今回は「1/100 フルメカニクス ガンダムヴィダール」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズに登場するガンダムヴィダールの、1/100スケール フルメカニクス版をご紹介。
2016年発売。
腰部バインダーにレールスライドギミックが搭載されており、6本の刀身は全て差し替え可能。
アニメでは描ききれないメカニカルな造形になっており、メカデザインを担当する形部一平氏が描き下ろしたディテールが盛り込まれたガンプラに仕上がっています。
という事で、1/100ガンダムヴィダールをレビューしていきたいと思います!
1/100 フルメカニクス ガンダムヴィダール
ガンダムバルバトスルプスに続き、フルメカニクス第2段として発売されている1/100ガンダムヴィダール。
非MGながら、鉄血系キットの特徴でもあるガンダムフレームを採用している事からMGに近いクオリティのガンプラに仕上がっています(*´ェ`*)
ホイルシールがこちら。量は少ないです。
ゴールド部分は全てガンダムフレームに貼るもので、黒いものはエイハブ・リアクターの一部の色を補うものになっています。
付属品一覧がこちら。
※「ハンドガン×2」「ライフル」「バーストサーベル」「手首パーツ×6」「各種余剰パーツ」
ガンダムヴィダールの装備する、一通りの武装が同梱します。
こちらがガンダムフレーム状態。
組み立て書の順番も、先にガンダムフレームを組み上げてから外装パーツをかぶせていく形です。
後半にいくにつれて、組むのが更に楽しくなってくるよ……(*´ェ`*)
アップで。ピンク色のツインアイは、内部からパーツが露出する形で色分けされています。
そして完成した1/100 フルメカニクス ガンダムヴィダールがこちら。
人気キット?だからかわかりませんが、店頭に置いてない事が多いのでやっと入手できました……(*_*;)
ご覧の通りパーツ分割での色分けは超優秀ですが、外装ブルーは設定画よりも濃いブルーになっているのが特徴です。(HGIBOと同じく)
↓形部さんのイラスト
遂に機動!HG「ガンダム ヴィダール」は来週12/3(土)発売です。何卒よろしくお願いいたします。 #g_tekketsu https://t.co/RaaDwKxUId pic.twitter.com/XPvA7RPs99
— 形部一平 (@ippeigyoubu) November 27, 2016
最近のガンプラとしては珍しく、成形色の色合いが結構違う点はご注意を。
造形・プロポーションについては完璧ではないでしょうか。
ガンダムフレームの恩恵もあり接地性も優秀で、立たせておくだけでもかなり見栄えがいいです。
また、色分けが優秀なので今回は素組み派モデラーさんにもかなりオススメだと思います。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、腕は大きく上がり開脚も得意です。
デザイン的にヒザ立ちは苦手ですが、腕関節は180度近く・ヒザ関節は90度ほど曲がります。
上半身は360度回転。
顔を上げる動作のみ標準的ではあるのですが、全体的に見て可動域は広いです。
頭部をアップで。ツインアイがパーツ段階で色分けされているため、非常に見栄えがいいです。
アンテナ中央の細かなグレー部も、別パーツで色分け済みです。
頭部(グレーのフレーム部分)は左右はめ込み式で、後頭部に合わせ目があります。
胴体をアップで。動かしていると↑中央の白いパーツが少し外れやすかったので、ここは接着してしまってもOKかと思います。
上半身を前後に動かすと、腰部左右のシリンダーが連動して動きます。
ショルダーアーマーのサイドアーマーは可動します。
上から見た場合、「頭部」「ショルダーアーマー」「バックパックまわり」の合わせ目が見えます。
※ショルダーアーマーはパーツの端部分にくるので、そこまでは目立たず
背部パーツはボールジョイント接続で、柔軟に可動します。
中央のエイハブ・リアクター(シャインレッド)部分にのみ、一部シールを使います。
腕は前腕部前後にちょこちょこと合わせ目が出ます。
手首パーツは「平手」「ハンドガン/ライフル持ち手」「バーストサーベル持ち手」が左右分、計6つ付属します。
※平手以外の甲パーツは付け替える必要アリ(甲パーツが2つしか入っていないため)
腰部は細かなシャインレッド部分も色分けされており、内側にはハンドガンがマウントできます。
着脱はHG版ではオミットされていたので、1/100ならではの売り部分と言えそうです。
腰部左右のバインダーには刃が3本(×2)収納されています。
バインダー自体は一部モナカ構造のため、合わせ目が出ます。
ここも1/100版特有の部分で、上下のパーツは開閉します。
脚部は一部合わせ目が出ます。
足を曲げた際のフレーム部分にも合わせ目あり。
スラスター内部のシャインレッドは別パーツで色分けされているため、非常に組みやすいです。
足裏に肉抜きはなく、モールドが刻まれています。
股下には合わせ目あり。本キットにアクションベース用のジョイントパーツは同梱しないため、スタンドに展示する際は別途アクションベース1の股間止めタイプ(BA3-B1⑧)が必要になります。
「さあ、お前の待ち望んでいた戦場だ」
ガンダムヴィダール、出撃!
それでは武装を切り替えつつ、アクションポーズいってみます!
ライフルから。一応5パーツ使われていますが、合わせ目は出ます。
ライフルで攻撃!
スコープがちゃんとピンクで色分けされているのがいい感じです。
ライフルは腰部バインダーの3箇所から、好きな位置にマウントする事ができます。
シンプルなプラ同士の凹凸接続ですが、保持力は高いです。
足部ハンターエッジはつま先、カカトともに展開します。
アインキック!
カッケェ!(>ω<;)
ハンドガンを持たせてみます。
ハンドガンは2パーツ構造で、合わせ目アリです。
ハンドガンを構えるガンダムヴィダール!
アクション!
そしてここが本キットの目玉とも言うべき、バーストサーベルの抜刀ギミック部分です。
バインダーにはレールスライドギミックが搭載されており、刃を取り付けたあと↑のように抜刀姿勢が再現できます。
ガンダムヴィダール、バーストサーベルを抜刀!
腰部左右に6本ある全ての刃に対応しています。
恐ろしくかっこいいぞ……(涙
飛びかかるガンダムヴィダール!
突き!
HGガンダムヴィダール(塗装済+オプションセット利用)と比較。
HG版は設定画、劇中準拠でフル塗装してみました。
1/100スケールに搭載されている「ハンドガン着脱」「バインダーのレールがスライド」ギミックこそありませんが、HG版も普通に出来がいいのでオススメだよ!
ただ、色分けについては今回のフルメカニクス版の圧勝です。
「火星で再会するとはな。お前の裏切りの全てが始まった、この土地で」
1/100 フルメカニクス ガンダムヴィダールの感想
ということで1/100 ガンダムヴィダールのご紹介でした。
頭部をはじめ肩部・前腕部・脚部・背部・腰部バインダー・武装類と合わせ目の量はそれなりにありますが、色分けはめちゃめちゃ優秀です。
また、HG版では実装されていなかった「バーストサーベルの抜刀ギミック」や「ハンドガンが着脱可能」「腰部バインダー上下のパーツも展開可能」な点から、現状最も出来の良いヴィダールである事は間違いないでしょう(*_*)
装甲色はHG版同様濃いめの成形色になっているので、気になるモデラーさんは要塗装といった感じです!
以上、「1/100 フルメカニクス ガンダムヴィダール」のガンプラレビューでした!