今回は「HG Gディフェンサー &フライングアーマー」のガンプラレビューです。

機動戦士Zガンダムに登場する、Gディフェンサーとフライングアーマーのセットガンプラをご紹介。
2012年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
一部成形色が変更されたGディフェンサーとフライングアーマーが同梱し、別売りのRG 1/144 ガンダムMk-IIに対応させるための新規ジョイントパーツが付属。
専用のリアリスティックデカールも付属します。
ということで、気になる方も多いと思う「HGUC 1/144 ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)※REVIVE版」に対応するのかどうかも含めて、徹底的にレビューしていきたいと思います!
HGUC 1/144 Gディフェンサー &フライングアーマー

プレバン限定のGディフェンサーとフライングアーマー。
ともに新規造形というわけではなく、2002年に発売された「HGUC 1/144 スーパーガンダム」に同梱するGディフェンサーと、2005年に発売された「HGUC 1/144 ガンダムMk-II+フライングアーマー」に同梱するフライングアーマーをセットにした内容になっています。
Gディフェンサーの方はRGにあわせ、一部成形色が変更されています。(フライングアーマーの方は変更なし)

ホイルシールはGディフェンサー用のもの(スーパーガンダムと同じ)が付属。
そして本キットの売りでもあるリアリスティックデカールが付属するのですが、光沢感のある箔は使用されていないためいつものマーキングシールのようなものが同梱すると捉えてOKです。
このリアリスティックデカールは単品版(HGのMk-II+フライングアーマーおよびスーパーガンダム)には付属しないので、本キットの売りの一つになっているよ……(*´ェ`*)

「古い方のHGUC 1/144 ガンダムMk-II」の余剰パーツが、少し出ます。

ということで、こちらが今回同梱する2つです。
ともに古いHGUCに同梱するものなのですが、今のガンプラ目線でも通用する再現度を誇っているのでクオリティ的な心配はないと思います。

今回は公式でも対応すると言われている「RG版」はもちろんのこと、HGUC193 ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)(REVIVE)にも対応するのか検証してみます。(結論から言うと、ロング・ライフルの保持以外は対応しました)
※Gディフェンサーとフライングアーマーが付属するマーク2のHGUCは、ともに「古いマーク2」が同梱していたためREVIVEにも対応しているか検証する感じ
Gディフェンサー

まずはGディフェンサーの方から見ていきます。何気に、Gディフェンサーの方は一部成形色がRGにあわせ変化していたりします。
リアリスティックデカールを貼らないと旧セット版のレビューと大差がなくなるので、今回は全てのリアリスティックデカールを貼った状態を見ていくぞ!(>ω<)
ちなみに本体を組む時間より、デカールを全貼りする時間の方が遥かにかかりましたw

今のガンプラ目線で見ても造形自体に古さは感じないのですが、さすがに2002年製のため全身に合わせ目が出る点はご注意を。
また、パーツの合いが悪いので一部はめるのに力が必要だったりします。破損に繋がりやすいところもあるので、ピンを削ってから組むなどの工夫は必要な感じです。

下から見た図。スタンド穴は空いていませんが、凸ピンがあるのでアクションベース系に付属することがあるジョイントパーツを使えば、一応スタンドに対応するといった感じです。

先端部は、コア・ファイター(脱出コクピットカプセル)になっています。

何気にリアリスティックデカールの恩恵がでかく、パチ組みだとのっぺりしがちなGディフェンサーに、ディテール感が出ます。

この赤い部分はホイルシールを使うので、できれば部分塗装推奨といったところ。

上側。

側面のポンツーン(青いユニットの名称)まわりにも、細かくデカールを貼ります。

ポンツーンの先端部にあるミサイル・ベイは、開閉します。
ミサイル自体は、レッドで要塗装です。

羽部分のデカールをアップで。

青いところは、ホイルシールで色を補います。
角ばった面に貼るためそこまでキレイにいきません。ここも可能なら部分塗装推奨ポイントです。

ロング・ライフルは、右側面に接続します。
軸の凹凸接続ですが、接続強度はちょい弱めです。

Gディフェンサー、出撃!

脱出コクピットカプセルは着脱ギミックを搭載していて、

単体で飾ることもできます。ただ、スタンドには対応していません。
……カツ……!(>ω<)
Gフライヤー

ポンツーンを動かし、Gフライヤーを再現してみます。

まずはHGUCのリバイブ版とドッキングさせてみます。
バックパック中央の↑枠パーツを外せば、接続穴が露出します。

ガチャコン。このようにGディフェンサーとドッキングさせれば、

Gフライヤーへ切り替えできます。

RG版も見ていきましょう。RGに対応させるための↑枠パーツが新規造形で付属するので、

RG版にも対応します。
細かなことをいえば接続穴がHG版より上側についているので、HGの方がきれいなバランスでドッキングできる気がしました。(気にするほどではありませんが)

