今回は「エントリーグレード ラーガンダム」のガンプラレビューです。

ガンダムビルドメタバースに登場し、リオが使用するラーガンダムをご紹介。
2023年発売。
ENTRY GRADEシリーズらしく、ニッパー不要かつシールも付属しないという「簡単組み立て×ハイクオリティ」な構造で立体化されています。
ということで、ガンダムビルドシリーズ10周年の記念映像「ガンダムビルドメタバース」を彩る主人公機のガンプラを、じっくりとレビューしていきたいと思います!
ENTRY GRADE 1/144 ラーガンダム

劇中の設定だけではなく、ガンプラ的にもENTRY GRADE 1/144 RX-78-2ガンダムのリデコキットとなり、一部のパーツをガンダムに戻すことで弐型も再現できる内容になっているのが特徴です。
価格は1,100円(税10%込)です。

組み立て書には、リオ(ホウジョウ・リオ)が記載。
日本人の祖父を持つ、ハワイに住むガンプラ好きの少年です。(左がリアル、右がアバター)

↑のように、パーツの各部位がある程度まとまった場所にランナー配置されています。
とはいえ今回はガンダムのランナーを流用しつつ、新規ラーガンダム分のランナーを組み込んでいく構造になっているので、まとまっていないところもチョロチョロある感じです。

パーツはタッチゲート仕様になっているので、ニッパーがなくても手で外しながら組めます……と言おうと思ったのですが、実際ショルダーアーマーなど手で外しにくいパーツが結構あるので、ニッパーがあるならニッパーを使った方が無難かもしれません。(ゲート跡もキレイになるので)
途中まで手で外しながら組んでいたのですが、ソール部のゲートが気になってしまい途中からニッパーに切り替えて作成しました(>ω<)

組み立て書には、↑ラルさんのHOW TO BUILD GUNPLA「タッチゲート編」も掲載。

そして完成したENTRY GRADE 1/144 ラーガンダムがこちら。
さすがENTRY GRADEシリーズということで、ほんとにサクッと組み上がります。シールが付属しないほど色分けが良好なのでシールを貼る必要もないし、組むのに難しいところもないので初心者さんにはかなりオススメのガンプラに仕上がっている模様。

パッと見でおわかりいただけるように、RX-78-2との共通部分が結構多いです。
胴体や手足の大半はもちろん、関節フレーム部のグレーはすべてRX-78-2からの流用となります。

自立性、接地性ともに優秀です。
それでは各部細かく見ていきます!

少ないパーツ数ながら可動域はかなり広く、手足はめちゃめちゃ広がります。
顔を上げる動作も得意です。

手足の関節も大きく曲がり、ヒザ立ち可能です。
ただ腰部フロントアーマーが思ったより上がらないので、これ以上モモを上げるのは不可といった感じ。

胴体は成形色以外、変化はありません。
このようなボールジョイント構造になっていて、

上半身を大きく前方へ倒すことができます。

真横を向かせることも可能です。
相変わらず良くできた構造だな……。

頭部は、ヘルメット部やアンテナなどが新規造形です。
ツインアイまわりの色分けは、引き続き優秀です。

新規造形のアンテナまわりをアップで。
アンテナ中央のレッド部は、クリア風のパーツが使われています。

ただ、ENTRY GRADEということもあってか、アンテナ先端には目立つ安全フラッグがついています。
設定画を確認しても尖っている部分なので、尖らせ推奨です。

胴体は色替えですが、ショルダーアーマーが新規造形です。

肩の接続方式に変更はなく、腕はほぼ真上まで上がります。

肩・腕のパーツ分割構造に、変更はありません。
後ハメ加工いらずということで、塗装派モデラーさんにも親切なパーツ分割構造です。

腕をアップで。ショルダーアーマー以外は、ガンダムまんまです。

腰部のパーツ構造はこんな感じ。
フロントアーマー(左から2番目のパーツ)のみ、新規造形です。

中央のV字イエローも、パーツ分割により色分け済みです。
底面には、スタンド用の3mm穴が空いています。

脚部はほぼガンダムと同じですが、ニーアーマーが新規造形です。
こちらも腕と同様に、非常に組みやすく塗りやすいパーツ分割構造をしています。

ただ、足裏のつま先には目立つ肉抜きがあります。

ラーガンダム、ガンプラバトル開始!

