今回は、様々なバリエーションが発売されている「MG RX-78-2 ガンダム」の違いを徹底比較してみます!
あなたは一体、どのMGが好きかな……?
MG RX-78-2 ガンダム 比較
まずは比較するMGを確認
MGのRX-78-2ガンダムは、様々なバリエーションが発売されています。
まずは以下に、発売年を並べてみました。(長いので読み飛ばしてもいいよ……(*´ェ`*))
・1995年 最初のMGが発売。
・2000年にVer.1.5が発売。主に「頭部」「脚部」が新規造形で武器を追加
・2002年にVer.Kaが発売。アレンジのきいたデザインで再現
・2003年にパーフェクトガンダムが発売。強化型外装を外せば「TVアニメのプロポーションに近い」新規のガンダムが再現されている
・2005年にVer.ONE YEAR WAR 0079が発売。PS2用ソフト「機動戦士ガンダム 一年戦争」に登場するデザインで再現。脚部フレームにはVer.1.5が使われている
・2007年にVer.ONE YEAR WAR 0079の「アニメーションカラーバージョン」が発売。色以外同じ
・2008年にVer.2.0が発売。TVアニメを意識したスッキリとしたモールド
・2013年にVer.3.0が発売。現代風なアレンジバリバリの姿で再現
・2015年にGUNDAM THE ORIGIN版が発売。デザインが一新されているほか「胸部武装」「ショルダー・キャノン」といったオリジン版ならではの武装が付属
自分の知りうる限りなので抜けがあるかもしれませんが、今回はこの主要なMGを使って比較していこうと思います!
おっちゃん並べるだけでも楽しい……。それでは早速比較していきます!
MG RX-78-2 ガンダム 比較
頭部を比較。Ver.1.0とVer.1.5は共通部分が多いのですが、頭部は変更されています。こう見てみると「Ver.1.5」「パーフェクトガンダムの中の人」「0079」は、少し顔付きが似ていますね。
Ver.Kaは、アレンジが効いた鋭い目つきで再現。
Ver.2.0からは個性的な顔になり、フェイスマスクのヘの字スリットなどが開口されています。
胴体と腰部を比較。
コア・ブロック・システム(コア・ファイターを内部に組み込む構造)はVer.1.0でも搭載されていましたが、「パーフェクトガンダムの中」「0079」「オリジン版」ではオミットされています。
腕部。Ver.1.0とVer.1.5は共通パーツが多いですが、地味に関節部などが変更されています。一部装甲が開閉するギミックも搭載。
Ver.Kaからはギミックが撤廃、シンプルな形状になりましたがVer.3.0は一部装甲が多色成形にアレンジされています。
バックパックを比較。面白いのがVer.Kaで、バーニアが4基に増設されています。
ほか、「パーフェクトガンダムの中」「Ver.2.0」は原点回帰的な超スッキリとしたデザインをしているのが特徴です。
この中で一番違うのは、ショルダーキャノンを装備しているオリジン版です。
脚部を比較。ここでもVer.Kaのソール部に、個性を感じます。
Ver.2.0の、アニメを意識したデザインがたまりませんw(>ω<)
ビーム・ライフルを比較。オリジン版は後期型(左)のほかに、前期型(右)も付属します。
Ver.3.0の、グリップが白になっているのがオシャレですね。
ハイパー・バズーカを比較。
Ver.ONE YEAR WAR 0079まではグリップが非可動のため持たせづらいのですが、Ver.2.0からはグリップが可動するようになりました。
厳密にいえばVer.2.0とVer.3.0のバズーカは一部形状が違うのですが、ほぼ同じと思ってOKです。
一番豪華なのは、パーツが追加されたオリジン版でしょうか。
シールドを比較。
ここもVer.Kaの個性が光っていて、黄色い十字が存在しません。
また、オリジン版では上下逆に持たせるようになったのも面白いです。(従来風の持たせ方も可能)
シールド裏の接続方法も、各種で微妙に違います。
Ver.ONE YEAR WAR 0079からは、グリップが存在しています。
それではここから、個別で特徴を見ていきます!まずは前半組から。
※Ver.1.5の登場により、正直今からVer.1.0を紹介する意味はあまりないと思うので、「Ver.1.5」からいってみます
Ver.1.5
まずはかなり古い、Ver.1.5から。
Ver.1.5の特徴は、脚部内部のメカ部分にダンパーを一体成形したランナーが使用されている点です。(Ver.1.0では非搭載)
パーツをランナーから切り離すだけで、可動させることが可能。RGシリーズのアドヴァンスドMSジョイントの前身のような作りをしています。
一部装甲も展開でき、内部のメカ構造が見える作り。
このあたりコダワリを感じますね。
Ver.1.0には付属しなかったガンダムハンマーと、
ビーム・ジャベリンも付属します。
ただこのあたりの武器はVer.2.0でも付属するうえ、今回比較したMGの中では古いMGとなるため、今のガンプラ目線で見た場合Ver.1.5を最推しできないかな、といった感じです。
Ver.Ka
Ver.Kaの特徴は、なんといってもカトキハジメ氏による個性的なデザインが光っている点。
武器、マーキングシール、説明書にいたるまで、すべてがカトキハジメ氏がプロデュースしているというファン向けアイテムになっています。
バックパックのバーニアは4基にアレンジされていて、上下に可動します。
シールドは、十字がないスッキリとしたデザイン。
この尖っているデザインが最大の特徴で間違いありませんが、2002年発売ということで可動域が狭く、どうしても古さを感じてしまう点はご注意を!(>ω<)
パーフェクトガンダムの中の人
次は、MG 1/100 パーフェクトガンダムの強化型装甲を取っ払ったガンダムを見ていきます。
新規造形になっていて、アニメを意識したデザインで再現されているのが特徴です。
ただ、強化型装甲を取り付ける仕様になっているため、この状態だといらないモールドが見えてしまう弱点はアリ。(左右の肩近くのブルーあたり)
腰がそこまで回らないため、可動域は狭いです。
ガンダムベース限定で、強化型装甲を取っ払ったMGも販売されています。
今回使ったのはそちらのバージョンで、アニメカラーで再現されているのが特徴です。
この「他にはないガンダム」はアニメーションを意識したデザインで再現されているので、このガンダムが一番イメージに近い方も多い気がします。(Ver.2.0よりガッチリした体系なのも特徴)
Ver.ONE YEAR WAR 0079
Ver.ONE YEAR WAR 0079はPS2用ソフト「機動戦士ガンダム 一年戦争」に登場する姿が再現されているモデル。
成形色が全体的に淡い色合いで再現されているのが特徴で、個人的にはこのガンダムから可動面がアップした気がします。
外装は新規ですが、脚部フレームにはVer.1.5のランナーが流用されています。
Ver.1.75と言ってもいいかもしれませんね。
ガンダムハンマーも付属!
