今回は「HGドムトルーパー」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、ヒルダ・ハーケン等が搭乗したドムトルーパーをご紹介。
2005年発売。
当時ものキットながら肩軸可動が優秀で、バズーカ(ギガランチャー)を構えやすい構造になっています。
という事で、HGドムトルーパーをレビューしていきたいと思います!
HG ドムトルーパー
Dauntless Obliterator Magnificent(壮大なる不屈の抹殺者)の頭文字から命名されたドムトルーパーさん。
クライン派として参戦した、いわゆるSEED版ドムになります(*´ェ`*)
パイロットは左から「ヒルダ・ハーケン」「マーズ・シメオン」「ヘルベルト・フォン・ラインハルト」。
現場のリーダーがヒルダ、作戦考案はマーズ、具体的考察をヘルベルトが行うとの事です(*´ェ`*)
一時期ウケ狙いでPCの壁紙をこの3人にして友人を招待していました←いらない情報
ホイルシールがこちら。
モノアイの他、主に白い部分を補うシールが付属します。
専用のマーキングシールも付属。
機体ナンバーはヒルダが003、マーズが009、ヘルベルトが004となります。
付属品一覧がこちら。
※「JP536XギガランチャーDR1マルチプレックス」「MA-X848HD強化型ビームサーベル」「MX2351ソリドゥス・フルゴール」「左の平手手首パーツ形状違い×2」
左の平手が2種類付属するのが特徴です。
HGシリーズでたまについてくる簡易スタンドも付属します。
そして完成したHGドムトルーパーがこちら。
成形色がHGUCドム/リックドムにかなり近く、SEED版・平成版ドムといった感じのスリムなプロポーションで立体化されています。
なかなか劇中再現度が高い気がするぞ……。
基本的な部分の色分けは良好ですが、ダクト内など細かな箇所は色が足りず、つま先がシールなのはちょっと目立つ感じです。
また、白いランナーは付属しないので細かなホワイト部は全てシールで補います。
それでは細かく見ていきます!
可動域は肩まわりは良く動きますが、下半身の可動は苦手といった感じです。
↑まで開脚しますが、ハの字に脚を広げる動作は苦手です。
デザイン的に膝立ちは難しいですが、各関節は90度ほど曲がります。
上半身は回転せず。↑までまわすのが限界といったところです。
モノアイはピンクのシールで補い、可動ギミックは搭載されていません。
HGUCドムのようにクリアパーツで覆われているといったこともなく、結構簡素な出来になっています。
合わせ目は極力出ないパーツ構造になっており、後頭部にちょこっと出る程度です。
胴体は側面に合わせ目が出ます。
胸部をアップで。丸い部分はG14X31Zスクリーミングニンバスというドムトルーパーにのみ搭載されている武装で、高エネルギー粒子を拡散できます。(ジェットストリームアタックで使用)
中のくぼみに貼る黒いシールが付属します。
背部はEX-EZ1200イージーウィザードというウィザードパックで、ザクのウィザードと互換性があるとの事。
設定的に、クライン派はザクのウィザードを入手しづらいためドムトルーパーには「2基のスラスターとビームサーベルが装備された簡易的なウィザード」を装備させているそうです。
右側にマウントされているMA-X848HD強化型ビームサーベルは取り外して持たせる事ができます。
肩は前方向への可動域に優れており、ギガランチャーを構えやすい構造になっています。
胴体と肩上部には合わせ目が出ます。
腕部の合わせ目は少なく、肩内部の球体のくぼみ一部に出る程度です。
このドムトルーパー、当時物キットとして見た場合意外な事に合わせ目が少ないキットになっています。
肘は90度まで曲がります。
フロント・サイドスカートは多少広がります。
各先端のダクト内はレッドで要塗装です。
このキットの弱点ですが、リアスカートが結構外れやすいです。
素立ち状態の場合は問題ありませんが、ちょっとポージングさせようとすると外れるため接着してしまうがオススメです。
モモは一部段落ちモールド化されていますが、上部分は合わせ目が出ます。
関節など他の部分は合わせ目が出ない構造です。
ふくらはぎも合わせ目になるのですが、組み立て書の作例基準ではモールド扱いになっていました。
うむ……。やはりこのドムトルーパー、そこまで合わせ目が出ない構造になっているな……。
足下は重力下での使用を想定としたホバリングユニットをマウントしており、高速移動が可能との事です。
初代ドムオマージュですね(*´ェ`*)肉抜きもありません。
股下はカバーを外すとアクションベース用の3mmジョイント穴が露出します。
リアスカート内部にもスラスターが造形されています。
JP536XギガランチャーDR1マルチプレックスを装備させてみます。
グリップ部は可動しないものの、デフォルトで角度がついており持たせやすいです。
ギガランチャーで出撃するドムトルーパー!
表情付き平手手首パーツは左手のみ付属します。
すごいドムっぽいぞ……!(>ω<)
アクションベース(3mmスタンド穴)に対応しているのが地味に嬉しいっす(*´ェ`*)
リアスカートや足裏のスラスターがかっこいいですね。
肉抜きもないし、後ろから見ても様になります。
ギガランチャーで攻撃!
設定的にはビームと実体弾の双方が使用可能で、砲身上部が実体弾、下部でビームを発射できるとの事。
サイトレンズは可動します。
フォアグリップも可動し、
両手で構える事ができます。
また、ギガランチャーは腰のマウントラッチに装着可能です。
プラ同士の凹凸接続ですが、保持力は高いです。
MA-X848HD強化型ビームサーベルを装備させてみます。
強化型ビームサーベルを抜刀!
ビームエフェクトパーツは本来赤いのですが、クリアブルーのものが付属します。
両手で掴む事もできました。
MX2351ソリドゥス・フルゴールを装備。
腕部のマウントパーツを一度外し、シールドを間に挟んで展開させます。
ソリドゥス・フルゴール展開!
設定的にはストフリの技術を流用したもので、デスティニーと同型との事です。
ビームシールドのディテールが細かく、見栄えがいいぞ……。
ちなみに右手にも装備する事ができます。
フル装備で。
本キットはHG GUNDAM SEEDシリーズのウィザードパックに対応しているので、無改造で各ウィザードを取り付ける事ができるぞ!
※↑の例は「HGブレイズザクファントム」に同梱するブレイズウィザード
ファーストのHGUCドム/リック・ドムと比較。
スリムになり、少し角ばったデザインになりました。
初代ドムは頭部にクリアパーツが使われており、合わせ目も少なく良キットに仕上がっています。
HG ドムトルーパーの感想
ということでHGドムトルーパーのご紹介でした。
弱点はリアスカートが外れやすい点と、足がハの字に開きづらいためカトキ立ちや偉そうな仁王立ちポーズが苦手な点だと思います。
肩まわりの可動域は優れているため、バズーカ(ギガランチャー)を構える動作は得意です。
出来としてはHGザクウォーリア系の方が優れていると思いますが、合わせ目はこのドムトルーパーの方が少ないため組みやすいのが最大の長所といったところかと思います。
3体揃えてジェットストリームアタックを再現してみるのも面白いと思うよっ……(*´ェ`*)
以上、「HG ドムトルーパー」のガンプラレビューでした!