今回は「MGガンダムストームブリンガーF.A.(フェイタル・アッシュ)/ジム・タービュレンス」のガンプラレビューです。
ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL’S WORLD CHALLENGEに登場する、ガンダムストームブリンガーF.Aとジム・タービュレンスの選択式キットをご紹介。
2020年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
ストームブリンガーF.A.はMGストームブリンガーの色替えに新規造形パーツを足したもの、ジム・タービュレンスはMGジム・ドミナンス風の姿が再現でき、どちらか片方を選択式で選ぶ仕様となっています。
ということで、MGガンダムストームブリンガーF.A./ジム・タービュレンスをレビューしていきたいと思います!
MG 1/100 ガンダムストームブリンガー F.A.(フェイタル・アッシュ)/ジム・タービュレンス
以前発売されたMG 1/100 ガンダムストームブリンガーのリデコキットで、成形色がフルアーマーガンダム風の渋いカラーリングに変更され、新規造形も追加された本キット。
今回はそれに加えて、ジム・ドミナンス風のジム・タービュレンスも再現できる内容になっているのが最大の特徴です。
2キット再現できる豪華な内容という理由もあるのか、お値段は少し高めの6,270円(税込)となります。
組み立て書は、色がついたものが付属します。
ホイルシールは少なめで、豪華な新規デザインの水転写デカールが付属します。
基本的な大元にはMG 1/100 ジム・スナイパーIIのランナーが使われており、「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」「MG 1/100 ジム・ドミナンス」「ランナー配置都合のストームブリンガー」のパーツが大量に余りますw
今回再現できる2体がこちら。
※左が「ガンダムストームブリンガーF.A.」、右が「ジム・タービュレンス」
ざっくり言うと「胴体」「腕部」「下半身」が共通で、「頭部」「肩部」「バックパック」が異なります。このあたりはじっくりと後述しますが、まずはガンダムストームブリンガーF.A.から見ていきたいと思いますぞ!(>ω<)
ガンダムストームブリンガー F.A.(フェイタル・アッシュ)
こちらが完成した、MG 1/100 ガンダムストームブリンガーF.A.(フェイタル・アッシュ)。
F.A.ではないストームブリンガーは以前同じプレバンで発売されていましたが、今回は成形色がフルアーマーガンダム風に変化しており、背部に新たに「360mmロケット砲改」「精密照準システム」が新規造形で再現されているのが特徴です。
大元をたどれば2008年に発売されたMG 1/100 RX-78-2ガンダムVer.2.0の骨格パーツが使われているものの、その後発売されたMG 1/100 ジム・スナイパーII/ジム・ドミナンス/ストームブリンガーのランナーを基本ベースとしているため、古さを感じない作りになっています。
KPS(やわらかプラ)+ポリキャップの安定した構成になっていました。
F.Aとしての最大の特徴は、このバックパックです。
可動域はかなり広く、手足は大きく広がります。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
真横を向くこともできます。
全体的に見て可動域は超広く、本キットのセールスポイントになっています。
頭部をアップで。無印からは成形色しか変化はなく、アンテナまわりのパーツは尖っているうえ細かく色分けされています。
地味な部分ですが、首の接続部の土台パーツは前へ倒すことができます。
上半身をアップで。ご覧のようにパーツ分割で細かく色分けされているうえ、モールドが多くMGらしく角ばった造形で再現されています。
ただ、ツインアイをはじめ細かなグリーン部はすべてホイルシールで色を補います。
胴体の中にパイロットを乗せるのですが、組み終えてしまえば見えなくなります。
肩は前方へ細かく可動。
↑枠のボックスビームサーベルを外せば、ジム・ドミナンスから引き継いだ2連ビーム・キャノンを装備できます。
基本部はモナカ構造になっていて、合わせ目は出ます。
持ち手(指交換パーツ)は、左右分付属します。
腰部。アーマーは、フロント以外グレーの裏打ちパーツが使われています。
↑枠のジョイントパーツをつければアクショベース系に対応しますが、ぶっちゃけ接続強度が弱いので落下による破損にはご注意を!(>ω<)←撮影中、何度か落下しましたw
脚部も、ディテールが細かいです。
各部アップで。ふくらはぎのバーニア内部も、細かく色分けされています。
ヒザ関節は二重関節構造になっていて、よく曲がるうえKPS仕様の恩恵で接続テンションが丁度よく、かなり動かしやすいです。
新規の360mmロケット砲改(右上部)、精密照準システム(左上部)をアップで。グリーン部はシールです。
F.A.と進化した、特徴部分です。
360mmロケット砲改を引き出せば、前へ倒すことができます。
基本段落ちモールドになっていますが、砲身には合わせ目が出ます。
バックパックのスラスター部をアップで。
こちらも細かく色分けされています。ストームブリンガー系、どこをアップで見ても作り込みがスゴいな……。
プロペラントタンクはボールジョイント接続で、可動します。
組み方が悪いだけかもしれませんが、接続強度が弱く動かしていてポロリすることが多々ありました。
ガンダムストームブリンガーF.A.(フェイタル・アッシュ)、バトルスタート!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
二連ビームキャノンで攻撃!
