今回は「HGACガンダムエルオーブースター」のガンプラレビューです。
新機動戦記ガンダムW デュアルストーリーG-UNITに登場し、アディン・バーネットとロッシェ・ナトゥーノが搭乗するガンダム L.O.ブースターをご紹介。
2022年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
オリジナルメカデザイナーの阿久津潤一氏により、新デザインで描き起こされたガンダムエルオーブースターがHGAC準拠の最新フォーマットで立体化。
MS戦闘モードから、高速飛行モードへ変形するギミックを搭載しています。
という事で、HGACガンダムエルオーブースターをレビューしていきたいと思います!
HGAC 1/144 ガンダムエルオーブースター
『進化した高速飛行モードへの変形―高出力ビーム砲を備えたジェミナス!』
という事で最新フォーマットにて発売されたエルオーブースターですが、旧キットのHGが1997年発売という事でまさに25年ぶりにリニューアルされたガンプラになります。
ガンプラ的には先に発売されているHGACガンダムジェミナス01系のランナーを使用しつつ、「頭部」「胸部」「肩部」「リアクターユニット」などといった新規造形パーツが付属する内容になっています。
シール類がこちら。ホイルシールのほか、専用のマーキングシールも付属します。
そしてこちらも今回の売り、スラストビームキャノン発射状態再現用のPET素材が使われたエフェクトパーツが2つ付属します。
左右のスラストシザースに取り付けることができるぞ!※詳しくは後述
余剰パーツがこちら。
頭部をはじめ、ジェミナス01の肩部や脚部を組むことができますが一部パーツが足りないため完全なジェミナス01を再現することはできませんでした。
ただ、「アクセラレートライフル」「G-UNITシールド」は完全に組むことができるよ……(*´ェ`*)地味に嬉しいボーナスパーツです。
旧キットと比較
まずは1997年に発売された、旧キットのHG 1/144 ガンダムエルオーブースター(左)と比較してみます。
25年の差があるという事で、パッと見でめちゃめちゃ進化しているのが見て取れますね。
旧キットもスナップフィットが採用されていますが、色分けをはじめHGAC版の進化具合いがスゴイです。
アップで比較。例えば旧キットは「アンテナ中央」「口の赤い部分」「胸部」などにシールを多用していました。HGAC版では、圧倒的に色分けが向上しています。
顔付きもシャープになりました。
肩部のリアクターユニットを比較。
背部ユニットを比較。
旧キットの上側パーツはもっと上がるのですが、↑のように経年でピタっと止まらず垂れ落ちてくるようになります。
MS戦闘モード
それでは、今回のHGAC版MS戦闘モードから見ていきます。
何気に足首パーツの傾きが微妙で、接地性は悪いです。
肩部リアクターユニットや背部ユニットの重さもあり、自立できるもののそこまで安定はしない感じ。
という事で、長期間展示させておくにはスタンドが必須かもしれません。
ただ洗練されたシャープなスタイリッシュ体型で再現されており、ジェミナス01とも違う特徴的なスタイルで立体化されているのが長所と言えそうです。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、デザイン的に腕はそこまで広がりませんが真横まで開脚します。
手足の関節は90度ほど曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
真横を向くことはできませんが、腰はそれなりにまわります。
新規造形の頭部をアップで。アンテナ先端には安全フラッグあり。
頭部は左右はめ込み式で、厳密にはトサカや後頭部に合わせ目が出ますがそこまで目立たず。
横、後ろから。「トサカ前後のグリーン」「ツインアイ」のみ、シールで色を補います。
胸部をアップで。胴体は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
腕部はジェミナス01と同じです。
腰部。リアアーマーはボールジョイント接続で、左右に振ることができます。
脚部も一部新規造形で、独特な形状になっています。
合わせ目はありません。
各部アップで。最新フォーマットというだけあり、細かな色も色分けされておりディテールも細かいです。
足首パーツ(エクスパンドクロー)をアップで。
変形ギミックを搭載していて、足裏は独特な形になっています。
リアクターユニットはロール回転します。
内側にはスラストビームキャノンが搭載されており、PET素材のビームエフェクトパーツをはさむことができます。(着脱可能)
背部ユニットをアップで。旧キット違い、ピタッと止まってくれます。
細かな白い部分は色分けされていますが、一部にはホイルシールを使います。
底面にスタンド用の3mm穴は空いておらず、↑パーツを取り付けることによりスタンドに対応します。
ガッチリ装着できるので、分離する心配はありません。
ガンダムエルオーブースター、出撃!
やはりエルオーブースターは浮かせてなんぼですね……一気にかっこよくなるわ(*_*;)
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
左手には、新規造形のリアクティブシールドを装備。
グリップは可動式で、前腕部に取り付けたあと手に持たせることができガッチリと保持できます。
軽量型アクセラレートサブマシンガンも新規造形で、先端のパーツは伸縮します。
軽量型アクセラレートサブマシンガンをぶっ放す、ガンダムエルオーブースター!
リアクティブシールド裏側にはビームソードが2本収納されていて、引き起こすことができます。
エルオーブースター、ビームソードを抜剣!
ビームサーベルじゃなくて、ソードってところが地味にいいよね……。
攻撃!
ビーム刃のエフェクトパーツも2本付属するので、二刀流も再現できます。
リアクターユニットは羽のように展開し、中もしっかりと造形されています。
スラストビームキャノン、発射!
余剰パーツの「アクセラレートライフル」「G-UNITシールド」を持たせた状態でパシャリ。
高速飛行モード
高速飛行モードへの変形は簡単で、脚部を展開して角度を変えます。
脚部先端のエクスパンドクローを展開し、
バックパックを前へ倒せば……
高速飛行モードの完成です。この状態でも、スタンドに対応します。
HGAC 1/144 ガンダムジェミナス01(左)と比較。
アップで比較。頭部をはじめ胸部、腰部、肩部など変更箇所が多いです。
肩部リアクターユニットの変化が一番でかいかもしれません。
脚部もスタイリッシュなデザインに変更されています。
共通パーツも多いですが、目立つ部分がエルオーブースター特有のデザインに変更されているのでジェミナス01とはガラリとイメージが変わりました。
↑旧キットとディスプレイ。
本キットが発売されたことにより需要が低くなったと思いますが、旧キットが気になる方は↓のレビューもあわせてどうぞ。
HGAC 1/144 ガンダムエルオーブースターの感想
ということでHGガンダムエルオーブースターのご紹介でした。
まず補足情報ですが、リアクターユニットまわりの肩パーツの接続強度が少し弱いため、さわっているとポロリすることが多々ありました。
組み替えをしない場合は、接着してしまった方がストレスが軽減されると思われますぞ。
接地性もちょい悪なのでそのあたりも弱点ですが、先述したとおりジェミナス01とは別デザインのスタイリッシュ体型で立体化されているため、新規造形が多いことから満足度の高いプレバン品に仕上がっていました。
以上、「HGACガンダムエルオーブースター」のガンプラレビューでした!