今回は「HGUC ドラッツェ」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場する、ドラッツェをご紹介。
2011年発売。
右腕は3連40mmバルカン砲とガトリング・ガンの二種類から選択可能。
角度を変えられるスタンドも付属します。
という事で、HGUCドラッツェをじっくりとレビューしていきたいと思います!
HGUC ドラッツェ


ホイルシールは肩部スラスター・ポッドを補う赤いシールを中心に、頭部モノアイまわりを補うものが付属します。

マーキングシールも同梱。
ジオン軍のみならず、ネオ・ジオンのマークも付属します。

付属品一覧がこちら。
「ビーム・サーベルのエフェクトパーツ×2」「シールド」「選択式ガトリング・ガン+腕部」「クリアスタンド」
サーベルのエフェクトパーツは1本が余剰となります。
クリアスタンドはHGUCアッシマーなどに同梱するスタンドの色違いで、簡易スタンドとは違い前後・左右に角度がつけられるものになっています。

そして完成したHGUCドラッツェがこちら。
ご覧のように細長い脚(プロペラント・タンク)が特徴的なガンプラに仕上がっています。
もちろん自立はできないため、スタンド必須のガンプラとなっています。

14年前に発売されたガンプラになりますが、ご覧のようにこれ以上ないドラッツェの立体物になっている模様。
外装は濃い目のブルー1色で非常にシンプル。
パーツ数も少なく、シールを貼る時間を除けばすぐに組み上がりました。

ちなみにクリアスタンドが黄ばんでいますが、これはわたしの積みプラ経年数が長過ぎるせいでございますw
くそッ!ビニール開封してなかったのに黄ばんでしもた!(>ω<)
……気を取り直し、細かく見ていきますw

頭部はモノアイ周辺を全てシールで補います。
ピンクのシールは好きな位置に貼る簡易的な仕様です。
モノアイに凸形状はなく、可動ギミックも搭載されていません。

頭頂部と後頭部に合わせ目が出ます。
モノアイレール(黒い部分)はシールで色を補いますが、ご覧のように剥がれやすいのでスミ入れペンなどでチャチャっと部分塗装するのがオススメといった感じです。

頭部は大きく上がります。左右への可動にも優れていて、首まわりの内部造形が細かいです。

胴体は前後はめ込み式で、上部・側面に合わせ目が出ます。

↑HGUCザクII F2型の胴体と比較。
ドラッツェの胴体はザクII F2型の胴体が使われているので、同じデザインになっています。が、ガンプラ的には新造されています。

肩は細かな合わせ目が出ますが、ほとんど目立たず。
ボール状の肩部スラスター・ポッドは軸接続で、ガッチリと装着されます。

そして本キットの弱点がこちら。肩部スラスター・ポッドのくぼんだ赤い部分は、全てシールです。
↑のように奥まった曲面部分に貼ることになるので、綺麗に貼るのがめちゃ難しいです(>ω<;)可能ならここは塗装推奨です。

右腕は3連40mmバルカン砲になっています。
砲身は1パーツですが、腕部はシンプルなモナカ割りで前後に合わせ目が出ます。

左腕はザクのような形状になっており、シールドが装備できます。
裏側にはびっしりとモールド形状アリ。
ちなみに同梱する左の手首パーツは↑の平手のみです。

バックパックは「ガトル戦闘機のメインエンジン」をユニットごと装備したという設定。
アンテナは別パーツ化されていますが、折れやすいのでご注意を。
バックパック自体は側面に合わせ目が出るうえ、スラスターが色分けされていません。(スラスター内部のレッドも)

左右のスタビライザーはポリキャップによるオールジョイント接続で、上下に可動します。左右に細かく動かす事も可能です。

脚部のプロペラント・タンク/スラスターユニットは左右はめ込み式で、前後にガッツリと合わせ目が出ます。
かなり目立つ位置にくるので、可能なら合わせ目消し推奨です(>ω<)

先端のスラスターユニットはグレーで色分けされており、合わせ目が出ません。

ここまで動かす事はないと思いますが、スラスターユニットは前後に大きく可動します。

同梱のスタンドは先端が角型になっていて、股下のスタンド穴に接続します。
HGUCアッシマーのスタンドの色違いです。一部ボルトなども使用するため、組み立てにはプラスドライバーが必要です。

このスタンドは優秀で、左右に大きく傾ける事ができ

前後にも動きます。非常に安定しており、色んな角度に持っていけます。
それではアクションポーズいってみます!

高速移動するドラッツェ!

後ろから。
元々シンプルなデザインというのもありますが、再現度が高くこれ以上ないドラッツェに仕上がっているのではなかろうか(*´ェ`*)

3連40mmバルカン砲で攻撃!

シールドで防御!

シールド裏側にはビーム・サーベルを搭載しており、

付属のビーム刃を取り付け可能です。
ビーム刃のエフェクトパーツは短めのクリアイエローが2本付属します。1本は余剰となります。

ビシュゥン……

斬りかかるドラッツェ!


袖付きが運用したというガトリング・ガンも付属します。
右腕の前腕部ごと交換するのですが差し替えではなく選択式なめ、組む前にどちらか決めておく必要アリです。

ガトリング・ガンは合わせ目が出ますが、ご覧のようにメカニカルな造形で銃口も細かく造形されています。

ガトリング・ガンで攻撃!

腕一体型のバルカン砲も良かったですが、こっちもいい感じだぞ……!(*_*)

ガトリング+サーベルで。

ドラッツェとしては申し分ない造形ですね。

HGで発売されているドラッツェバリエーションを比較。
※中央:HGUCドラッツェ改 右:HGUCドラッツェ(ユニコーンVer.)

成形色の他、肩部・武装などが変化しているのが特徴です。

上半身を比較。
ユニコーンVer.は、おなじみのエングレービングパーツが新規で付属します。

肩を比較。ドラッツェ改のみ、噴射ノズルが露出した形状の肩部スラスターに変化しています。

武装を比較。改はザクII F2型のザク・マシンガンに、ユニコーンVer.は腕一体型のガトリングになっているが特徴です。

今回の通常ドラッツェ以外は、プレミアム・バンダイ限定品になります。



HGUC ドラッツェの感想
ということでHGUC ドラッツェのご紹介でした。
パーツ分割による色分けは甘めで、バックパックを中心に肩部スタスター・ポッドの奥まった部分(赤いシール部分)は塗装推奨といったところ。
合わせ目の量は多く、頭部・胴体をはじめスラスターユニット(足にあたる部分)が完全なモナカ割りになっているためかなり目立ちます。
造形的にはこれ以上無いドラッツェのスタイルで立体化されているのが長所ですが、素組みだと色々不満点も出ると思うので、ある程度手を加えるモデラーさんにはオススメです。
あとこのドラッツェ、この内容にしては定価が高い気がするのでオフ率が高い時の購入がオススメだよ!(>ω<)(パーツ数・色数ともに少ないので1,000円代に抑えて欲しかったというのが本音)
以上、「HGUC ドラッツェ」のガンプラレビューでした!