RG版とドッキングさせた、Gフライヤーがこちら。

3mmスタンドには対応しないので、挟み込みタイプなどで無理矢理展示させてみました。
スーパーガンダム

それではスーパーガンダムの再現を、リバイヴ版HGから見ていきます。
ドッキングサせたままの状態で、背面パーツを上に引き上げます。

あとは左右のパーツを開くだけで、本体の切り替えは完了です。

ただ一つ問題なのは、ロング・ライフルを持たせる際、リバイヴ版のHGに付属するハンドパーツとはサイズが合いませんでした。
他から合うタイプのものを持ってくる必要がある点だけは、ご注意を!(>ω<)

こちらはRGのハンドパーツに持たせた状態。
わたしのやり方が悪いだけかもですが、RGの銃持ち手は「一応保持できるけどそこまでフィットしない」といった印象でした。
気になる場合は、他から持ってきた方がストレスが減るかもしれません。

ということで、スーパーガンダムの完成です。
ちなみにスーパーガンダムという名称は愛称で、正式名称は「Mk-IIディフェンサー」だったりします。

RG版と合わせても違和感が一切ありません……(*_*)
リアリスティックデカールを全部貼ったのが原因かもしれませんが、最新のスーパーガンダムを再現したいならRG用ジョイントパーツが同梱する今回のプレバン版の購入を強くオススメしますぞ……。

背部に重みがありますが、RGのマークIIはアドヴァンスドMSジョイントという関節強度がキツめのABSフレームが使用されているので、自立は安定します。

ロング・ライフルをぶっ放すスーパーガンダム!

後ろから見てもかっこいいですね。

スーパーガンダムって、独特の魅力があるよね……。(名前も含めて)

フライングアーマー

それではフライングアーマーの方を見ていきます。
こちらは成形色の変更はありませんが、もちろんリアリスティックデカールが付属するので精密なディテール感で再現できます。

フライングアーマーの特徴である「逆V字型フォルム」が、忠実に再現されています。
ただこちらも元は2005年製ということで、パーツの合いが悪く一部パーツをはめるのに結構力がいる箇所がありました。
無理矢理やるとパーツが白化してしまうようなところもあったので、慎重に組む必要がある点はご注意を!(>ω<)

先端部をアップで。
この中央にある凸ピンは、シールドを固定するときに使います。

手を入れる部分をアップで。
左右にピンのようなものがついていますが、今回のHG REVIVEとRG版では不要な構造になります。

足を引っ掛けるところをアップで。
やっぱ、今回のリアリスティックデカールかっこいいわ……。

ウイング部をアップで。

エゥーゴのロゴデカールも付属します。

アーガマも。

底面はこんな感じになっていて、

こちらにもディテール感が増すデカールが付属します。

専用の、角度調節機能つきスタンドが付属します。

スタンド底面に取り付けできる↑枠のカバーパーツを外し、フライングアーマーに取り付けることでスタンド穴を隠すこともできます。

それではマーク2を乗せてみましょう。
リバイヴHGのシールドを乗せるのですが、こちらはピンのサイズとそこまであっていないので「ただ乗せるだけ」感は出ます。

ドドン。リバイヴHGを乗せてみた図がこちら。
フライングアーマーの場合スーパーガンダムのドッキング構造とは違うため、より違和感なくキレイに展示できます。

横から。

旧HG版ではハンドパーツがデカかったため隙間が出ますが、違和感はありません。

ソール部もキレイにフィットします。

ビーム・ライフルで攻撃!

立たせた状態で展示することもできます。

それではRGを乗せた状態を見ていきます。
RGの場合、シールドの窓サイズがフィットするのでカッチリと固定できます。

手はリバイヴHGと同様です。何かを持たせるわけではないですが、違和感はありません。

RGの場合、つま先を折りたたむことができるので、よりキレイに対応します。

また、サーベルラックを大きく後ろへ倒すことができるのもRG版の売りです。

うむ。やはりリアリスティックデカールの恩恵がデカいからか、RGに対応させても違和感がないですね。
※マーク2本体はいずれも別売りのため、ご注意を
リバイブHGやRG、またスーパーガンダムと旧HG版マーク2+フライングアーマーのレビューは、↓からどうぞ。何気に旧HG版のマークII本体も、リバイヴ版とは違った鋭い顔付きで再現されているので味があるガンプラに仕上がっているよ……(*´ェ`*)(合わせ目は多いけど)




HGUC 1/144 Gディフェンサー &フライングアーマーの感想
ということでHG Gディフェンサーとフライングアーマーのセットガンプラのご紹介でした。
今回の売りは、「リアリスティックデカール」「RG版に対応させるための新規ジョイントパーツ(スーパーガンダム再現用)」の2点で間違いないでしょう。
それぞれ古いマークIIのHGを買うよりお得な内容になっているので、RGに対応させたい方、またハンドパーツを交換する必要はあるもののREVIVE版のHGに対応させたい方にもオススメです。
以上、「HGUC 1/144 Gディフェンサー &フライングアーマー」のガンプラレビューでした!












