今回は「HGユーゴー」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズに登場し、サンドバル・ロイターが搭乗するユーゴーをご紹介。
2016年発売。
逆関節の脚部構造であるヘキサフレームが使われており、特徴的な円月刀やリード線を使用したアンカー射出クローなどが付属。
鉄血系キットの中でも異彩を放つ構造で立体化されています。
という事で、HGユーゴーをじっくりとレビューしていきたいと思います!
HG ユーゴー
超独特の見た目を持つユーゴーさん。
設定的には、高い機動性を維持するため装甲面を犠牲にした「ヘキサフレーム」を使用しているモビルスーツになります。
その機体特性から、厄祭戦集結時に残っていた個体は全体の数パーセントにも満たなかったとの事です。
組み立て書には「夜明けの地平線団」の団長、サンドバル・ロイターが記載。
ホイルシールの量は少ないですが、ショルダーアーマーの広範囲の部分に貼るものが付属するため結構目立つ感じです。
付属品一覧がこちら。
※「マシンガン」「円月刀×2」「アンカー射出クロー用リード線」「アクションベース用ジョイントパーツ」
武器はモナカ構造で合わせ目が出ます。
そしてこちらがヘキサ・フレーム。
脚部が逆関節のフレームになっているのが特徴で、数あるフレームの中でも独特の構造をしています。
ユーゴー以降はこのヘキサ・フレームが使われる鉄血キットは発売されなかったので(双子の色替えプレバン品をのぞく)、今後新作のビルド系とかで是非使って欲しいフレームだと思います(*´ェ`*)
そして完成したHGユーゴーがこちら。
鉄血らしく低価格キットながら、色分け良好・良プロポーションかつ広い可動域を実現しています。
これが定価1,000円台前半で手に入るというのが素晴らしいっす……。
ちなみに今回は武器の合わせ目を消し、つや消しフィニッシュにて仕上げてあります。
台風の日につや消しスプレーしたから多少汚くなったぞ!w
武器も独特のデザインですね。他の鉄血系ガンプラと並べていても結構目立ちます。
それでは細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は大きく広がります。
脚はもっと広がるのですが、脚部装甲が体に接触するため開脚範囲はここまでとなります。
デザイン上膝立ちはできませんが、脚部に逆関節のフレームが使用されているため一般的なガンプラとは違った動きを見せます。
上半身は360度回転。ただ円月刀を背負わせた場合はパーツが干渉し、あまりまわらなくなります。
頭部をばらしてみた図。
目のセンサーに、バーチャロン臭を感じるぞ……w
センサー部はホイルシールで色を補います。
頭部の外装パーツは胸の前まで伸びたデザインですが、左右方向に首を振る事ができます。
後頭部のセンサーもシールを使用します。
上から。肩は多少前後に動きます。
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で、上部に合わせ目が出ます。
お腹まわりのフレームをアップで。鉄血のフレーム系キットらしく、
前後・左右と柔軟に可動します。
ショルダーアーマー外側のパーツ(青いパーツ)は可動し、中にはスラスターが造形されています。
ショルダーアーマーの広範囲の青い部分はシールで色を補います。
腕は前腕部前後に合わせ目が出ます。
二の腕は筒状パーツです。
肘関節は90度強曲がります。
バックパック左右には円月刀をマウントできる専用のジョイントパーツを取り付けます。(青枠内)
凹凸接続のため、ガッチリとマウント可能です。
フロントアーマー(オレンジのパーツ)は1パーツ成形で、脚可動の妨げにならないよう可動します。
脚部オレンジ色のラインはシールが付属しますが、股間中央のダクトっぽい箇所はオレンジで要塗装です。
脚部の合わせ目はほぼ無いと言ってOKです。
厳密に言えば膝付近(青いモモの部分)前後に合わせ目が出ますが、ご覧のようにほとんど目立たないです。
後ろと足裏。マンロディと違い、カカト内側に肉抜きはありません。
カカトパーツは展開するぞ!
足首パーツの可動域は凄まじく、どの位置にも持っていけるうえ
つま先のパーツを大きく倒す事ができます。
足首パーツの可動範囲がとにかく広いので、接地性にはめちゃめちゃ優れています。
股下にアクションベース用の3mmジョイント穴が空いていますが、奥まった位置になっているため専用のジョイントパーツが付属します。
ユーゴー出撃!
なんとなくカラーリングにもバーチャロン臭を感じる……w
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみます!
マシンガンから。シンプルな2パーツモナカ構造で合わせ目が出ます。
設定的には月のラグランジュポイントに拠点を置く「ヘパイストス」が開発したマシンガンとの事です。
マシンガンをぶっ放すユーゴー!
肩周りなどパーツが干渉する部分もあるのですが、かなり自由なポージングが可能です。
腰部ソケットのカバーはアンカー射出クローとして展開できます。
リード線を取り付け、クローを開き再現します。
アンカー射出クローで攻撃!
こちらの設定は「敵機を捉える」用途のほか、「補給物資の運搬用牽引ワイヤー」としても機能するとの事です。
組み立て書のこういうマニアックな設定解説、面白いよね……。
円月刀を装備させてみます。
こちらもシンプルな2パーツモナカ構造で、側面に合わせ目が出ます。
ただ設定色がグレー1色という事で色分けは良好です。
円月刀で斬りかかるユーゴー!
蹴り!
二刀流で。
襲いかかるサンドバル!
ポージングがうなるわ……(*_*;)
脚部の逆関節構造もさることながら、本体や円月刀のデザイン的にガンダム作品の中でもめちゃめちゃ特徴的なガンプラに仕上がっているぞ!
HGユーゴー ツインセットとディスプレイ。
双子のユーゴーは、プレミアム・バンダイ限定で発売されました。

HG ユーゴーの感想
ということでHGユーゴーのご紹介でした。
目立つ合わせ目はショルダーアーマー上部と武器類のみで、かなり組みやすいガンプラに仕上がっています。
手を加えるとすれば「広範囲に貼る事になるショルダーアーマーの青いシール」と「股間中央のダクト」を塗装するぐらいで良さそうです。
ガンダムフレームやグレイズフレームとも違った「逆関節構造のヘキサフレーム」の出来が良いので、組んだり動かしたりしていて非常に面白いガンプラでした。普通にオススメ!
以上、「HG ユーゴー」のガンプラレビューでした!