今回は「1/100 ガンダムバルバトス」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズに登場し、三日月・オーガスが搭乗するガンダムバルバトスの1/100スケールをご紹介。
2015年発売。
内部にガンダム・フレームを使用しており、抑えられたパーツ数ながら迫力のあるバルバトスが再現されています。
という事で、1/100ガンダムバルバトスをレビューしていきたいと思います!
1/100 ガンダムバルバトス
1/100スケール・ガンダムバルバトスのボックスアート。
鉄血の1/100スケール第一弾となるバルバトスですが、MGやHGシリーズと同様にガンダムフレームに外装を被せていく形で組み上げます。
そしてMG・HGと違い、組み立て書の指示ではフレームを全て組み上げてから外装をかぶせていく順番になっているのが特徴です。
ボックス側面。
HGよりは色分けされているものの、ホイルシールの量は多いです。
ゴールドのシールはフレームに貼る用で、他はピンクのラインや滑空砲の白い部分を補うものが中心です。
マーキングシールは同梱しません。
付属品一覧がこちら。「太刀」「滑空砲」のほか、バックパックと滑空砲を繋ぐジョイントパーツなどが付属します。
手首パーツは「武器持ち手」「平手」が左右分付属。
ご覧の通り、大型メイスは付属しません(*ノェノ)
ガンダムフレームがこちら。1/100スケールなだけありHGよりもディテールが細かくなっており、上半身を動かすと腰のシリンダーが伸縮するなど凝った作りをしています。
バストアップで。HGと違い、ツインアイ自体がパーツ段階で色分けされています。
ただ、クリアパーツではありません。
背部。「外装をかぶせると見えなくなる部分」も作り込まれており、ゴールドのシールを貼って再現します。コダワリを感じる部分ですね。
フレーム構造なだけあり、中々良く動きます。
カチャカチャ……。それでは外装をかぶせていくぞ!(>ω<)
そして完成した1/100ガンダムバルバトスがこちら。
基本的にはガンダムフレームに外装を着け加えていくだけですが、頭部アンテナのみ交換します。
スケールが上がった事で、フレームをはじめ外装部分もHGよりディテールアップしています。
ただMGほどの色分け・モールド量は実現しておらず、最近で言うRE/100に近いパーツ数、作り込みといったところ。
もちろんHGよりはパーツ数が多いですが、気軽にサクサク組み上げる事ができるのでMGはちょっと……というモデラーさんにはオススメだと思います(*´ェ`*)
背部には「太刀」「滑空砲」をマウント可能。
それでは各部細かく見ていきます!
腕は水平以上、足は水平まで広がります。
接地性が高く、↑のように90度傾ける事ができますが、動かしていてちょっと無理矢理感があったので仕様外かもしれません。(動くだろ!と結構強引に曲げてますw引っかかる部分がありますので、破損にはご注意を)
デザイン上キレイに立ち膝はできませんが、各関節は大きく曲がります。
腰を撚ると干渉する部分があります。そのままではまわりませんが、上半身を少し引き上げてから戻せば一応真横を向かせる事ができます。
頭部をアップで。頭部の色分けは非常に細かく、「ツインアイ」「口周辺」「頬の黄色い部分」もパーツ段階で色分けされています。
横から見るとめちゃめちゃ悪そうなバルバトス顔wHGよりもイケメンフェイスで立体化されているのではないでしょうか。
頭部フレームは左右はめ込み式で、頭頂部・後頭部に合わせ目が出ます。
顔を超アップで。かなりよく出来ているな……。
胴体。基本的な色分けはできていおり、合わせ目も出ません。ただ、ピンクのラインはシールで色を補います。ラインのモールドは造形されています。
上半身は前後にある程度可動します。ちょっと写真では見えづらいですが、動かすとお腹フレームのシリンダーが伸縮する凝った作りをしています。
バックパックにはダボ穴が2つ空いており、ジョイントパーツを介し太刀・滑空砲をマウント可能です。(このあたりは後述)
肩の色分けは残念で、ピンクのラインだけではなく黄色いフチもシールになっています。
ショルダーアーマーは上へ大きく広がり、腕可動の邪魔にならない作りをしています。
肩は一部前後はめ込み式で側面に合わせ目が出ます。
が、腕自体は細かくパーツ分割されており合わせ目が出ない構造です。HGより進化しているのが見て取れます。
肘関節は90度以上曲がります。
肘にもシリンダーが造形されており、露出した部分のディテールが細かく見栄えがとてもいいです(*´ェ`*)
腰回りの色分けは優秀です。フロント・サイドアーマーともに大きく広がります。
リアアーマーは固定式です。
脚部はヒザを曲げるとフレーム部の合わせ目が露出しますが、ご覧のようにほとんど目立たない位置にきます。
その他、合わせ目は出ません。ピンクのラインはシールで色を補います。
足裏に肉抜きはありません。股下に合わせ目が出ますが、こちらもほとんど目立たずといったところ。
太刀と滑空砲をマウントした状態がこちら。
太刀は専用のジョイントパーツを介しマウント、滑空砲はそのままダボ穴に取り付ける事ができます。
太刀は手首パーツ内の凹凸と合わせて持たせるため、ガッチリと保持されます。
太刀自体は2パーツのシンプルな作りです。
太刀を構えるバルバトス!
それではアクションポーズいってみます!
平手パーツは左右分付属します。ちなみに、左手にも太刀を持たせる事ができます。
両手で。肩周りの可動範囲が広いので、違和感なく両手で構える事ができます。
滑空砲を取り付けてみます。バックパックのパーツを差し替え、専用のジョイントパーツを噛ませます。(ちなみにジョイントパーツは左側分も付属)
展開させた滑空砲を接続。
滑空砲は1色成形で、白い部分は全てシールで合わせ目も出ます。
ジョイントパーツはボールジョイント接続ですが、接続強度は緩いです。
あとは滑空砲のグリップを握らせれば……
滑空砲、展開完了です。
滑空砲で砲撃するバルバトス!
滑空砲自体の展開ギミックは良く出来ており、「こうやって展開させるのか」と非常に納得の作りをしていました。
別売りの1/100グレイズ(一般機/指揮官機)に同梱するパーツと本キットを使えば、ガンダムバルバトス第1形態と
第2形態を再現する事ができるぞ!
MGガンダムバルバトス(右)と比較。
1/100 ガンダムバルバトスの感想
ということで1/100 ガンダムバルバトスのご紹介でした。
色分け・合わせ目の少なさ・ディテールがHGより向上しているものの、ピンクのラインや滑空砲の白い部分などシールを多用する作りです。「肩のフチ(黄色い部分)」「滑空砲」は部分塗装推奨かもしれません。
一番の特徴は抑えられたパーツ数ながら1/100スケールでフレーム構造を実現している点と、滑空砲の展開ギミックが良く出来ている点。
逆に、弱点は大型メイスが付属しない点です。
無印1/100スケールの利点で、組み上げるのに難しい箇所がなくサクサク組めるのが特徴でもアリ。MGはフレームを組み上げるだけでも難易度が少し高めなので、MG組むのはキツイかもというモデラーさんにはオススメだと思います!
以上、「1/100 ガンダムバルバトス」のガンプラレビューでした!