあります。(気になるほどではありませんが)
コクピットシャッターは上へ開きます。また、コクピットブロック自体を開くこともできます。
可動域は最初のMGやVer.Kaなどからかなり進化していて、手足は大きく開きます。
顔を上げる動作も得意です。
手足の関節も大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
コア・ファイターを組み込む構造ですが、腰はある程度撚ることができます。
頭部をアップで。TVアニメの印象を裏切らない、アレンジ少なめの優しめな顔付きがタマリマセン……w
MGらしく、フェイスマクスなどは開口されています。
横、後ろから。合わせ目はなく、アンテナ先端もデフォルトで尖っています。
中はこのようになっていて、バルカンや隈取りなど細かく色分け済みです。
ツインアイとトサカ前後のみ、シールです。
胴体をアップで。胸部インテーク内部の黄色いフィンは、地味に可動します。
胴体の上部はこのようになっていて、外装を被せてしまえば見えなくなるような部分もシリンダーが連動して可動するようなコダワリの作りです。
ランドセルは、Ver.Kaなどと違うシンプルなデザイン。
このあたりも、TVアニメを意識したような作りです。
腕部をアップで。ハンドパーツは、指可動タイプのみが左右分付属します。
腰部。中央のV字も色分け済みです。
腰アーマーはそれぞれボールジョイント接続で、細かく可動。↑枠のジョイントパーツを噛ませれば、アクションベース系に対応します。
シンプルな脚部。合わせ目はありません。
TVアニメに寄せた、潔いシンプルなデザインで再現されています。
ヒザを曲げた際に露出する関節パーツは、シリンダーが伸縮する細かな構造です。
シンプルなデザインながら、足裏はグレー部分が細かく色分けされています。
「アムロ、いきまーす!」
ガンダム、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ビーム・ライフルは、手首パーツ内とグリップの凹凸を合わせて持たせます。
Ver.3.0ほど、ガッチリとは保持できません。
戦場に現れるガンダム!
「見える!」
ビーム・ライフルで攻撃!
振り返り撃ち!
フォアグリップは可動し、手を添えるように両手で構えることができます。
ビーム・ライフルに、スーパー・ナパームを組み込むこともできます。
このあたりもVer.2.0版の特徴です。
スーパー・ナパームで攻撃!
いい感じ……。
ハイパー・バズーカのグリップ部は引き出すことができ、違和感なく構えることができます。
バズーカをぶっ放すガンダム!
ビーム・ライフルとハイパー・バズーカは、腰部リアアーマーにマウントできます。
シールドは、グリップが可動します。
背中に取り付けることができるほか、シールド裏側にビーム・ライフルをマウントすることもできます。
ビーム・サーベルを抜刀!
サーベルのグリップには凹穴が空いていて、手の平の凸と合わせるように持たせますが、保持力はかなり弱いです。
このあたりがVer.2.0の弱点と言えそうです。
そしてこちらがVer.2.0の売りの一つ、ビーム・ジャベリン。
初代MGや後続のVer.3.0、オリジン版にも付属しない貴重な武器が付属します。
突き!
ジャベリンの先端パーツは、無色クリア成形です。
気になる方は、クリアピンクで要塗装。
「ガンダムハンマーってなんだ?」
ガンダム・ハンマーも付属します。こちらもVer.2.0の売り部分だぞ!(>ω<)
アップで。チェーンは半完成品です。
ちょっと持たせづらいのはご愛嬌といったところ。
ガンダム・ハンマーを振り回すガンダム!
「だから、おだてないでくれ!」
最後に、今主要なMGの「MG Ver.3.0」「MG GUNDAM THE ORIGIN版」と比較。
ご覧のように、今回のVer.2.0版はTVアニメを意識したモールド少なめなデザインで立体化されています。
より新しい1/100スケールのガンダムレビューは、↓からどうぞ。
「チッ、外したか!またブライトさんがうるさいぞ!」
MG 1/100 RX-78-2ガンダム Ver2.0の感想
ということでMG版ガンダムVer.2.0のご紹介でした。
最新アレンジされているVer.3.0やオリジン版などと違い、Ver.2.0はTVアニメ風スタイルのファン向けキットといった位置付けです。
「スーパー・ナパーム」「ビーム・ジャベリン」「ガンダム・ハンマー」がついてくるのもポイント高し。(Ver.3.0には付属せず)
武器の保持力が弱いなど弱点もありますが、意外と動くし今のガンプラ視点で見ても古臭さを感じないクオリティで立体化されていると思います。
1/100スケールのガンダムは数があれど、今でも選択肢に入るRX-78-2だと思うので、好みにあわせてチョイスしてみてくださいね。
ちなみに現時点で、個人的にはVer.3.0を推しておきます……(*_*)(オリジン版もいいですが)
以上、「MG 1/100 RX-78-2ガンダム Ver2.0」のガンプラレビューでした!