今回は「MGイージスガンダム」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムSEEDに登場するイージスガンダムの、MG 1/100版をご紹介。
2012年発売。
MG化にあわせた新規開発画稿により、洗練された変形ギミックとプロポーションで立体化されています。
フレームも他とは違うX300系の独自可変フレームが使われていて、もちろんMA形態へ変形可能。
ということで、MGイージスガンダムをレビューしていきたいと思います!
MG 1/100 イージスガンダム

MG版のイージスガンダムさん。
2012年発売とそこまで古い構造のキットとは言えないのですが、なにげに13年前のガンプラということで、今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているのか!?を中心に見ていきたいと思いますぞ!(>ω<)

ホイルシール、マーキングシール、ガンダムデカール(ドライデカール)の3種が付属します。

1/100 アスラン・ザラのフィギュアも付属。

そして完成したMG 1/100 イージスガンダムがこちら。
KPS(やわらかプラ)未使用かつ、ポリキャップを組み込んでいく昔ながらの構造ではありますが、古さを感じないディテールとプロポーションで再現されています。

うむ。10年以上前のキットとは思えない見た目ですね……(*_*)
このあたりのガンプラになってくると、今のガンプラ目線でも通用するクオリティに仕上がっているのではないでしょうか。
ただ今回の場合、特殊なX300系のフレームが使用されているというのもあるのか、組むのに難しい箇所がチラホラあったので初心者モデラーさんはご注意を。

それでは各部細かく見ていきます!

可動域は広く、手足は大きく広がります。

手足の関節は90度以上曲がり、つま先のクローの関係で少し無理はでるものの、一応ヒザ立ち可能です。

腰はもっと撚ることができるのですが、サイドバインダーと干渉するため動くのはこのぐらいまでと思ってOKです。

特徴的な頭部をアップで。アンテナ中央などには無色のクリアパーツが採用されていて、その上に青いホイルシールを貼る仕様。
トサカ部は左右はめ込み式で、地味に合わせ目が出ます。
頬左右のイーゲルシュテルンは、内部からパーツが露出する形で色分けされています。

横、後ろから。後ろ側もクリアパーツの上にシールを貼る感じ。

胴体をアップで。コクピットハッチは、上下とも開閉します。

特徴的な肩部。前後に可動はしませんが、合わせ目はありません。

腕部をアップで。少し気になったのは、肩と二の腕の接続強度がそこまで強くなく、高エネルギービームライフルを持たせて重くなったときに垂れ落ちてくることが多々ありました。

腰部をアップで。↑枠のサイドバインダーをつなぐジョイントパーツは可動式で、上下に動かすことにより細かく位置調整することができます。

股下のパーツを外し、アクションベース用のジョイントパーツをつけることでスタンドに対応します。
また、足の付け根軸は上下に可動します。

サイドバインダーには、伸縮ギミックが搭載されています。MGらしい特徴部分ですね。
バインダー自体は、少し引き出すことにより角度を変え、押し込むことで固定されるミニロック機構が備わっています。

サイドバインダーを後ろから見た図。
一部合わせ目は出るものの、グレー部のスリットなど細かく造形されています。

脚部。実は足首パーツのジョイント部がポッキリいってしまったので、破損にはご注意を……(>ω<;)
わたしの触り方が雑だった説もありますが、そんなに力を入れてないのにバキッと折れたのでみんなは注意してね……(涙

クローと足裏をアップで。クローは前後に可動します。

背部。このあたりもディテールが細かいです。

「出撃する。今日こそ足つきを墜とすぞ!」
イージスガンダム、出撃!

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます。

口径がやや大きい、60mm高エネルギービームライフルがこちら。
わたしのやり方が悪いだけかもしれないのですが、どうやってもガッチリと固定させて持たせることができませんでした。(グリップと指パーツに穴は空いているのにフィットしない感じ)
個体差かもしれませんが、一応ご報告。

「牽制をかける!」
アスラン・ザラ、高エネルギービームライフルで攻撃!

高エネルギービームライフルは、サイドバインダーにマウントできます。

こちらのシールドは、前腕部との軸接続でガッチリと保持できます。
↑枠パーツを普段つけませんが、

このように、高エネルギービームライフルとの接続時に使います。

接地状態でパシャリ。

シールドのグリップを掴んで保持することもできます。

また、シールドもサイドバインダーにマウント可能です。
シールド内側のジョイントパーツを動かして接続します。

両腕のクローにビームエフェクトパーツを取り付ければ、ビームサーベルが再現できます。

つま先のクローも然り。4つ分付属します。
一応左右があるみたいですが、どっちでも取り付け可能でした。

イージスガンダム、ビームサーベルを展開!

指交換パーツは、「握り手」「武器持ち手」「平手」の3種類が左右分付属します。

攻撃!

「どうしてもやるというのなら…俺はお前を殺す!」

それではMA形態に変形させてみます。ちょっと言葉で全てを伝えきれるかわからないので、主要なところだけ解説。
まずはアンテナ中央のパーツを前へスライドさせ、トサカを倒してアンテナを折りたたみます。

後ろへスライドさせ、

この位置に調節します。

スキュラ左右にある↑枠パーツをこの角度に変え、

手足をこのようにします。前腕部は、前方へスライドさせます。

脚部は一度ふくらはぎ付近のロックパーツを解除したあと、足首パーツを縮めて再ロックします。

ドドン。このように広げます。

580mm複列位相エネルギー砲 スキュラをアップで。
本体に内蔵された大口径のエネルギービーム砲で、MA形態時に高速接近し一撃離脱を想定した武装となります。

あとはライフルやシールドを取り付け、アームを前方に配置。

これで、MA形態の巡航形態へ変形完了です。
この場合でも、MS形態時に使ったアクショベース用のジョイントパーツが利用できます。

高速移動!

グワっとアームを展開させれば、攻撃形態に切り替えできます。

最初アニメで見た時、「これがライバル機なのか……(*_*;)」と衝撃を受けた記憶がありますw

グワッ!

ストライクと交戦!
※MG 1/100 エールストライクガンダムVer.RM

「救助した民間人を人質に取る…そんな卑怯者と共に戦うことが、お前の正義か!?キラ!」


2002年(R版は2011年)発売の、HG 1/144 イージスガンダムと比較。
HG版は昨今の仕様であるHGCE版は発売されておらず、TV放映当時のHG GUNDAM SEEDシリーズが発売されています。RG版も発売されていないので、1/144スケールのガンプラをチョイスするならこのレトロなHGをチョイスする必要があります。



EFコレクションのアスランフィギュアとディスプレイ。

このフィギュア、出来が良くかなりのイケメンフェイスで造形されているので、他にも色々あるアスランフィギュアの中でも特にオススメだよ……。

MG 1/100 イージスガンダムの感想
ということでMGイージスガンダムのご紹介でした。
他のGAT系とは違う特殊なX300系の可変フレームが採用されているので、他ガンダムとは違う構造・ギミックで立体化されているのが長所だと思います。
ただ可変機の宿命なのか、MS形態時の肩まわりの可動が少し硬かったり、複雑なパーツ構造をしているからか変形時や動かしている時に破損する可能性が高い点は、ご注意を。
実際動かしていて、足首のジョイントがポッキリいった時は😨という顔になったので、みんなは気をつけてね……。
ディテール感やプロポーションの良さについては最近のMGにも負けておらず古さも感じないので、見た目に関しては最強のイージスになっていると思いますぞ。
以上、「MG 1/100 イージスガンダム」のガンプラレビューでした!


















