今回は「HGUC ユニコーンガンダム3号機 フェネクス (デストロイモード) (ナラティブVer.)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムNTに登場する、ユニコーンガンダム3号機フェネクスのナラティブバージョンが発売されました。
2018年発売。
公開に先駆けて発売されたフェネクスですが、通常バージョンに新規造形の「尾のようなスタビライザー」を追加したガンプラになっています。
という事で、今回は通常バージョンとの違い・比較を含めてガッツリご紹介します!
HGUC ユニコーンガンダム3号機 フェネクス (デストロイモード) (ナラティブVer.)
ついに機動戦士ガンダムNTのガンプラ第一弾、不死鳥モチーフのフェネクス(ナラティブバージョン)が発売されました。
今回のナラティブバージョンの特徴ですが、以前ガンダムフロント東京限定で発売された通常のHGUCフェネクスに「尾のようなスタビライザー」のランナーを追加した内容になっていました。
組み立て書とシール。
シールはまんま通常のHGUCフェネクスと同じものが付属します。
↑こちらが今回の売り、新規造形のランナーになります。
成形色を少し変えてくるかなと思っていましたが、このランナーが追加された以外は通常フェネクスと全く同じ内容でした。
とはいえ今ではガンダムフロント限定のフェネクスVer.GFTは新品で入手できず中古はプレミア価格になっていたため、一般販売を待っていたモデラーさんも多かったのではないでしょうか。
という事で完成したフェネクス(ナラティブバージョン)がこちら。
基本的な本体部分は2009年に発売されたHGUC1号機デストロイモードの色変えキットという事で、実に15年前のキットベースになります。
ていうかユニコーン公開から10年近く経ったんですね……
時の流れが速すぎて怖い……w
ご覧の通り一番の特徴は背面に装備された2つの新型アームド・アーマーDEになります。
アームド・アーマーDE部分は半分以上HGUC2号機バンシィノルンの色替えパーツが使用されています。
成形色はゴールドのメタリック風成形色になっています。
少し明るめのHGUCリバイヴ百式のような感じできらびやかな見た目になっているものの、人によってはウェルドライン(まだら模様みたいな感じ)が気になるかもしれません。
腕は水平まで上がり膝立ち可能。
上半身も360度回転しますが、今のガンプラ基準で見てしまうと開脚範囲は狭いです。
フェネクス特有の頭部アンテナは1パーツ成形になります。
ランナーの都合上アンテナが1つ余るので、折れた時用や改造用に使えてちょっぴりお得だったりします。
ツインアイのシールも黄色。
全体が金ピカです。
露出したサイコフレームは綺麗なクリアブルー成形。
元の配色がシンプルなので色分けは良好ですが、ベースキットと同じく肩センサー上部はゴールドのシールで補います。
とにかく派手な見た目になっているのでディスプレイケースに飾るとひときわ目立ちます。
フェネクスさんは好き嫌いがハッキリわかれるデザインになっているのではなかろうか。
腕部。クリアブルーのサイコフレームにパーツを取り付けていくだけなので合わせ目が出ません。
ちょい昔のHGUCながらこの辺りの構造がブロックパズルのようになっていて素晴らしい。
ビームマグナムのEパック(弾倉)はリアアーマーにマウント可能です。
RGのようにマグナム本体に装着するギミックはありません。
脚部も合わせ目はなし。
足裏は肉抜きがなく、色分けもされているので今の目で見ても素晴らしい部分です。
下から見上げるとリアアーマー内部やふくらはぎにスラスターがあります。
細かなところですがちゃんとグレーに色分けされています。
こちらがナラティブバージョンの新型アームド・アーマーDEになります。
中央の軸パーツに取り付けるだけですがガッチリ保持してくれます。
裏側から。組み立て書によると、尾のようなパーツはスタビライザーとの事です。
アームド・アーマーDEを比較。
左から「HGUCバンシィノルン(NTD)」「ガンダムフロント東京の通常バージョン」「今回のナラティブバージョン」になります。
今回のナラティブバージョンのみ、スタビライザー部分等が新規パーツになっています。あとの形状は同じです。
