今回は「HGBFパワードジムカーディガン」のガンプラレビューです。
ガンダムビルドファイターズトライに登場し、ホシノ・フミナが使用するパワードジムカーディガンをご紹介。
2014年発売。
「HGUCパワードジム」の色違いランナーに、新規造形として「肩アーマー」「ガトリングガン」「ヒザまわり」「バックパック+武装」などが付属する内容になっています。
という事で、HGBFパワードジムカーディガンをHGUCパワード・ジムとの違いや比較画像を交えてレビューしていきたいと思います!
HGBF 1/144 パワードジムカーディガン
パイセンの劇中最初のガンプラ、パワードジムカーディガン。
機動戦士ガンダム0083に登場するパワード・ジムをベースに、大幅な機能強化を施したガンプラになります。
ファイターはガンプラバトル部の部長、パイセン。
ビルド系って、女子機体にニッチなものを持ってくる傾向があるよね……(ビルドダイバーズRe:RISEのウォドムポッド然り……)
ホイルシールがこちら。
パワード・ジムからカーディガンになった事で設定色がシンプルになり、色分けは良好になっています。
主にお腹や股間、カカトに貼るシールが付属します。
付属品(手持ち武器など)一覧がこちら。
※「ビームマシンガン」「ビームサーベル×2(+ビームエフェクトパーツ×2)」「手首パーツ×3」
同梱する手首パーツは「右の銃持ち手・武器持ち手」「左の平手パーツ」の3つのみで、通常の穴あき左手は付属しません。
このあたりは元キットの名残りが出ている部分になります。
ランナーの都合上、HGUCパワード・ジムの余剰パーツが出ます。
「肩パーツ」「バックパック」「サイドアーマー」「スネパーツ」「シールド基部」など、本キットを色違いのパワード・ジムに組める余剰パーツ構成になっています。
ただ、元キットに同梱する武器「ブルパップ・マシンガン」「ハイパー・バズーカ」は付属しません。
そして完成したHGBFパワードジムカーディガンがこちら。
元キットが2006年発売と18年前の古いガンプラが使われているため、関節パーツにABS樹脂が使われていたり作りが古い部分がチラホラあります。
ただ、武装てんこもりの兵器っぽい見た目は今の目で見ても普通にかっこいいっす……。
主に「肩」「腕のガトリング」「ヒザまわり」「バックパック」「武器類」が新規造形です。
装甲色がフミナイエローに変わり明るい印象に変化したものの、パワード・ジムの兵器的デザインが継承された良デザインになっていると思います(*´ェ`*)
重心が後ろに寄るため自立性は低いです。(↑運良く立っておる……w)
このキットの売りはバックパック部分のアームのクオリティの高さだと思います。
めちゃめちゃ良くできているので、そのあたりは後ほど!
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。今のガンプラ目線で見ると広くはないですが、手足は必要十分に開きます。
立ちヒザはちょっと無理が出ます。
上半身は360度回転します。可動域はHGUCパワード・ジムと同じと思ってOKです。
頭部にはクリアグリーンのパーツが使われています。
くぼみ部分などは黒で要塗装ですが、元のカラーデザインがシンプルなため色分けは優秀です。
頭部は前後はめ込み式で、側面と頭頂部に合わせ目が出ます。
後ろのアンテナは別パーツで色分けされています。
胴体の色分けも中々凝っていて、胸のダクトの黒い部分は内部からパーツが露出する構造です。
ただお腹は一部白いシールで色を補います。
胴体側面は一部段落ちモールド風になっているものの、一応設定画ではモールド無しだったりします。
バックパックも前後はめ込み式で、合わせ目が出ます。
上から見た図。肩は前方向へ多少傾きます。
肩アーマーは前後はめ込み式で、上部に合わせ目が出ます。(バックパック上面にも)
腕は肩内部ブロック(グレー部)と前腕部に合わせ目あり。
前腕部に装着しているガトリングガンが新規造形です。
左手は手首がスナップする平手パーツのみが付属します。
HGUCパワード・ジムの名残り部分。
肘は二重関節構造になっており、180度近く曲げる事ができます。
フロント・サイドアーマーともに大きく可動。
股間のV字周辺は全てシールで色を補います。
↑リアアーマーのスラスターは別パーツで色分け済み。
青枠のサイドアーマーが地味に新規造形になっており、穴が空いていてカスタム性が向上しています。
脚部は「アンクルガード」「足首パーツの内部フレーム」「関節パーツ」に合わせ目が出ます。
モモ側面は段落ちモールド風になっているものの、設定画ではモールド無しです。
このヒザ側面に装着したパーツが新規造形部分になっており、イエロー・グレーと色分けが良好です。
カカトは上がります。(露出したフレーム部に合わせ目が出ます)
足裏に肉抜きはありません。モールドも細かいですが、組み立て書作例ではグレーになっていたため要塗装部分です。
股下のカバーパーツを外せば角型のスタンド穴が露出。
↑の青枠のパーツが新規で付属し、従来の3mm穴に対応させる事ができます。
アクションベース2、HGBC GPベース、魂ステージのスタンドでも展示可能でした。
パワードジムカーディガン、出撃!
