今回は「HGガンキャノン機動試験型/火力試験型」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSDに登場する、ガンキャノン機動試験型/火力試験型をご紹介。
2017年発売。
「RX-78-02ガンダム」への系譜を感じる機動試験型と、「ガンタンク」を感じる火力試験型両形態が再現できるガンプラに仕上がっています。
という事で、HG ガンキャノン機動試験型/火力試験型をレビューしていきたいと思います!
HG ガンキャノン機動試験型/火力試験型
ガンキャノンのプロトタイプ、機動試験型/火力試験型のボックスアート。
ガンプラ的には「HG ガンキャノン最初期型(鉄騎兵中隊機)」のリデコキットとなり、機動試験型か火力試験型のどちらかを再現できます。(途中でも簡単に切り替え可能)
設定的には武装や機動性能のテストするために制作されたMSで、後にガンキャノン最初期型(鉄騎兵中隊機)へ繋がる位置付けの機体です。
マーキングシールがこちら。
オリジンのHGシリーズらしく、細かなラインや機体番号などのシールが付属します。
付属品一覧がこちら。
※「マシンガン(八洲重工製)」「ライフル(ジム改の90mmブルパップ・マシンガン型)」「シールド」「簡易スタンド(+差し替え用支柱)」「機動/火力試験型切り替えパーツ」
ベースキットのHGガンキャノン最初期型(鉄騎兵中隊機)に付属していた「低反動キャノン砲」「ミサイルランチャー」が付属しない代わりに、交換用頭部や4連装機関砲、大口径砲などが付属します。
↑今回再現できるガンキャノンがこちら。
機動試験型はガンダムに繋がるようなデザインで、火力試験型はガンタンク系武装を装備しているのが特徴です。
ガンキャノン機動試験型
まずはガンキャノン機動試験型から見ていきます。
RX-78-02 ガンダムへの系譜を感じるデザインで特徴は頭部にアンテナがついており、両肩が肩部ガトリング砲になっている点です。
成形色も、オレンジを基調とした特徴的なカラーリングになっています。
オリジンのHGシリーズという事で、今のガンプラ目線で見ても古さを感じない高可動・かつ色分け優秀なガンプラに仕上がっています。
自立性・接地性ともに良好です。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。顔を上げる動作は良好で、手足はそれなりに開きます。
ヒジの関節は180度近く曲がり、ヒザ関節も90度ほど曲がります。
キレイにヒザ立ち可能です。
上半身は360度回転します。
頭部をアップで。メインカメラにはクリアグリーンのパーツが使われており、奥もメカニカルなモールドが刻まれていす。
機動試験型の特徴の一つでもあるのですが、ガンダムのようなアンテナがついているのが特徴です。
※細かなグリーン部はマーキングシールで色を補います
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部から側面にかけて合わせ目が出ます。
肩部ガトリング砲をアップで。
HGガンキャノン最初期型(鉄騎兵中隊機)では片側だけでしたが、両側がガトリングになっています。
胴体は前後はめ込み式で側面に合わせ目が出ますが、設定画準拠ではモールド扱いでOKです。
最初普通の合わせ目かと思いましたが、よ~く見ると段落ちモールドのようになっていました。(オリジンあるある合わせ目なのかわかりづらい箇所)
腕は肩の球体に合わせ目が出ます。
マニピュレーターは「3つ指型」です。
武器を持たせる場合は、別パーツのマニピュレーターを使います。(両腕対応で1つだけ付属)
上半身は、前後左右と柔軟に可動します。
腰部をアップで。
今回マーキングシールをすべて貼ってみましたが、貼る貼らないで情報量が違う印象になると思います。
股間軸は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
脚部の合わせ目は基本的にモールド位置になっていますが、付け根の球体には合わせ目アリです。
足裏に肉抜きはありません。
バックパックに合わせ目はありません。
メインスラスターは別パーツになっており、グレーで色分け済みです。
ガンキャノン機動試験型、降下!
機動実験開始!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
重火器は、マシンガン(八洲重工製)とライフル(ジム改の90mmブルパップ・マシンガン型)の2つが付属。
マシンガンは、フォアグリップと後方のストックが可動します。
持たせる用のマニピュレーターは1つしか付属しませんが、両腕どちらに持たせても大丈夫なデザインです。
シールドは指に引っ掛けたあと、前腕部の溝にはめ込むようにして取り付けます。
保持力に問題はありませんでした。
マシンガンで攻撃!
ライフルを持たせてパシャリ。
ガンキャノン火力試験型
次はガンキャノン火力試験型を見ていきます。
武装がガンタンクの「4連装機関砲」や「大口径砲」に切り替わっており、頭部も特徴的な形に変化しています。
という事で、機動試験型との変更点は「頭部」「右腕の4連装機関砲」「両肩の大口径砲」の3点です。
厳密に言えば、火力試験型で再現する場合は胸部とシールドに貼るシールを「01B」に変える事になります。
頭部が2つ付属するので、組み替える必要はありません。
機動試験型を組んだあとでも簡単に切り替え可能なので、パーツを分解する必要がないのはポイントが高いです。
頭部をアップで。こちらにもクリアグリーンのパーツが使用されています。
ただ、こちらも機動試験型と同様に合わせ目があります。
大口径砲は上下に可動するほか、
ある程度ハの字に開く事ができます。
砲身はモナカ割りではなく、筒型パーツになっていました。
上下に動かすと、↑枠のシリンダーが連動して伸縮します。
4連装機関砲は右手分のみ付属します。
銃口は開口されており、別パーツになっているため色分けも良好です。
4連装機関砲で攻撃!
大口径砲をぶっ放す火力試験型!
顔付きが違うので、結構イメージ変わりますね。
ガンキャノン的ポーズでパシャリ。
機動試験型と火力試験型の頭部を比較。
機動試験型はアンテナがあるのが、火力試験型はゴツめなガンタンク的顔付きになっているのが特徴です。
肩部を比較。
機動試験型は「肩部ガトリング砲」を、火力試験型は「大口径砲」を装備しています。
右手を比較。
火力試験型のみ、右手が4連装機関砲になっています。
オリジンシリーズのHGガンキャノンタイプを比較。
※左から「HGガンキャノン最初期型(鉄騎兵中隊機)(つや消し・ウェザリング済)」「HGガンキャノン最初期型(ロールアウト1号機)」
この中ではロールアウト1号機のみ、プレミアム・バンダイ限定品になります。
HGUC190ガンキャノンも混ぜ、色々なガンキャノンのHGでディスプレイ。
HG ガンキャノン機動試験型/火力試験型の感想
ということでHGガンキャノン機動試験型/火力試験型のご紹介でした。
可動域と合わせ目の少なさについてはガンキャノン最初期型系と同じで、オリジンシリーズのHGらしく高クオリティで立体化されています。
機動試験型/火力試験型ともに特徴のある新規造形が付属するうえ、いつでも切り替えできるので満足度は非常に高いです。
少し気になったのは、機動試験型時にマシンガンを持たせた場合マニピュレーターが分離しやすい点ぐらい。
とはいえ弱点という弱点はないので、ガンキャノン好きにはたまらない内容になっていると思うよ……(*´ェ`*)
以上、「HG ガンキャノン機動試験型/火力試験型」のガンプラレビューでした!