アームド・アーマーDEは広い面が多いので、ウェルドラインが結構目立つと思います。
塗装派モデラーさんは問題ありませんが、素組み派モデラーさんはここが許容できるかどうかが購入を判断するキーポイントになっているのではないでしょうか。
軸をバックパックに接続して固定、そこそこガッチリ付くので落下する心配はあまりない印象です。
あと、上部の方にある穴(写真右)は内部から塞ぐ構造に変わっています。
というのも、
通常版フェネクス(←)とナラティブバージョンでは取り付け位置がかなり違う仕様になっています。
ナラティブバージョンはスタビライザー分、かなり上の位置で固定する感じ。
※ちなみに比較写真でおわかりいただける通り、通常版との違いはアームド・アーマーDEのみであとは成形色含め全く同じです
スタビライザーは3箇所で曲がる仕様。
ただプラにプラを挟み込むだけなので、頻繁に動かしているとヘタレます。
というか、今回写真撮るために動かしていただけで、実際にヘタりましたw
スタビライザーは左右方面にも多少可動します。
スタンドに設置。やはり追加分のスタビライザーがイイ味出してるぞ……(*´ェ`*)
ビームマグナムは1号機と同じものが付属し、合わせ目あり。
バンシィノルンのようなリボルビングランチャーは付属しません。
右手のハンドパーツのみビームマグナム用ハンドが付属します。
ビームマグナムで射撃するフェネクス(ナラティブVer.)!
フォアグリップは可動するので両手撃ちも可能です。
ビームサーベルの柄はバックパックに2本マウントされています。
そしてここの軸はかなり折れやすいので注意!(実際折れた事があるw)
このフェネクスにはビームエフェクトパーツが付属しないので、他から持ってきました。
なんとか定価を抑えたいギリギリの価格設定であったのが垣間見えます。
もちろんビームトンファーも再現可能です。
ビームサーベル×2、ビームトンファー×2の超近接特化仕様。
ボックスアート等には描写されていないシールドも付属します。
通常シールドの接続パーツを移植すれば、バンシィノルンやバンデシネ版のようにアームド・アーマーDEを腕に装備する事ができます。
上下逆に装備するとスタビライザーで攻撃しているようなポージングも可能。
HGUCフルアーマーユニコーンガンダム1号機デストロイモード(塗装済み)と比較。
HGUCユニコーンガンダム2号機バンシィノルン デストロイモードと比較。
これで一角獣、獅子、不死鳥がHGUCで無事一般販売された事になりますね。
RGユニコーンガンダム2号機バンシィノルンと比較。
HGUCシナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)と比較。
ジェスタ(シェザール隊A班)に襲われるフェネクス!
B班に狙撃されるフェネクス。
C班にキャプチャーガンで狙われるフェネクス!
HGUCジェスタ(シェザール隊仕様A班装備)と比較。
C班(HGUCジェスタ シェザール隊仕様B&C班装備)と比較。
ゴールドコーティング版と比較。
通常版とメッキ版の比較画像は↓でどうぞ。
色々なユニコーンガンダム系でディスプレイ。
きらびやか!派手!それがフェネクス……。
HGUC ユニコーンガンダム3号機 フェネクス (デストロイモード) (ナラティブVer.)の感想
という事でHGUCフェネクス(ナラティブバージョン)のご紹介でした。
先述した通りガンダムフロント東京で発売されていた通常バージョンに、スタビライザーのランナーが追加されたキットになっています。
そして残念ポイントですが、その追加ランナーのスタビライザーの接続強度が不安な点が挙げられます。
プラとプラで挟み込む仕様なのですが、動かしていたらヘタってきたので間を瞬間接着剤で太らせて対処しました。
※もしかしたら自分の触り方が強すぎたのが原因かもですが
ということでこのフェネクスナラティブバージョン、ゴールド成形のウェルドラインが気にならず、限定版を持っていなかったモデラーさんにはオススメといった感じです。
今のガンプラ基準で見ると開脚範囲が狭いですが、プロポーションが良く背部の新型アームド・アーマーDEのスタビライザーのおかげで見栄えは良いキットに仕上がっていました。
以上、「HGUC ユニコーンガンダム3号機 フェネクス (デストロイモード) (ナラティブVer.)」のガンプラレビューでした!