今回は「MGガンダムバルバトス」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズに登場する、ガンダムバルバトス第4形態のマスターグレード版をご紹介。
2019年発売。
内部のガンダムフレームの出来が凄まじく、エイハブ・リアクターの構造再現はもちろん関節部のシリンダーが伸縮するなど、ハイディテールな造形で立体化されています。
という事で、MGガンダムバルバトスを1/100版のガンダムバルバトスとの比較画像も含め、いつもより画像数多めでレビューしていきたいと思います!
MG ガンダムバルバトス

MGガンダムバルバトスのボックスアート。グレイズを粉砕するバルバトスが描かれています。この絵、最高にかっこいいっす……(涙
ちなみに、記念すべき鉄血のオルフェンズシリーズ初のMGになります。

ホイルシールは「ツインアイ」「300mm滑空砲のセンサー部」の色を補うもののみ付属。色分けはかなり優秀です。
マーキングシールも付属しますが、ドライデカールや水転写デカールではなくテトロンシールです。

まずはガンダムフレームから見ていきます。
1/100版のガンダムバルバトスの組み立て書では「フレームを組み立ててから外装をかぶせていく」順番でしたが、MG版ではフレームに外装をかぶせながら組み立てていく従来の組み立て指示になっています。
※飛ばし飛ばし組めばガンダムフレームを先に組む事ができる感じ

ツインアイには光沢感のあるグリーンのシールを貼りますが、貼らずともツインアイ部分がクリアグリーンのパーツになっていたりします。
また、1/100でも各部シリンダーが伸縮するギミックを搭載していましたがMG版では数が増え、画像右のようにシリンダーがシルバー成形になりました。
身体を動かせば各部連動し、

このように伸縮します。特に肩周りは2本のシリンダーが連動し、面白い動きを見せます。
めちゃめちゃ良くできているのですが、良くも悪くもこの構造のおかげで肩を上げる動作のみ少し苦手だったりします(*´ェ`*)

肘関節にもシリンダー。曲げると連動します。外装をかぶせてもチラチラ見えるので、MGらしくハイディテールさを感じる部分になっています。

背中にも2本のシリンダーあり。首を後ろに傾けると伸縮します。

ヒザ関節とカカト付近にも。先にガンダムフレームだけを組んで遊んでみましたが、この状態で動かすだけでも結構面白いです(*´ェ`*)

そして完成したMGガンダムバルバトスがこちら。
組んでみた感想ですが、ちょっと難しい箇所があったので初心者モデラーさんはご注意を。組み立て書初っ端の1番から1分ぐらい考え込みましたw←勘がにぶいだけ説アリ

色分けについてはかなり優秀で、ほとんどパーツ分割により色分けされています。
ちなみにポリキャップレス仕様ですが、各KPS関節の接続強度が丁度良く、背部に武器を背負わせまくっても自立が安定します。

後ろ姿が美しい……。

付属品は1/100版には付属しなかった「メイス」をはじめ、「太刀」「300mm滑空砲」が付属。1/100三日月・オーガスは2種類付属します。※後述
武器を背部に接続するジョイントパーツも同梱。余剰パーツはほとんど出ません。

1/100三日月・オーガスをアップで。ものすごい良くできているぞ……!(>ω<;)

基本的な可動域がこちら。手足は水平まで上がり、手足の関節は90度以上曲がり上半身も360度回転。
非常に良く動きますが、肩を上げる動作のみちょい苦手といったところ。ただ最近のガンプラ目線で見た場合なので、必要十分には動きます。