平手の指交換パーツは、左右分付属します。
暴れまわるストームブリンガーF.A.!
360mmロケット砲改で攻撃。
めっちゃ動く……。
ボックスビームサーベルの先端には穴が空いていて、サーベル刃を取り付け可能です。
※右腕に取り付ける場合は、2連ビームキャノンを外してボックスビームサーベルを取り付けます
ビームサーベルで攻撃!
ジム・タービュレンス
それではジム・タービュレンスに組み替えた状態を見ていきます。
頭部(および首の接続パーツ)は取り替えればいいだけですが、「肩部」「バックパック」はパーツを分解して組み替えることになるため、サクッとは切り替えできない感じです。(とはいえ一部をバラすだけなのでそこまで複雑ではありません)
こちらの姿は基本ジム・ドミナンスに近い形状になりますが、タービュレンス特有の新規パーツが使われているのが特徴です。
ちなみに設定的には、ガンダムストームブリンガーに改造する前の姿となります。
ガンダムストームブリンガーF.A.から変える部分まとめです。
「頭部」「肩部」、
「バックパック」の3点です。バックパックはビーム・サーベルが搭載されていて、ジム・ドミナンスとは違うデザインになっているのが特徴です。
また、ジム・ドミナンスではサーベルを腰部に装備していましたが、バックパックに移し替えられています。
頭部は基本ジム・ドミナンスと共通点が多いですが、トサカ中央や耳まわりのアンテナデザインが変更されています。ここが、タービュレンスの新規部分です。
横、後ろから。左側パーツの先端は、白のホイルシールで色を補います。
バイザーは可動します。
一部グリーンのシールを使うものの、クリアグリーンのパーツが使われています。
ジム・タービュレンスのアクションポーズいってみます。
キレイにヒザ立ちできるので、ポージングがうなるぞ!(>ω<)
ボックスビームサーベルはもちろん、
ジム・タービュレンスでは背部にサーベルを装備しているので……
手に持たせることができるのも特徴です。
攻撃!
いい感じ……。
二刀流で。
ガンダムストームブリンガーF.Aとの、変化ポイントを比較。
肩アーマーは、ブレードあり/なしの違いがあります。
バックパックを比較。繰り返しになりますが、肩部とバックパックは組み換えが必要です。
MG 1/100 ガンダムストームブリンガー F.A.(フェイタル・アッシュ)/ジム・タービュレンスの感想
ということでガンダムストームブリンガーF.A./ジム・タービュレンスのご紹介でした。
2形態が選択式で再現できるのはもちろんですが、KPS関節+ポリキャップによる可動面に秀でたガンプラなのが最大の長所かもしれません(*_*)
首も細かく動き、ストレスを感じることなく色々なポージングが楽しめる優良キットに仕上がっている模様。
色分けも優秀でモールド多め、ディテールも細かく不満点がありません。
ガンダムストームブリンガー好きはもちろん、ジム・ドミナンス風でフルアーマー的カラーリングの渋いジム好きの方にもオススメだと思います。
以上、「MG 1/100 ガンダムストームブリンガー F.A.(フェイタル・アッシュ)/ジム・タービュレンス」のガンプラレビューでした!