今回は「HGカオスガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、スティング・オークレーが搭乗するカオスガンダムをご紹介。
2004年発売。
MA形態に変形可能で、展示用のスタンド穴は空いていないもののEQFU-5X 機動兵装ポッドは着脱可能です。
また、兵装ポッドのビーム突撃砲とファイヤーフライ 誘導ミサイルは展開ギミックを搭載。
という事で、HGカオスガンダムを今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているかレビューしていきたいと思います!
HG カオスガンダム
セカンドステージシリーズの1機、「混沌」の名を持つカオスガンダム。
20年前のHG GUNDAM SEEDシリーズとして発売された、1/144スケールのガンプラになります。
組み立て書にはファントム・ペインの生体CPU、スティング・オークレーさんが記載されています(*´ェ`*)
同シリーズではホイルシールの量は少なく、色分けが優秀なキットに仕上がっていました。
付属品一覧がこちら。
※「MA-BAR721 高エネルギービームライフル」「MA-M941ヴァジュラ ビームサーベル×2」「MMI-RG330 巡航機動防盾」
サーベルのビームエフェクトパーツは付属しませんが、他キットから持ってくれば展開状態を再現できます。
そして完成したHGカオスガンダムがこちら。
ご覧の通り古いHGにしてはパーツ分割による色分けが優秀で、再現度の高い良スタイルで立体化されています。
DESTINYのHGは何体か組みましたが、その中でも出来はかなり上だと思うぞ……(*´ェ`*)
顔の後ろにあるパーツなどはもう少しでかい方が良かったと思いますが、設定画に近いプロポーションになっているのではないでしょうか。
足首の角度がつけやすく、接地性は良好です。
背部兵装ポッドはボリュームがあるものの中がほとんど空洞なので、自立も安定します。
それでは細かく見ていきます!
可動域から。腕は水平まで上がりますが、開脚範囲はそこそこといった感じ。
各関節は90度曲がります。
ただ、リア・アーマーが干渉するため上半身はほとんどまわりません。
いきなりですがここがこのカオスの弱点となります。
アンテナ中央のレッドはシールで補います。
頭部左右のバルカンまわりは白で要塗装となります。
同シリーズの中でも顔の造形が良く出来ており劇中・設定画に近い造形になっている模様。ここはポイント高いですねぇ……(*_*)
頭部は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
胴体側面にも一直線に合わせ目が出ます。
首元の赤い部分はシールで補いますが、それ以外は色分けが優秀です。
上から。胴体と肩は前後はめ込み式で、上部・側面に合わせ目が出ます。
腕は二の腕と前腕部に合わせ目。
このあたりはさすがに20年前のガンプラといった感じです。
肘関節は90度曲がります。
背部のEQFU-5X 機動兵装ポッドは着脱可能で、上にスライドすれば取り外す事ができます。
ちなみに背部中央(キャノピーみたいな形の部分)のカバーを外すと、MGX-2235B カリドゥス改 複相ビーム砲が露出します。
フロント・サイドアーマーともに大きく可動します。
MA-M941 ヴァジュラビームサーベルがマウントされているあたりは赤で要塗装です。
側面のパーツには真ん中に合わせ目アリ。
リアアーマーはバックパックに接続されており、この影響で上半身の回転が苦手となっています。
白いフチはシールで補います。
脚部は合わせ目が少なく、
モモの前後にしか出ません。
細かいことを言えばカカトの上らへんに出ますが、ほとんど目立たず。
股下にアクションベース用の3mmジョイント穴は空いていません。
足裏は肉抜き無し、足首の角度がつけられ接地性に優れています。
MMI-RG30 巡航機動防盾は前腕部側面とプラ同士の軸接続です。
基部で360度ロール回転します。
表面中央の突起はイエローで、先端の左右にある『MMI-GAU2ピクウス76ミリ機関砲』まわりはグレーで要塗装です。
MA-BAR721高エネルギービームライフルは1色グレー成形で、細かな箇所は要塗装となります。
ハンドパーツ穴とジャストフィットしないので、少しプラプラします。
それではアクションポーズいってみます!
戦場に繰り出すカオスガンダム!
やはり顔の再現度が高い気がするぞ……(*´ェ`*)
上半身が回転しないのでポーズ幅は限られますが、そこそこかっこいいポーズが決まる感じ。
ヴァジュラビームサーベル抜刀!
サーベルのビームエフェクトパーツは同梱しないため、他キットから持ってくる必要アリです。
斬りかかるカオスガンダム!
こちらがMA形態。
頭部を外す必要がありますが、各部位置を変え『スネのMA-XM434ビーム砲』を前方へ展開すれば変形が完了します。
逆関節がカッコイイ!(>ω<)
変形ギミックは超シンプルなので、楽に切り替え可能です。
兵装ポッドを展開!
AGM141ファイヤーフライ 誘導ミサイルのカバーを外し、取り付け位置を変えればミサイルが露出します。
開いた表面部分はグレーで要塗装となります。また、
MA-81R ビーム突撃砲の砲身を引き出す事ができます。
兵装ポッドはスタンド穴などに対応していませんが、展開させるとかっこいいですね。
MS形態でもパシャリ。
HGIFのスティングフィギュアとディスプレイ。
HGアビスガンダム、HGガイアガンダムとパシャリ。
HG カオスガンダムの感想
ということでHG カオスガンダムのご紹介でした。
まずパーツ分割による色分けが優秀で、顔の再現度が高いというのもありデスティニーのHGシリーズとしては非常に良く出来たキットになっています。(ガイアと比べると出来が歴然)
弱点としては上半身がほとんど回転しない点と、肩の接続方式が昔ながらの軸接続になっているため柔軟な動きがとれない点。
可動を重視するモデラーさんは満足いかない可能性大です。
ただ、MA形態に変形できるうえ兵装ポッドの展開ギミックも搭載しているのが面白いキットに仕上がっていると思います。
素立ち状態なら非常に見栄えが良いので、あまりいじらずともかっこいいカオスが組めるのが長所かと思いますぞ(*´ェ`*)
以上、「HG カオスガンダム」のガンプラレビューでした!