今回は「MG RX-78-2 ガンダム Ver.Ka」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムに登場するRX-78-2ガンダムの、MG Ver.Ka版をご紹介。
2002年発売。
カトキハジメ氏が描き起こしたRX-78-2仕様で立体化されており、ガンダムのデザイン・武装・マーキングシール・説明書すべてがカトキ氏プロデュースで構成されています。
という事で、MG ガンダムVer.Kaをレビューしていきたいと思います!
MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.Ka
Ver.Ka版のMGは、2002年発売でシンプルなボックスアートになっています。
ちなみに第1弾のMGガンダムは1995年に発売、2000年にはVer.1.5が発売され、その次の3つ目に発売されたのが今回のVer.Kaとなります。(キャスバル専用などを除く)
組み立て書には「「Ver.Ka」は、こうして生まれた。」という、イラスト付きのインタビューが掲載されているぞ!
商品名から見ても当然ですが、今回はカトキハジメ氏デザインVer.で立体化されているのが特徴となります。
↑現在主要のMGガンダムである、「MG Ver.3.0」「GUNDAM THE ORIGIN版」と比較。
今回は古いVer.Ka版のレビューになりますので、より新しい1/100スケールのガンダムを見たい場合は↓のレビューをどうぞ(*´ェ`*)
ホイルシール、マーキングシールのほかに、ガンダムデカール(ドライデカール)も付属します。
ホイルシールで色を補う部分は、ツインアイとトサカ前後のみです。
パイロットスーツの1/100フィギュアが付属します。
こちらが余剰パーツ。あまり使えそうなパーツは余りません。
コア・ファイターがこちら。MGらしく色分けが優秀ですが、最近のMGコア・ファイターと比べてしまうと色の足りないところはある感じです。
キャノピーにはクリアパーツが使用されていますが、開閉はせず。中のパイロットは色分けされていません。
底面にランディングギアを取り付けることにより、接地状態で展示できます。
コア・ファイターを折りたたんだ図(画像左)。これを組み込んでもいいのですが、別で組み込み専用の簡易パーツも付属します。
簡易パーツにしては、モールドが細かいぞ……。
簡易パーツの中身がこちら。一応、中に乗せるパイロットも付属します。
組み込んでみます。接続強度はちょうど良く、動かしていて分離することはありませんでした。
ガチャコン。という事で、完成したMG RX-78-2ガンダムVer.Kaがこちら。
装甲色ホワイトは少しクリームがかった色で再現されていて、「顔付き」「胴体」「肩部」「ソール部」などにカトキハジメ氏のデザインが色濃く出ているのが特徴です。このあたりはVer.1.5以前やVer.2.0以降とも違うデザインになっているため、このデザインが本キット最大の特徴で間違いないです。
注意ポイントですが、本キットは最近のMGのようなフルフレーム構造ではないため、構造的には最近のRE/100のような組み方になっています。
ここは人によって長所にも短所にもなり得る部分だと思うので、一応ご報告。
MGとしてはランナー数が控えめで、組みやすくはあります。
接地性は及第点といったところ。↑以上足を開いた接地は、不可です。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は低く、腕は水平まで広がりますが開脚範囲は狭いです。
手足の関節はそれなりに曲がり、ヒザ立ち可能です。
特に腕関節は180度弱曲がります。
腰はここまで撚ることができます。
今のガンプラ目線で見た場合、全体的に見て可動域は狭いです。
Ver.Kaらしい頭部をアップで。
ファーストの優しい顔付きではなく、鋭めな頭部デザインになっています。
頭部は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
アンテナ先端に、安全フラッグはありません。
胴体をアップで。襟前部左右のグレーの部分が、カトキ版の特徴といったところ。
コクピットハッチは、開閉します。
バックパックをアップで。
下部4基のスラスターは、それぞれ上下に可動します。
ちなみに上面のカバーを外すと、内部のモールドが細かく造形されているのが見えます。
フルフレームではないものの、一部パーツを外して展示してみるのも面白そうです。
腕部。肩内部ブロックのグレーと、前腕部に合わせ目が出ます。
左手のみ、握り手が付属します。(右手は銃持ち手が付属)
基本は、指可動タイプのハンドパーツが左右分付属します。
腰部は中央のV字イエローも色分け済み。左右のヘリウムコア(黄色の四角パーツ)の位置が面白く、外側に広がって配置されているのが見て取れます。
足の付け根軸は、昔ながらのボールジョイント接続です。
脚部は、後ろから見た内部フレームにしか合わせ目がありません。
その他の合わせ目は、作例を見る限りモールド扱いでOKそうでした。足裏に肉抜きはありません。
各部アップで。ヒザ裏の動力パイプには、メッシュ素材が使われています。
ちなみに、ふくらはぎの外装を外せば内部が↑のようなシリンダー構造になっていて、見えないところも作り込まれています。
カトキガンダム、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
シールドは、前腕部後ろにガッチリと接続できます。
基部でロール回転可能です。
各部アップで。窓には、無色のクリアパーツが使われています。
また、ランドセルからビーム・サーベル2本を外し、↑枠のシールド裏にマウントすることもできます。
ビーム・ライフルの照準サイトには、無色のクリアパーツが使用されています。
銃持ち手は右手分のみ付属しますが、一応指可動ハンドに持たせることもできるため左手に持たせることもできます。(保持力は低下しますが)
ビーム・ライフルで攻撃!
ヒザを着いて射撃。
↑枠のジョイントパーツに切り替えれば、シールドの取り付け位置を変えることができます。
腕関節の可動域が広いので、収納されているビーム・サーベルをつかむことができます。
ガンダム定番の飛びかかりポーズは、ちょっと無理が出ます。
斬!
二刀流で。ビーム刃も、2本付属します。
ライフル+サーベルで。
ハイパー・バズーカは、グリップを引き出すことができないため持たせづらいです。
このあたりは、さすがに古いMGクオリティといったところ。
ジャキッ……。
ライフル+バズーカで撃ちまくるガンダム!
ハイパー・バズーカは、腰部リアアーマーにマウントすることができます。
今現在の最新タイプである、「MG 1/100 RX-78-2 ガンダムVer.3.0」「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム (GUNDAM THE ORIGIN版)」「1/100 RX-78F00 ガンダム」とディスプレイ。
より最新の1/100ガンダムが欲しい場合は、↓のキットがオススメです。
今回の売りは、カトキハジメ氏特有のデザインで立体化されている一点です。
他のMGガンダムバリエーションも加えてパシャリ。
MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.Kaの感想
ということでMG RX-78-2 ガンダム Ver.Kaのご紹介でした。
2002年製のMGという事で作りの古い部分が多く、今のガンプラ目線で見るとレトロMGに分類されるキットになると思います。
あえて今このVer.Kaをチョイスする理由は、このカトキハジメ氏デザインが好みの場合でしょう。アレンジ部分が個性的に仕上がっているので、カトキハジメ氏ファンにはオススメなMGといったところです。
その他の1/100スケールの特徴をあげるとすると、Ver.2.0では「アレンジ少なめの原作重視モデル」、Ver.3.0では「白の装甲色だけでも複数色使われているなどディテールが追加されたモデル」、オリジン版では「オリジン仕様でショルダー・キャノンなどが追加されたモデル」と大きな違いがあります。(最初のMG版はさすがにチョイスから除外(*ノェノ))
最新モデルと比較しても違うところがたくさんあるので、自分好みのガンダムをチョイスしてみてくださいね!(個人的オススメはVer.3.0(*_*))
以上、「MG RX-78-2 ガンダム Ver.Ka」のガンプラレビューでした!