今では当たり前ですが、このモデルから腰を大きく捻ることができるようになりました。
画像右の、アニメーションカラーバージョンも発売されています。
違いは色だけなので、好きな方をチョイスしてみてくださいね。どちらも一般で入手可能です。
Ver.2.0
それではいよいよ後半戦、「Ver.2.0」「Ver.3.0」「オリジン版」を見ていくぞ!(>ω<)
このあたりのラインアップになってくると、今のガンプラ目線で見ても通用するハイクオリティなものになってくるので、この中から好みのデザインを選ぶのがオススメ。
Ver.2.0の特徴は、なんといってもこのスッキリとしたアニメを意識したシンプルなデザイン。
おそらく「このガンダムが自分のイメージに一番合う」という方も多いのではないでしょうか。
装甲色が鮮やかな色合いになっているのが、レトロ味を感じていいですね。
ただ体型はスマート化されているので、原作アニメの体型が好きな方は先程紹介したパーフェクトガンダムの中の人の方がしっくりくるかも、といった感じ。
このVer.2.0は、ガンダムハンマーと
ビーム・ジャベリンが付属します。
Ver.2.0はわたしのイチオシMGなので、モールドがバキバキに入ったガンダムが「嫌いな方」にはめちゃめちゃハマるMGだと思います。
Ver.3.0
いっぽうVer.3.0では装甲が多色成形になり、ご覧のようにアレンジがバキバキに入った現代風のデザインで再現されています。
これもこれでかっこいいですね。今っぽいガンダムが欲しい!という方にはマストアイテムになっているのではないでしょうか。
可動範囲は、大幅にアップしました。
少し関節がクニャつくところはあるのですが、細やかな動きをつけられるのがセールスポイントです。
足を曲げると、太ももの装甲が連動してスライド可動します。
よく動く!
Ver.3.0が好みの方も多そう。
現代風アレンジがきいたガンダムが好きな方は、このVer.3.0かオリジン版がオススメです。
GUNDAM THE ORIGIN版
そして現状一番新しいMGが、このオリジン版です。
胸部の新武装「ガトリング砲」「ショルダー・マグナム」をはじめ、
背部にショルダー・キャノンを装備した状態も再現できます。
ビーム・ライフル(前期型)も付属するので、お得度も高いです。
ショルダー・キャノンをアップで。
攻撃!
嬉しいことに、「ガトリング砲」「ショルダー・マグナム」「腕部バルカン砲」用のエフェクトパーツも同梱します。
とにかく最新のMGガンダムが欲しい場合は、オリジン版一択です!(*_*)
番外編 1/100 RX-78F00 ガンダム
こちらはマスターグレードではありませんが、イベント限定品の「1/100 RX-78F00 ガンダム」のクオリティも高いので、一応ご紹介しておきます!
無印1/100ながら、可動域が広いです。
MGにも劣らないモールド量で、非常に見た目がいいです……!(>ω<)
プラモデルオリジナルの専用台座も付属するぞ!
これの出来が良くて、台座にビーム・ライフルやシールドを取り付けることができます。
ご覧のとおりしっかりとモールドが刻まれているので、かなりの高クオリティ。初期MGより出来が良いので、この1/100も候補に上がると思います。
限定品なのがネックといったところでしょうか。
色々なガンダムを並べてパシャリ。
それぞれのレビューは、↓のリンクからどうぞ。
MG RX-78-2 ガンダムを比較した感想
いかがでしたでしょうか。
個人的な感触としては、Ver.Kaまではさすがに古さを感じます。
パーフェクトガンダムの中のガンダムあたりから「おや?意外と出来がいいぞ……」となってきたのですが、まだ可動面で不満がありました。
0079で腰がまわるようになり、Ver.2.0あたりから現代風なクオリティになってきたと思います。
まとめると、レトロなガンダムが好きな方には「パーフェクトガンダムの中」か「Ver.2.0」、アレンジがバキバキに入ったガンダムが好きな方には「Ver.3.0」か「GUNDAM THE ORIGIN版」がオススメといった感じ。
今後また新しいMGが追加されたら、記事を更新していきますね!
以上、「MGガンダムの比較」記事でした!