今回は「1/144 ガンダムヴァサーゴチェストブレイク」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムXに登場し、フロスト兄弟の兄・シャギアが搭乗するガンダムヴァサーゴ チェストブレイクをご紹介。
1996年発売の旧キットになります。
ラジエーターブレードは展開可能で、トリプルメガソニック砲発射形態が再現できます。
という事で、1/144スケールの旧キット・ガンダムヴァサーゴチェストブレイクを、通常のガンダムヴァサーゴとの違いや比較画像を含めレビューしていきたいと思います!
1/144 ガンダムヴァサーゴチェストブレイク

1/144スケール・ガンダムXの旧キットは非常に出来が良いものが多いので、期待が膨らむヴァサーゴチェストブレイクさん。
LM(リミテッドモデル)以外のガンダムX系旧キットはほとんど組んできたので、チェストブレイクの出来はどうなっているかじっくり見ていきたいと思いますぞ!(>ω<)

組み立て書はシリーズ共通で、小さめのものが付属します。

ホイルシールがこちら。
旧キットという事でシールの量は多いですが、それよりも粘着力が弱く数日で剥がれてくる箇所があります。
今から組むなら塗装前提と思った方がいいかもしれませんw

そして完成した1/144ガンダムヴァサーゴチェストブレイクがこちら。
無印の1/144ガンダムヴァサーゴのランナーを流用したバリエーションキットとなりますが、赤い部分含め成形色が変更されチェストブレイクの新規ランナーが付属する内容となっています。
ちなみにノーマルヴァサーゴは組めませんのでご注意を。

ヴァサーゴと違い手持ち武器(ビームサーベル)は付属しません。
潔い内容のキットになっているぞ……(*´ェ`*)

合わせ目は全身に出るので、今回は画像説明は省略させていただきます。
ご覧の通り、顔がでかかったり体型バランスが崩れているという事はなく造形自体はしっかり作られている印象です。

可動域は非常に狭いです。↑は手脚を広げた画像だったりします(*´ェ`*)

手脚の関節は90度ほど曲がりますが、シリーズ共通で関節や手首パーツはポリパーツになっています。
上半身はちょっとだけまわりますが、ほとんど曲がらないと思った方がいいです。

頭部はアンテナとフェイスマスクが新規造形になります。
アンテナにはシールを使うため、素組みでは見栄えは良くないです。
ちなみに通常のヴァサーゴとは形状が大きく変化しており、

↑チェストブレイクになり、より異形感を感じるデザインになっています。

上半身を引き上げ、胸部パーツを開くとトリプルメガソニック砲の発射状態が再現できます。

開いた胸部をアップで。
細かな箇所は全てシールで補う仕様です。
引き上げた上半身は垂れ落ちてくる事がなく、何気にしっかりとした作りをしています。

ガンダムヴァサーゴの胴体・腰部と比較。
青い部分のパーツがまるまる新規造形になります。
こう比較してみると、ノーマルヴァサーゴから変更点が多い気がします。

アームは伸ばす事ができます。
止まって欲しい位置で止まってくれ、意外としっかりした作り。

伸ばしきった状態がこちら。ツメ(ストライククロー)の間にはクロービーム砲が造形されています。
ただストライククローは全てシールで補ううえ、角ばった面に貼るため数日で剥がれてくるぞ……(*´ェ`*)

アームも新規造形になっており、ヴァサーゴと比べると動力パイプなどの造形が追加されています。
赤いパーツ部分は共通です。

フロントアーマーはほとんど上がりません。
サイドアーマーは角度を変える事ができますが、無改造では開脚範囲が狭いので恩恵はありません。

脚部は赤い外装パーツがヴァサーゴと共通になりますが、

足首パーツは新規造形になります。

足裏には肉抜きがありませんが、モールドの類いもありません。
股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴は空いていません。

背部のラジエーターブレードは自由に角度を変える事ができます。
ただバックパックの接続強度がそこまで強くないため、接着推奨です。

ラジエーターブレード6枚は扇状に展開します。
※上下のブレードが可動し、真ん中のブレードは固定

ヴァサーゴの背部と比較。
見た目の派手さ的に、ここの違いがチェストブレイク一番の特徴かもしれません。

ガンダムヴァサーゴチェストブレイク、ラジエーターブレードを展開!

すごい強そうで悪そうなデザインだ……!(>ω<)

それではアクションポーズいってみます!

クロービーム砲で攻撃するヴァサーゴチェストブレイク!

両腕で。

禍々しさがめちゃめちゃかっこいいっす……。

上半身を引き上げ、トリプルメガソニック砲発射!

腕の可動範囲が広い点は、最近のガンプラ基準で見ても良くできていると思います。

1/144ガンダムヴァサーゴと全身を比較。
成形色が血のような赤に変更されているほか、ヴァサーゴでいう紺色部分のランナーが丸々変更されています。

結構イメージが変わっているので、Xマニアの方は両方組んでみるのもオススメだと思いますぞ。

無印のヴァサーゴも出来がいいので、こちらのレビューも併せてどうぞ。


1/144スケールのガンダムXのガンプラと、ティファ・アディールのフィギュアでディスプレイ。
旧キットだと、1/144ガンダムエアマスターバーストとアシュタロンが個人的にはオススメです。
エアマスターバーストは旧キットながら変形ギミックの恩恵で可動域が悪くなく、アシュタロンは肉付きの良いプロポーションが最高にかっこいいです(>ω<)


1/144 ガンダムヴァサーゴチェストブレイクの感想
ということで1/144 ガンダムヴァサーゴ チェストブレイクのご紹介でした。
補足情報ですが、旧キットという事でパーツの合いが悪い部分が多いため接着(もしくは合わせ目消し)推奨キットとなっています。
トリプルメガソニック砲やアームの伸縮ギミックが良く出来ており、無印ヴァサーゴと比べ背部のラジエーターブレードの迫力が相まりとてもインパクトのあるガンプラに仕上がっていると思います。
ちなみにガンプラにこだわりが無ければ、ROBOT魂版が2014年に発売されているのでそちらをチョイスするのもアリだと思います。
以上、「1/144 ガンダムヴァサーゴチェストブレイク」のガンプラレビューでした!



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