今回は「HG ハンブラビスバン」のガンプラレビューです。
ガンダムビルドファイターズA-Rに登場し、ルワン・ダラーラが使用するハンブラビスバンをご紹介。
2017年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
一部にHGUCハンブラビの色違いランナーを使用しつつ、新規造形として「頭部」「胴体」「肩」などが付属。
飛行形態へも変形可能です。
という事で、HGBFハンブラビスバンをレビューしていきたいと思います!
HGBF ハンブラビスバン
タイ代表のルワン・ダラーラが、第8回世界大会用に製作したハンブラビベースのガンプラ、ハンブラビスバン。「スバン」はタイの神鳥を意味する言葉で、単純変形機として製作されたガンプラになります。
キット的にはHGUCハンブラビの一部色替えランナーを使いつつ、スバン分の新規造形パーツが同梱する内容になっています。
組み立て書にはルワン・ダラーラさんが記載。
今回のハンブラビスバンの設計コンセプト的に、アビゴルバインでの敗北経験から防御力よりスピード(機動性)を重視したバトルスタイルにシフトしたとの事です。
ホイルシールがこちら。
モノアイや、細かな白い部分の色を補うものが中心です。
付属品一覧がこちら。
※「フェダーイン・ライフル」「ビームサーベル×2」「ウイングトマホーク」「手首パーツ×5」
海ヘビは同梱しませんが、かわりに新規造形のウイングトマホークが付属。
手首パーツはベースキットと同様、左右の「握り手」「武器持ち手」と左の「平手」の計5つが同梱します。
こちらがハンブラビ分の余剰パーツです。
すべてのハンブラビパーツが入っているわけではないので、色違いのハンブラビを組む事はできませんでした。
そして完成したHGBFハンブラビスバンがこちら。
パープルを基調とした成形色に変更されているほか、パッと見で頭部・胴体まわりが変更されているのが見て取れます。
ハンブラビとの共通パーツは多いですが、目立つ部分が新規になっているおかげでイメージがガラリと変わりました。
元は2012年に発売されたHGUCをベースとしているため、合わせ目の量は多いです。
ただスタイル・接地性ともに良好。その異質で特徴的なデザインもうまく再現されているのではないでしょうか。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は元のハンブラビより向上しており、ショルダーアーマーが一新された事により腕の上げ幅が向上しました。
開脚範囲も広いです。
手足の関節は90度以上曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
腰は少し撚る事ができますが、真横を向く事はできません。
頭部をアップで。エルガイムを感じるデザインになっているぞ……(*´ェ`*)
頬付近の白い部分やモノアイは、ホイルシールで色を補います。
頭部は左右はめ込み式で後頭部に合わせ目が出ますが、作例準拠の場合モールド扱いでOKかもしれません。
※下部分は段落ちモールドのようになっています
頭部の中身には、クリアブルーのパーツが使用されています。
モノアイはシールなので、非可動です。
胴体は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
このあたりはグレー部分のパーツを含め、新規造形です。
同じく新規造形のショルダーアーマーは、ハンブラビ系を意識してか開口されたデザインになっています。(設定的には穴抜きをする事で軽量化しているとの事)
肩はボールジョイント接続で前後に可動、肩アーマー自体は前後はめ込み式のため上部から側面にかけて合わせ目があります。胴体の上やバックパックも然り。
腕はショルダーアーマー以外、ハンブラビの色替えです。
白いフレーム部や前腕部に合わせ目があります。
背部ビームライフル(メガ粒子砲)にも合わせ目あり。
二枚のウイングは新規造形で、多少角度を変える事ができます。
腰部のサイドアーマーも新規です。
股間軸は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
サイドアーマーは、ポリキャップによるボールジョイント接続です。
脚部は前後にチラホラと合わせ目があります。
↑の赤枠で囲っていない「ヒザ下」などの一部は段落ちモールド化されていますが、設定画ではモールドがないため原作再現派はすべて消しちゃっても問題ないと思います。
ヒザを曲げた際にも合わせ目は無しです。
足裏に肉抜きはありませんが、一直線に合わせ目アリです。
ハンブラビスバン、ガンプラバトルスタート!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
フェダーイン・ライフルに変更はありません。
一部合わせ目あり。ハンドパーツの甲が外れやすいのと、ライフルのデザイン的な事もありちょい持たせにくいです。
バトルフィールドに降り立つハンブラビスバン!
攻撃!
左のみ平手が付属するので、表情付けが楽しめます。
フェダーイン・ライフルの持つ位置を変えれば、ロング・ビーム・サーベルとして装備させる事ができます。
銃口にサーベル刃を取り付ける事ができるぞ!
全体図。
アクション!
両手で構える事ができます。
ビームサーベルは、グリップ・ビーム刃ともに2本ずつ付属します。
ビームサーベルを構えるハンブラビスバン!
二刀流で。
アクション!
こちらは新規造形のウイングトマホーク。
手首パーツの穴サイズとフィットしないので、持たせると少しプラプラします。
サーベル+ウイングトマホークで。
それでは飛行形態(MA形態)に変形させてみます!
腕部クローを展開し、角度を変え……
脚部のパーツを展開し、足を折りたたみます。
グワッと足を後ろ側に持っていき、テールランスを展開します。
最後に、MS状態で使っていたスタンド穴にウイングトマホークを接続します。
ウイングトマホークの下部がスタンド穴(アクションベース2のデフォルト角型タイプ)に対応します。
ドドン。飛行形態の完成です。
突撃!
HGUCハンブラビと比較。
成形色が変更されただけではなく、このようにデザインが大幅に変更されています。
HGBF ハンブラビスバンの感想
ということでHGハンブラビスバンのご紹介でした。
まず弱点からですが、頭部・胴体・肩・腕・脚部などと、合わせ目の量は結構多いです。(組み立て書の作例準拠の場合モールド扱いでOK、設定画準拠だと合わせ目部分みたいな感じ)
また、設定画と比べると成形色のパープルが赤みがかり過ぎているため、気になるモデラーさんは要塗装かもといった感じです。
長所はその独特なデザイン(特に頭部・胴体まわり)で、公式外伝のプレバン品+新規造形多数という事でプレミア度合いはかなり高いと思います。
レアなガンプラファンなら、再販タイミングでの購入を強くオススメしますぞ……(*´ェ`*)
以上、「HGBFハンブラビスバン」のガンプラレビューでした!