背負いものが重く、1/144スケールながら結構重いです(*´ェ`*)
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
新規造形のビームマシンガンはシンプルな3パーツ構造で、合わせ目が出ます。
フォアグリップは可動しますが、左の持ち手が付属しないため本キットだけでは両手で構える事はできません。
ビームマシンガンで攻撃するパイセン!
平手を添えて。
手首がスナップし、中々かっこいい表情付けができます。
ガトリングガンのカバー取り付け位置を変えれば、展開状態が再現できます。
ガンダムNT-1アレックスを感じるデザインですね!(>ω<)
ガトリングガンで撃ちまくるフミナ!
カッケェ!!!
肩のビームサーベル取り付け基部は可動し、前後へ回転します。
ビームサーベルを抜刀!
左肩のサーベルも引き抜く事ができますが、本キットには左の武器持ち手が付属しないため二刀流させるには他から持ってくる必要アリです。
バックパックに搭載された大型ライフルは、アーム部分がフレキシブルに可動します。
色々な角度に動き、自由度がめちゃめちゃ高いです(>ω<;)
接続強度も丁度良く、ストレスフリーに動かしまくる事ができます。
大型ライフルで攻撃!
シールドのアームもグネグネ動きます。
止まってほしい位置でピタっと止まってくれ、出来がかなりいいです。
シールドはHGUCパワード・ジムの色違いが2つ付属します。
裏側のモールドが細かいです。組み立て書の作例基準では、シールド裏がグレーのようでした。
前方へ展開できます。サンボル風なかっこよさがあるぞ……(*´ェ`*)
大型ライフル、シールドともに横や斜めにも向ける事ができます。
ほんと色んな角度に動くので、ポージングセンスが問われるガンプラになっていますw
古い本体をよくぞここまでかっこよく仕上げたものだな……(*_*)
今のガンプラ目線で見ても普通にかっこいいしポーズが決まりまくります。
ベースキットのHGUCパワード・ジム(塗装済)と全身を比較。
ここからはパワード・ジムから変更された箇所を解説していくぞ!
まずは肩アーマー。
※パワード・ジムの塗装がショボ過ぎるのは気にしないでください……w
前腕部ガトリングガンの有無。
ヒザまわり。
背部バックパック+武装です。
写真外だと、サイドアーマーも変化しています。
別売りですが、今回の大型ライフルやアームにガトリングガンなどを追加したパワードアームズパワーダーも発売されているので、
こちらも一緒に購入して「武器てんこ盛り状態」を再現するのもオススメだぞ!(>ω<)
Figure-riseBustホシノ・フミナとディスプレイ。
ぷちきゃら!Ver.Gのパイセンフィギュアを取り付けてみます。
このぷちきゃらシリーズには、ガンプラに取り付ける事ができるアームがついているので、色々なところに接続できるぞ!(>ω<)
※とはいえ↑のサイドアーマーの穴はちょい緩かったです
Figure-rise Standard ホシノ・フミナとディスプレイ。
ウイニングガンダム系と比較。
初期メンツのHGBFビルドバーニングガンダム、HGBFライトニングガンダムとディスプレイ。
ビルドバーニングとライトニングガンダムは完全新規造形にて発売されましたが、このパワードジムカーディガンのみリデコキットとなっています。
ただ、個人的にはこの中だとパワードジムカーディガンが一番好きだったりしますw(*´ェ`*)
HGBF 1/144 パワードジムカーディガンの感想
ということでHGBF パワードジムカーディガンのご紹介でした。
合わせ目箇所は多く「左のハンドパーツが平手のみ」だったりしますが、背部の大型ライフルとシールドをつなぐアームの出来がめちゃめちゃ良いです。
色々なポージングができるので、アクションポーズが決まりまくるのが最大の長所かと。
ベースキット同様、関節パーツにはABS樹脂が使われているため塗装派モデラーさんは注意してね!(>ω<)
繰り返しになりますが、パワードアームズパワーダーを追加購入して武器増し増しにして遊ぶのもオススメです。
以上、「HGBF パワードジムカーディガン」のガンプラレビューでした!