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

ビームラーライフルは、スコープ部(赤いところ)が新規造形です。設定的にはカスタムスコープとなっていて、パーツは左右に振ることができます。
ちなみに銃持ち手は付属しません、普通の穴空き武器持ち手に持たせる感じです。

リオが新造したハーフタイプのシールド、ラーシールドがこちら。
超シンプルな2色2パーツ構造ですが、組むとうまい具合いに色分けされます。

ガンプラバトル、スタート!

ビームラーライフルで攻撃!

細かなことを言えば、カスタムスコープの内部ブルーは色分けされておらずシールも付属しないので、要塗装箇所となります。

ヒザを着いて射撃。

ラーシールドで防御!
シールドは軸接続で、360度ロール回転します。

ラーシールドで攻撃!

ランドセルは新規造形になっていて、左右にはビームラーナギナタを、中央にはラーシールドをマウントできます。

ビームラーナギナタはセパレートで分割されており、

連結させてビーム刃を取り付ければ、薙刀になります。
設定的には参型専用の近接用装備で、なんと武者影頑駄無の武装を参考にビルドされたとのこと。

↑BB戦士ムシャカゲガンダムと比較。
アイデアソースが武者「影」頑駄無ってところがいいですねw最近タイムリーにもBB戦士の武者影頑駄無を組んでいたので、こちらもそのうちレビュりますね……(需要ない?)
追記:ムシャカゲガンダムが知りたい方は下のレビューでどうぞ

懐かしき武者影頑駄無↓

ビームラーナギナタを構えるラーガンダム!

アクション!

両手でつかむこともできます。

元々のガンダムのスコープとランドセルに交換すれば、弐型を再現することもできます。
ちなみに設定的には、「試作壱型は白と青のカラーリング」「弐型は機体色変更+関節部強化」「参型は更なる強化と新規武装を得た完成形(本キット)」という位置付けになっています。

ビーム・サーベルのグリップは外せますが、こちらのビーム刃は付属しないためご注意を。他から合うタイプのものを持ってくれば差し込むことができます。
ENTRY GRADE RX-78-2ガンダムからの変更点

それではここから、ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2ガンダムからどこが変わったのかをスッキリさせていきたいと思います。

関節フレームや胴体・各部位など共通点は多いですが、まずは成形色が異なっているのが見てとれます。

具体的な変更ポイントは、「頭部」

「ショルダーアーマー」「シールド」

「腰部フロントアーマー」

「ニーアーマー(ヒザの外装パーツ)」

「ランドセル」「武装」

「スコープ」です。

一応本キットにも余剰でガンダムのパーツが同梱しますが、シールドが同梱しない点はご注意を。

ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2ガンダムのレビューは以下からどうぞ。
今から買うなら、フルウェポンセットがオススメです。



ENTRY GRADE 1/144 ラーガンダムの感想
ということでENTRY GRADE ラーガンダムのご紹介でした。
まず色の足りないところですが、

ニーアーマーのイエロー部と

カスタムスコープのブルー部は要塗装です。
その他はシールが付属しないほど色分けが優秀で、組みやすく可動域が広い優良ガンプラといった感じ。
弱点はベースキットと同様に「足裏の肉抜き」「肩が前後に動かない」点。また、腰部フロントアーマーが思ったほど上がらない点も。
ただどこもそんなに気になる部分でもないので、全体的に見て非常に良くできていると思います。
ガンプラ初心者さんでも迷うところなくサクサク組めるので、誰にでもオススメのガンプラに仕上がっていると思いますぞ。
以上、「ENTRY GRADE 1/144 ラーガンダム」のガンプラレビューでした!




