頭部をアップで。色分けは完璧で、1/100版よりアンテナが鋭くなっています。

もちろん頬の黄色いパーツも色分けされています。

超アップで。かなりのイケメンフェイスで立体化されていますね。
フェイスマスクのスリットは開口されており、もちろん赤いパーツも別パーツ化されています。

胴体を見ていきます。シルバー成形のシリンダーがチラリと見えるところにMGらしさを感じますね。

上半身は前後に可動。

コクピットハッチは開閉します。座った状態のミカも付属するうえ、かなり細かく造形されています。

1/100ではシールだった「胴体中央」「肩のマーク」は、内部からクリアピンクのパーツが露出する構造になりました。

腕部の色分けも完璧で、

合わせ目が出ないパーツ構造です。塗装派モデラーさんはかなり塗りやすいと思います。
肘関節は90度以上大きく曲がります。

手首パーツは「握り手」「武器持ち手」「表情付き平手」の3種類が付属します。(左右とも)
親指は独立可動します。

手首はスナップします。

フロント・サイドアーマーのみならず、リアアーマーも動きます。色分けも優秀です。

脚部も合わせ目が出ない構造で、足を曲げたときに露出する関節パーツもモールドが細かいです。

横、後ろから。モモ側面は段落ちモールド化されています。

ヒザのピンク部分にもクリアピンクのパーツが使われています。ヒザ関節後ろ側はシリンダーが露出するうえ、

ふくらはぎ付近のスラスターパーツを下にずらせば、ヒザまわりの可動範囲が拡大します。良くできたギミックだな……。

脚部左右のスラスターは角度をつける事ができます。ここもMG特有の部分。

つま先はここまで倒す事ができ、

接地性も優秀です。足裏に肉抜きは無く、モールドも細かいです。
股下に取り付ける、専用のアクションベース用ジョイントパーツが付属します。後ろから前へ接続する形で取り付けます。
※アクションベース1および4に対応

太刀はシンプルな2パーツ構造ですが、↑の白いパーツの穴を刃先から下に通して組み上げるため合わせ目が出ません。

ガンダムバルバトス、太刀を抜刀!

平手パーツの指先がトゲトゲしていてかっこいいっす……!(>ω<)

襲いかかるバルバトス!

肩を上げる動作だけはちょい苦手です。ただ肩周りの前後可動には優れているため、

両手で太刀を構える事ができます。

挑発するミカ!

バックパックの↑パーツを引き上げ、

ジョイントパーツを介せば背中に太刀をマウントできます。※左右どちらでもOK

メイスは先端のパーツが伸縮します。

メイスを構えるバルバトス!

メイスは1/100には同梱しなかったので、MG版の売りの一つでもあります。

グレイズを粉砕するバルバトス!
※「1/100グレイズ(一般機/指揮官機)」を使用



シュヴァルベグレイズと交戦!

※「1/100シュヴァルベグレイズ(マクギリス機)」


両手で構える事もできます。

カッケェ!!!

また、背中にマウントさせる事ができます。
太刀の時に使ったジョイントパーツを使うのですが、↑枠の2箇所どちらか好きな位置で取り付け可能です。

300mm滑空砲を展開させるには、一度滑空砲をバックパックに接続します。左右どちらでもOKです。

バックパックパーツは引き出す事ができるので、

この状態で各部位置を変え滑空砲を展開します。

グリップを引き起こし、つかませれば……

300mm滑空砲の展開完了です。

滑空砲+太刀で。

滑空砲+メイスで。本体の自立性が高く、安定してポーズをつける事ができます。

1/100ガンダムバルバトス(左)と全身を比較。1/100版にはメイスが付属しません。もちろんMGの方が色分け・ディテールともに優秀ですが、1/100もフレーム構造になっており中々出来が良いです。

頭部を比較。アンテナに鋭さが増しました。

1/100ではシールだったピンクの部分やショルダーアーマーの黄色い部分などが、MGでは全てパーツ分割により色分けされている感じです。



最後に、1/100スケールのルプス/ルプスレクスと比較。
※左から「本キット」「1/100ガンダムバルバトスルプス」「1/100ガンダムバルバトスルプスレクス」




MG ガンダムバルバトスの感想
ということでMGガンダムバルバトスのご紹介でした。
肩がそこまで上がらないものの、とにかく見た目特化のハイディテールなキットに仕上がっているという印象です。
シリンダー伸縮によるガンダムフレームの内部構造が作り込まれているので、フレームを組んでいるだけでワクワクしてきました。緻密にできている反面、多少組み方がわかりにくいところがあるので、初心者モデラーさんは注意してね!(>ω<)
ガンダムフレームとMGの相性は抜群だと思うので、今後も鉄血系の色々なガンダムの発売を期待してしまいますね。
以上、「MG ガンダムバルバトス」のガンプラレビューでした!




































