今回は「MGパワードジム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場し、ディック・アレンが搭乗するパワード・ジムのMG版をご紹介。
2016年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
MG 1/100 ジム改のランナーをベースとしつつ、「胸部アーマー」「腰部フロント・リアアーマー」「アンクルアーマー」「バックパック」「ショック・アブソーバーユニット(膝)」などの特徴的な部位が、新規造形で付属します。
ということで、MGパワードジムをレビューしていきたいと思います!
MG 1/100 パワード・ジム
プレバン限定の、MGパワードジムさん。
2016年発売とそこまで古くはないのですが、実際は2002年発売のMG 1/100 ジム改がベースキットになっているため、レトロ感を感じるMGになっている点はご注意を!(>ω<)
ただ、新規造形箇所は結構多いです。
ホイルシールと、水転写デカールが付属します。
1/100パイロットフィギュアをアップで。
今回は付属するハイパー・バズーカのために、一部MG 1/100 ガンダムMk-II Ver.2.0のランナーも付属するため、余剰パーツがかなり出ます。
バズーカのためだけに、パーツがこんなに余るよ……(*´ェ`*)
そして完成したMG 1/100 パワード・ジムがこちら。
前述したとおり2002年発売の古いMGジム改ベースということで、本キットが発売された2016年の目線で見ても古さを感じるレトロMGクオリティで立体化されています。
ただ各部装甲がところどころ新規造形になっているので、お得感はある内容といった感じです。
昔のMGベースらしい、モールド少なめの作中寄りなイメージで立体化されています。HGを1/100スケールにでかくした、という表現が適しているかも。
ABS樹脂は使用されていない従来のプラ+ポリキャップ構成になっているので、塗装はしやすいモデルに仕上がっています。
推力が増強された複数箇所のスラスターや噴射ノズル、タンクを内蔵した基部など、迫力のあるバックパックも特徴の一つです。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はぶっちゃけ狭いですw
肩は前後に動かず、足の付け根は昔ながらのボールジョイント接続のため開脚範囲も広くありません。
腕関節は二重関節構造で、大きく曲がります。
膝も90度ほど曲がるため、少し無理はでるものの一応ヒザ立ち可能です。
頭部をアップで。メインカメラには、無色のクリアパーツが使われています。
頭部は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ますがモールドっぽく見えます。
※設定画ではモールドなし
ダクトを4箇所備えた、特徴的な胸部アーマーがこちら。
コクピットブロックは開閉します。
中はこんな感じになっていて、
このように上半身と下半身を接続させる仕様です。
ただ、この構造のおかげで腰を撚る動作は苦手です。
上から。肩部はシンプルな接続構造になっていて、前後には動きません。
腕部をアップで。肩内部ブロックに合わせ目が出ます。
ハンドパーツは、指可動タイプのみ付属します。
バックパックの色分けは優秀で、左側にはビーム・サーベルを1本マウントすることができます。
腰部フロント・リアアーマーは新規造形です。
今回アクションベース用のジョイントパーツは付属しないので、スタンドに展示するにはアクションベースの挟み込み用パーツを使用することになります。
脚部は側面に合わせ目が出ますが、モールドに見えなくもないようになっています。(※設定画ではモールドなし)
足裏に肉抜きはなし。ヒザまわりのショック・アブソーバーユニットと足首のアンクルガードが新規造形です。
「くっ、死角を突いてくるとはな」
ディック・アレン中尉、パワード・ジムで出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
シールドは、窓が無色のクリアパーツになっています。
また、裏側にはビーム・サーベルのグリップを2本マウントできます。
シールドと腕をつなぐジョイントパーツは、2種類付属します。(横に付けるか後ろに付けるかで選択可能)
ガッチリと装着できるので、ポロリの心配はありません。
ビーム・スプレーガンは、銃口こそ別パーツになっていますが左右はめ込み式で、合わせ目が出ます。
指を引っ掛けることができるので、比較的安定して持たせることができました。
ジャキッ……。
ヒザを着いて射撃。
ビーム・スプレーガンは、腰部サイドアーマーにマウント可能です。
ブルパップ・マシンガンも、合わせ目あり。
ただ、こちらも人差し指を引っ掛けることができるので安定して保持することができます。
アクション!
前後のバレルパーツなどを組み替えれば、ジム・ライフルを再現することもできます。
「一撃で御陀仏だ!」
バレルパーツなどは、専用パーツを使うことにより腰部リアアーマーにマウントできます。(MGジム改と同じ仕様)
ハイパー・バズーカはグリップが可動するので持たせやすくはありますが、人差し指を引っ掛けないので保持力は弱めです。
このハイパー・バズーカのために、MG 1/100 ガンダムMk-II Ver.2.0のランナーが数枚付属します。
ハイパー・バズーカをぶっ放すパワード・ジム!
ハイパー・バズーカも、腰部リア側にマウントできます。グリップは折り畳めます。
ビーム・サーベルを抜刀!
「フッ、性能差を見せつけてやるとするか!」
ビーム刃も、2本付属します。
地味な部分ですが、一応ご報告。余剰パーツのジム改のバックパックを、無理やり取り付けることができました。
HGUC 1/144 パワード・ジム(微塗装+小加工済)と比較。
HGUC版は2006年発売ということで、MGはHGの約10年後にリリースされました。とはいえ、今回は2002年発売のMG 1/100 ジム改のリデコキットとなっているため、HGUC版の方が新しいガンプラだったりします。
HGUC版は、一般で発売されています。

MG 1/100 パワード・ジムの感想
ということでMGパワードジムのご紹介でした。
新規造形パーツは多いものの、基本の骨格部分や共通の装甲部分が2002年発売のMGジム改ベースになっているので、古いMG仕様になっている点はご注意を。
特に可動域に関しては、期待しない方がいいですw(*ノェノ)
モールドの量があっさりしているため好き嫌いが分かれるかもしれませんが、立ち姿に関しては普通にかっこいいのでフル塗装で仕上げればかなりかっこよくなるポテンシャルは秘めていると思われ。
何より、プレバンのMGでありながらお値段が3,300円(税込)ということで、マイナス評価は無しでいきたいと思います。
以上、「MG 1/100 パワード・ジム」のガンプラレビューでした!