今回は「HG ガンダムアストレイ グリーンフレーム(トロヤ・ノワレ専用機)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYSに登場し、バリー・ホーとトロヤ・ノワレが搭乗した第4のアストレイ、グリーンフレームをご紹介。
2008年発売。
基本的には2003年に発売されたHGレッドフレームの成形色違いになりますが、グリーンフレームの新規パーツとして「ツインソードライフル」が付属します。
おそらくこのページを見に来てくれたモデラーさんはツインソードライフルの部品取りとして見に来てくれた方も多いと思うので、その辺りを中心に解説していきたいと思います!
HG ガンダムアストレイ グリーンフレーム(トロヤ・ノワレ専用機)
コミック風のボックスアート。最近のCGばりばりのパッケージもかっこいいですが、個人的にはこういうノリの方が好きです(*´ェ`*)
そして……
後ろにブルーフレームサードがいるではないか!
サードって各部形状が結構違うんだよなぁ……という事で。
バンダイさん立体化お願いします!
組み立て書のカラーページはコミック風になっています。
グリーンフレームが戦場でどのような戦いを繰り広げたかがわかり、見ていて結構面白いです。
パイロットはトロヤ・ノワレ(←)とバリー・ホー(→)。
ツインソードライフルを装備しているのがトロヤ仕様、武器を取っ払って膝にシールを貼るのがバリー仕様です。
キットでも両形態が再現できます。
ホイルシールのほか、アストレイズのマーキングシールが付属します。
このあたりの内容物が外伝的・およびMSV的キットになっていてお得感がありますね。
そしてこいつがHGアストレイグリーンフレームの新規造形パーツ、ツインソードライフルのランナーです。
グレー1色成形でパーツ数も7個とシンプルな構成ですが、可動ギミックを搭載しているのが長所です。
グリーンフレームらしく、ポリキャップは緑色のものが付属。
武装一覧がこちら。
※ビームライフル、シールド、ツインソードライフル、サーベルエフェクト×2
銃持ち手は右のみ付属します。
そして完成したHGガンダムアストレイグリーンフレームがこちら。
先述したように、成形色とツインソードライフル以外は2003年に発売されたHGレッドフレーム(+ブルー・ゴールド)と同じ形状です。
SEED時代のHGは今のガンプラ基準で見てしまうとプロポーション・形状が甘かったり可動域が狭いものが多いですが、このアストレイは当時からかなり評判が良かった印象。
アンテナのエッジが緩いものの、プロポーション自体は今の目で見てもかなりかっこ良く仕上がっているのではないでしょうか。
両肩裏側など、アストレイらしく内部フレームがむき出しのデザインがめっちゃかっこいいです……(*´ェ`*)
それでは各部細かく見ていきます。
デザイン的要素もありますが、可動域はかなり良好です。
特に肘関節が90度以上曲がる点、足回りの可動や接地性が良好な点は当時のガンプラ基準だと感動ものだったのではないでしょうか。
上半身は360度回転します。
アストレイ特有の奥行きのある頭部。
アンテナ先端の緩さはあるものの、情報量が多いイケメンフェイスで立体化されています。
ただ、イーゲルシュテルン(バルカン)など色はちょいちょい足りません。
頭部は前後はめこみ式で、側面に合わせ目が出ます。
頭頂部や後頭部のセンサーはシールで補います。
基本的な胴体の色分けはできていますが、お腹のグリーン一部などはシールで色を補います。
腰は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。(あまり目立ちませんが、首側面にも合わせ目アリ)
肩の白い装甲は1パーツ成形で合わせ目が出ません。
ただ、肩内部のブロック側面には合わせ目があります。
腕もフレーム部分の全てに合わせ目が出ます。
肩は前後に可動し、腕組みのようなポーズも可能です。
バックパックは形状が細かいですが、さすがに色分けは甘めです。
フロントアーマーの左右グリーン部はシールで補います。
サイドアーマー含め、腰は2パーツの前後はめ込み式になっており側面に合わせ目が出ます。
脚部はニーアーマーやアンクルガードに合わせ目が出ます。
足裏に肉抜きはありません。
ヒザ関節のフレームにも合わせ目アリです。
古めのSEED系HGという事で、股下にアクションベース用の穴はありません。
それでは武器を見ていきます!まずはビームサーベルから。
手首パーツの穴サイズとフィットします。
二刀流!
柄、エフェクトパーツともに2つ付属します。
お次はビームライフル。ライフル下部のフォアグリップは可動しません。
シンプルな3パーツ構造で、合わせ目が出ます。
※ちなみに後発のHGレッドフレーム(フライトユニット装備型)のライフルはフォアグリップが可動します
ライフル+サーベルで。
シールドはおなじみ突起部分をシールで補う仕様です。
シールド自体、基部でロール回転します。
ここまでの武装はレッドフレームなどと同じです。
こちらが本キットの目玉、ツインソードライフル。
↑部分が前方にスライドし、緩みもなく止めたい位置で止まってくれます。
ちなみにこのツインソードライフル、設定色が結構細かいため色は全く足りません。
※グレー、ダークグレー、グリーン、レッド、ホワイトの5色
このあたり、塗装派モデラーさんは重点的な塗装ポイントになると思います。
ツインソードライフルはサイドアーマーにマウント可能です。
結構ガッチリ接続されるので、ポロリの心配はありませんでした。
ツインソードライフルで攻撃するグリーンフレーム!
先端にサーベルエフェクトを取り付けて。
このツインソードライフルがグリーンフレームのアイデンティティだよね……非常にカッコヨイ!(>ω<)
持つ位置を変えれば、サーベルのように扱えます。
斬りかかるグリーンフレーム!
カラーリングといい武器といい、なんとなくゲリラ感を感じますね。
独特の魅力をかもしだしている気がするぞ……(*´ェ`*)
フル装備で。
レオンズ専用アームズアストレイPMCカスタムと交戦!
HGレオンズ専用アームズアストレイPMCカスタムと全身を比較。
同系統の武器、ツインビームスピアを装備するHGUCジム・ストライカーと比較。
レッド、グリーンフレームと比較。
※「HGガンダムアストレイレッドフレーム(フライトユニット装備)」「HGガンダムアストレイブルーフレーム」
HG ガンダムアストレイ グリーンフレーム(トロヤ・ノワレ専用機)の感想
ということでHG ガンダムアストレイ グリーンフレーム(トロヤ・ノワレ専用機)のご紹介でした。
ベースが古めのSEED系HGという事で合わせ目が多いですが、当時ものとしては色分け・可動域が優秀です。
ただ、肝心のツインソードライフルも色分けが甘い1色成形になっており合わせ目も出ます。
素組み派モデラーさんは満足いかない可能性がありますが、手を加えられるモデラーさんにはいじりがいのあるキットになっています。
↑フォーマット違いのアストレイを比較。
本体形状が全く同じ設定なので、
HGレッドフレーム(フライトユニット装備型)のフレームをグリーンに塗装し、ツインソードライフルを持たせて「最新フォーマットのグリーンフレーム」に改造するのもアリかと思います。
余ったグリーンフレーム本体はバリー・ホー仕様で組むとエコだよ!(*´ェ`*)
※バリー・ホー仕様はツインソードライフルを装備せず、憲法家のようなスタイルで戦うのでビルドハンズ等を使用すればOK
立体化に恵まれているレッド、ブルー、ゴールドではなく敢えてこのグリーンフレームを作るというのも凄い楽しいぞ……(*´ェ`*)
以上、「HG ガンダムアストレイ グリーンフレーム(トロヤ・ノワレ専用機)」のガンプラレビューでした!