今回は「RE/100 ガンキャノン・ディテクター」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムUCに登場する、ガンキャノン・ディテクターをご紹介。
2018年発売。
ラプラス事変時の、トリントン基地に配備されていた濃紺カラーのガンキャノン・ディテクターが1/100スケールにて再現されています。
腰部と脚部の可動ギミックにより、砲撃形態が再現可能。
という事で、RE/100ガンキャノン・ディテクターをレビューしていきたいと思います!
RE/100 ガンキャノン・ディテクター

初のキット化となるガンキャノン・ディテクターさん。
今回の特徴は、機体色が赤かったZ-MSV版ではなく、ガンダムUCに登場した姿で立体化されている点です。
カラーのみならず、「顎部前面装甲」「イヤーマフ(耳当て)」「ヒザ下部内側の装甲」「ビーム・ライフル」がUC版の形状で再現されているのが特徴です。
※ちなみにZ-MSV Ver.はプレバンで発売↓

こちらがホイルシールとマーキングシール。
メインカメラやバックパックに貼る緑のホイルシールですが、ここはクリアグリーンのパーツになっているため「貼るか貼らないかはお好みで」仕様になっていました。

付属品一覧がこちら。
※「専用ビーム・ライフル」「170mmキャノン砲」「アクションベース用ジョイントパーツ」「余剰パーツ3つ」
嬉しいのは、劇中で隣にいたネモ(ユニコーンデザートカラーVer.)が装備していた170mmキャノン砲が付属する点です。
余剰パーツは、肩部装甲のジョイントパーツのみ余る感じです。

そして完成したRE/100ガンキャノン・ディテクターがこちら。
機体設定的にはMSA-005メタスのムーバブル・フレームを流用し、砲撃戦仕様として開発された経緯がある事から、ガンキャノンとメタスを混ぜたようなデザインになっているのが特徴です。
※ちなみにメタスの型式番号はMSA-005、ガンキャノン・ディテクターはMSA-005Kだったりします

RE/100シリーズの長所が散りばめられており、フレームレス構造でありながら可動域が広く、適度なパーツ数かつKPSを多用しているためサクサクとスピーディに組み上げる事ができました。

後ろ姿もめちゃめちゃかっこいいぞ……。
それでは各部細かく見ていきます!

可動域は広く、手足は大きく広がります。
顔を上げる動作もそこそこ得意です。

つま先を動かせるので、キレイにヒザ立ち可能です。
腕関節はデフォルトでは90度弱しか曲がりませんが、引き出せば可動範囲がアップします。(後述)

腰回りがスッキリしているため、上半身は360度回転します。
全体的に見て、可動域は広いです。

頭部のメインカメラはクリアグリーンのパーツが使われており、60mm頭部バルカン砲は内部からパーツが露出する形で色分けされています。
Z-MSV版とは形状が異なる部分は、顎部前面装甲とイヤーマフ(耳あて部)です。

頭部は前後はめ込み式で、側面から頭頂部にかけて合わせ目が出ます。

胴体も前後はめ込み式で、側面と上部に一部合わせ目があります。
色分けは優秀です。少なめなパーツ数でここまで色分けされているのが、RE/100シリーズの売りといったところですね。

肩は前方向への可動に優れています。
上から見た場合、頭部以外は↑枠の胴体上とバックパックに合わせ目が出ます。

右肩のビーム・ガンは可動します。
肩の装甲裏は裏打ちパーツで色分け済みで、モールドも刻まれています。

左肩の装甲をアップで。両肩とも肩球体を挟み込むようにして取り付ける仕様で、可動します。

腕部の合わせ目は、肩の球体のみです。
腕はメタスよりもガンキャノン風味が強い部分ですね。

肘のパーツは地味に可動します。

前腕部は引き出し構造になっていて、広い可動範囲が確保できます。
90度弱しか曲がらなかった腕関節が、90度以上曲がるようになります。

腰部。サイドアーマーはモモ側面に取り付ける構造で、可動します。

脚部は足裏以外合わせ目がありません。
ヒザ裏の動力パイプには、軟質素材が使われています。
Z-MSV版と違うところは、ヒザ下部内側の装甲部分です。

ヒザ関節は90度以上大きく曲がり、露出するフレームには合わせ目がありません。
ヒザ先端のパーツは可動式です。

また、つま先とカカトは大きく折りたたむ事ができます。
足裏はグレーで色分け済みですが、中央に少しだけ合わせ目アリです。

股下には、アクションベース用のジョイントパーツを取り付ける事ができます。

ビーム・キャノンはボールジョイント接続で、前後に柔軟に可動します。

後ろ側には、一部クリアグリーンのパーツが使われています。

前から。↑枠の砲口は開口されていないので、ここが本キットで一番手を加えた方がいい部分だと思いますぞ。

ガンキャノン・ディテクター、出撃!

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

ビーム・キャノンをぶっ放すガンキャノン・ディテクター!

専用ビーム・ライフルはかなり独特な形をしています。
ここもZ-MSV版とは一部異なる形になっています。

アクション!

ビーム・ライフルで攻撃!

可動域が広いな……(*_*;)フレームレス構造でここまで動いちゃうのが、単純にスゴイです。

フロントアーマーを腰部下方に展開し、後ろのメタスフレームに接続すれば砲撃形態が再現できます。

つま先が倒れるので、安定して接地ポーズが可能です。

砲撃形態でパシャリ。

そして本キットの売りの一つ、170mmキャノン砲がこちら。
劇中でトリントン基地のネモが使用していた武器ですが、ガンキャノン・ディテクターに装備させる事もできます。

170mmキャノン砲で攻撃!

この武器はMGネモに対応しているので、ネモに持っていくのがオススメだよ……(*´ェ`*)
ちなみに当時プレバンでMG ネモ(ユニコーンデザートカラーVer.)が発売されていましたが、170mmキャノン砲は同梱しないので一般販売のMGネモを塗装+本キットの170mmキャノン砲を使って再現する方がお手軽だと思いますぞ。

最後に、同じMSA-005系のHGUC 1/144 メタスとディスプレイ。


RE/100 ガンキャノン・ディテクターの感想
ということでRE/100 ガンキャノン・ディテクターのご紹介でした。
適度なパーツ数でサクサクと組み上がるうえ、フレームレス構造ながら高可動・色分け良好とかなりの優良ガンプラに仕上がっています。
手を加えるとしたら、開口されていないビーム・キャノンの砲口部分だと思います。また、経年で股関節の強度が弱まりそうな気もするので、気になるモデラーさんは要調節といった感じ。
目立つ合わせ目は頭部と肩部ぐらいなので、素組み派モデラーさんにもオススメです。というか不満点が少ないガンプラに仕上がっていると思うので、誰にでもオススメです。
RE/100シリーズっていいよね……。
以上、「RE/100 ガンキャノン・ディテクター」のガンプラレビューでした!
























