今回は「HGUCペイルライダー(陸戦重装備仕様)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム外伝ミッシングリンクに登場する、ペイルライダー(陸戦重装備仕様)をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品。
PlayStation3で発売されたゲーム「機動戦士ガンダム サイドストーリーズ」のLimited Editionに同梱していた成形色違いのキットに、新規造形として陸戦用の装備が追加されています。
という事で、HGUCペイルライダーの陸戦重装備仕様を元キットや空間戦仕様との違い・比較を含め徹底的にレビューしていきたいと思います!
HGUC ペイルライダー(陸戦重装備仕様)
EXAMシステムをベースに極秘開発された特殊システム、HADESを搭載しているペイルライダーの陸戦重装備仕様。
ちなみにペイルライダーという名前は、「ヨハネ黙示録に登場する死を司る第四の騎士」が由来となっています(*ノェノ)
組み立て書はプレミアム・バンダイ限定品としては珍しく、通常のカラー仕様です。
ちなみに「ゲーム同梱版」と「空間戦仕様」は普通の白黒組み立て書になっており、何故かこの陸戦重装備仕様のみカラーだったりします。
サイドストーリーズの概要も記載。
ホイルシールの量は多めで、主に胸部やスパイク・シールドを補うものが付属します。
また、「ノーマル時」「HADES発動時」からの選択式になるため、それに合わせ貼るシールを変える仕様です。
付属品一覧がこちら。
※「90mmブルパップ・マシンガン」「180mmキャノン」「脚部ミサイルポッド×2」「ビーム・サーベル×2(+クリアエフェクトパーツ×2)」「スパイク・シールド」「選ばなかった方のバイザークリアパーツ」
豊富な陸戦タイプの武装が付属します。
ちなみに青字は空間戦仕様には付属しない、この陸戦重装備仕様の特徴となる武装になります。
そして完成したHGUCペイルライダー(陸戦重装備仕様)がこちら。
ご覧いただければわかる通り、今のガンプラ目線でも通用するハイクオリティな造形にて立体化されています。
※今回はHADESではなく通常モードで作成しました
装甲色のライトブルーは原作よりちょい明るめな成形色になっています。
バンダイさん……何故ペイルライダーで本気出した……?←褒め言葉w
それでは細かく見ていきます!
可動域は広く、手脚はほぼ水平まで広がるうえ各関節も大きく曲がります。
上半身も360度回転。
柔軟に可動するため、このあたりは最近のガンプラ目線で見ても見劣りしないです。
頭部は頬のダクトやツインアイ、センサーをシールで補います。
両左右の小さなバルカンは細かく造形されていますが、色分けされていないため白で要塗装となります。
アップで。バイザーは↑のグリーンとHADES発動時のレッドからの選択式です。
ツインアイ周辺は広範囲なシールを貼りますが、クリアパーツをはめればショボさを感じなくなる作り。
しかし、アップでも見栄えがいいっす……(*_*)
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部付近と側面に合わせ目が出ます。
胴体側面は段落ちモールド化されているため合わせ目が出ませんが、設定画では肩の付け根周辺はモールドがなかったりします。
アップで。奥まった胸部4箇所のダクト部分にシールを使うため、ここは少し見栄えが悪いです。
上半身は前後・左右と柔軟に可動。
バックパックは合わせ目が出ます。
ちなみにガンダム4号機・5号機と同型だったりします。
肩は胴体内部のポリキャップが露出し、前後に大きく可動します。
肩側面と肩内部ブロック、前腕部に合わせ目が出ます。
腕部ビーム・ガンを装備しており、ここもガンダム4・5号機と同型の武器になります。
腕は二重関節構造で、180度近く大きく曲がります。
フロント・サイドアーマーともに可動。
ビーム・サーベルのマウント方法が独特で、その理由は「ペイルライダーは戦闘継続時間が短いので、MS本体からのチャージ式ではなくチャージ済みのサーベルを装備している」という設定だったりします。
脚部の合わせ目は少ないです。
側面には、一年戦争の連邦系MSでは珍しい脚部ミサイルポッドを装備しています。
「弾切れ後のデッドウェイトを避けるために強制排除も可能だが、この程度の重量増加はペイルライダーには問題ないため標準装備された」そうですw
側面には増加スラスターユニットを装備しています。このあたりの白い部分はシールで補います。
合わせ目はふくらはぎのごく一部に出るぐらい。
足裏はつま先付近に肉抜きがあります。
下から。股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
腕部ビーム・ガンで攻撃!
脚部ミサイルポッドで。
スパイク・シールドを装備させてみます。
ジム・ストライカーと同型のシールドで、
先端のスパイクは伸縮可能です。
ペイルライダー、スパイク・シールドで攻撃!
90mmブルパップ・マシンガンを持たせてみます。
トリガー形状が省略されており、銃持ち手が付属しないのは残念です。
戦場へ現れるペイルライダー!
うっ……カッコ良すぎないかコレ(*´ェ`*;)
ビーム・サーベル抜刀!
二刀流で。
襲いかかるペイルライダー!
カッケェ!!
180mmキャノンを持たせてみます。
設定的には、陸戦型ガンダムが使用していたものを改造した強力な専用武器との事。
背部の支持用アームに取り付けたまま、前方に展開します。
銃身パーツの取り付け位置を変え、グリップを引き出し持たせれば展開完了です。
180mmキャノンを構えるペイルライダー!
まさに陸戦装備てんこ盛りな内容になっていますね。
膝立ちが綺麗に決まり、色々なポーズをとらせる事ができます。
これ、プレバン品の中でもかなり満足度高いぞ……(*´ェ`*;)
「Limited Metallic Ver.(左)」「空間戦仕様(右)」と比較。
左はゲームの限定版同梱品で、メタリックな成形色で再現されているものの手持ち武器がビーム・サーベルのみとなっています。
右の空間戦仕様はHADES発動時で作成していますが、赤いバイザーや発動時のシールはこの陸戦重装備型にも付属します。
おそらくこのレビューを見に来てくれたモデラーさんは空間戦仕様との違いを知りたいと思いますので、画像で違いを解説してみるぞ!
まずは肩部形状。空間戦仕様はサブアーマーも追加されています。
あとは武器とシールドです。
ビーム・サーベルとブルパップ・マシンガンは共通ですが、それ以外の武器はそれぞれにしか付属しません。
最後はスタビライザーの有無です。
空間戦仕様の方はガンダム4・5号機のスタビライザーが追加されているため、更に4・5号機に近付きました。
HADES発動時もかっこいいですが、敢えての通常カラーもいい感じ。
HGUCジム・ストライカーのスパイク・シールドと比較してみます。
先述した通り設定的には同じシールドですが、
ペイルライダーの方は先端のクロー内側に肉抜きがあります。
HGUCジム・ストライカーと全体を比較。
HGUC ペイルライダー(陸戦重装備仕様)の感想
ということでHGUC ペイルライダー(陸戦重装備仕様)のご紹介でした。
元はゲームの限定版に付属するキットの成形色違いという事になりますが、豊富な陸戦装備が追加で付属するためベースキットより内容が充実しています。
プレミアム・バンダイ限定品とはいえ、入手しやすくなったのもポイントが高いです。
色分けは甘かったりしますが可動域は広く、各部独特な形状をしているという点でプレバンアイテムの中でも上位に来るキットだと思います。オススメ!
以上、「HGUC ペイルライダー(陸戦重装備仕様)」のガンプラレビューでした!