今回は「HG R16 M1アストレイ」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場し、アサギ・マユラ・ジュリが搭乗するM1アストレイをご紹介。
2012年発売。
所属軍識別マークや型式番号のマーキングシールが付属するほか、プラモデルオリジナル仕様として大型対艦刀が2本付属します。
という事で、HG M1アストレイをレビューしていきたいと思います!
HG M1アストレイ
組み立て書には「アサギ・コードウェル」「マユラ・ラバッツ」「ジュリ・ウー・ニェン」さんが記載。
ガンプラ的には「R16表記」があるとおり、ガンダムSEED HDリマスタープロジェクトとして発売。中でも本キットは、過去の色替えではない新フォーマットで立体化されているのが特徴です。
という事で、テレビ放送当時のHGよりも今風プロポーションに仕上がっています。
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
機体番号ですが、アサギが「211」マユラが「212」ジュリが「213」となります。
……バンダイさんからの、3機買えってメッセージかな?(*ノェノ)
付属品一覧がこちら。
※「71式ビームライフル」「70式ビームサーベル×2」「対艦刀(+鞘)×2」「シールド」
面白いのは、ボーナスパーツとしてI.W.S.P.に採用されている対艦刀が2本も付属する点です。
手首パーツは左右の「武器持ち手」、右の「銃持ち手」、左の「握り手」の計4つが同梱します。
そして完成したHG M1アストレイがこちら。
HGCEシリーズではないものの、ラゴゥと同様に新規造形で作られているのが嬉しいですね。
放映当時のHG SEEDシリーズは今のガンプラ目線で見ると古いものが多いですが、ご覧の通り今回のM1アストレイは高クオリティで立体化されている模様。
ABS樹脂も使われておらず、妙な肉抜きも少ないので満足度が高いです。
それでは各部細かく見ていきます!
※今回は一部合わせ目消し+部分塗装をしていますが、いつも通り合わせ目箇所は画像でバッチリ解説していくぞ!(>ω<)
可動域はそこそこ広く、手足は大きく広がります。
顔を上げる動作も得意です。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
特に、肘関節は180度近く曲がります。
上半身は360度回転します。
今の超絶可動するHGと比べると標準的な可動域ですが、全体的に見て可動に関する不満は少ないです。
頭部をアップで。特徴的な大型のV字アンテナは、先端に安全フラッグがついています。
左右の黒い部分はシールで、イーゲルシュテルンは要塗装です。
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部から側面にかけて合わせ目が出ます。
胴体も前後はめ込み式で、黒いパーツの側面やバックパックに合わせ目が出ます。
胸部エアインテークの赤い部分は色分けされており、内部からパーツが露出する構造です。フルフレーム構造ではありませんが、アストレイ系キットらしい作りをしています。
肩部をアップで。肩はボールジョイント接続で、ある程度前後に可動します。
上から見た場合、バックパック(と胴体上部)に合わせ目が出ます。
腕部は関節パーツにのみ合わせ目あり。(今回消しています)
二の腕は筒状パーツ、前腕部は合わせ目が出ないパーツ分割構造です。
腰部。股間軸は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
脚部は、前後にちょこちょこと合わせ目が出ます。
特にヒザの白い外装部分は目立つので、合わせ目消し推奨といったところ。(↑は消しています)
足を曲げた際に露出するフレーム部分にも合わせ目あり。(消し済)
足裏には多少肉抜きがあります。
バックパックの上部左右には、70式ビームサーベルを装備。
着脱可能です。
フライトユニットの下側はボールジョイント接続で、柔軟に可動。一応ジョイントパーツを介し、側面にライフルとシールドをマウントする事もできます。
ちなみにフライトユニットと言っても、レッドフレームのフライトユニットとは別造形です。
バックパックをアップで。↑の青枠にシールを多用したり、赤枠に合わせ目が出たりします。
このあたりが重点的な改修ポイントかな?
「マユラ、ジュリ、行くわよ!」
M1アストレイ、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
シールドはジョイントパーツを介し、前腕部に接続します。(二箇所からの選択式)
表面の赤い部分は、すべてホイルシールで色を補います。
裏側は要塗装で、グリップは一体化パーツになっており引き起こす事はできません。
71式ビームライフルがこちら。銃持ち手は右手分のみ付属します。
モナカ構造で合わせ目があり、フォアグリップも固定式です。(↑画像は合わせ目消しの途中状態です(*ノェノ))
アクション!
71式ビームライフルで攻撃!
「当たれ!」
ヒザを着いて射撃。
「見たか!オーブの底力!」
肘可動が優秀なおかげで、マウント状態のサーベル柄を握る事ができます。
M1アストレイ、70式ビームサーベルを抜刀!
攻撃!
サーベル刃も2本付属するので、二刀流状態も再現できます。
そして今回の売りの一つでもある、対艦刀がこちら。
ガードを鞘に引っ掛けるようにして取り付けます。
設定的には、複合兵装ストライカーパックであるI.W.S.P.に採用されている実体剣となります。
M1アストレイ、対艦刀を抜刀!
ホワイト1色1パーツ成形のため、グリップなど「グレー」「レッド」で要塗装です。
元々白要素が多いので、そこまで塗装に手間はかからないと思います。
飛びかかるM1アストレイ!
二刀流で。
「オーブは…、私たちが守る!」
HG M1アストレイの感想
ということでHG M1アストレイのご紹介でした。
HGCEシリーズではないものの、2012年クオリティで立体化されているのでそこまで古さを感じないガンプラに仕上がっています。(同時期に発売されたHGガンダムアストレイレッドフレーム フライトユニット装備や、HGゴールドフレーム天などと同水準)
バックパックや脚部を中心にそれなりに合わせ目はありますが、可動域が広いうえ現代風プロポーションで立体化されているのが長所といったところ。
ボーナスパーツの対艦刀をストライクルージュに持っていき、HGリマスターのアイキャッチ風ルージュを再現するための一部パーツとして利用するのもアリかと思います。
ABSレスで塗りやすく、今のガンプラ目線でも普通にかっこいいので誰にでもオススメだよ!
以上、「HG M1アストレイ」のガンプラレビューでした!