今回は「RE/100 ガンダムリントヴルム」のガンプラレビューです。
ガンダムビルドダイバーズ公式外伝「Genius Head Line」に登場し、ソロダイバーのミト・コグレがバウをベースにカスタムビルドしたガンダムリントヴルムをご紹介。
2022年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
RE/100バウをベースに、ゼータガンダム風にカスタムされており「頭部」「肩部」「腹部」「腰部」「脚部」「バックパック」などが新規造形パーツで再現されています。
オリジナルデザインを含む水転写式デカールも付属。
という事で、RE/100ガンダムリントヴルムをバウとどこが変わったのかを含めレビューしていきたいと思います!
RE/100 ガンダムリントヴルム
ガンダムビルドダイバーズ公式外伝、Genius Head Lineに登場するガンダムリントヴルムさん。
組み立て書は、一部カラー仕様になっています。
ガンダムリントヴルム自体の設定は、一言で表すなら「Z仕様のバウ」。元々バウのデザインコンセプト自体が「ネオ・ジオン側のZ」であったため、本キットでも親和性の高いデザインで再現されているのが特徴です。
こちらが今回の新規造形パーツ。
ガンプラ的には一般発売されているRE/100バウのリデコキットになりますが、今回は新規造形がかなり多い内容になっているぞ……(*_*)
ということで、こちらがRE/100 1/100バウで使われていた余剰パーツです。
結構余ります。
シール類は、「ホイルシール」「PETシール」「水転写デカール」の3種類が付属します。
そして完成したRE/100 1/100 ガンダムリントヴルムがこちら。
パッと見ゼータガンダム風ですが、よく見ると頭部以外はバウ養分強めのデザインになっています。
いわゆるゼータとバウを混ぜたようなデザインになっているのですが、違和感がないのが面白いですね。
成形色はゼータ風のトリコロールで再現されています。
ベースキットは2016年に発売されたRE/100シリーズが使われているので、今のガンプラ目線でも通用する古さを感じない構造で立体化されています。
MGのようなフルフレーム構造ではありませんが、見た目自体はMGに近い高品質なガンプラに仕上がっている模様。(バウの時からそうでしたが)
自立性、接地性ともに優秀です。それでは各部細かく見ていきます!
可動域はそこそこ広く、顔を上げる動作が得意で手足は真横まで広がります。
デザイン的にヒザ立ちは不可ですが、手足の完成は大きく曲がります。
ただ、変形分離ギミックを搭載しているからか腰を撚ることはできません。
頭部はゼータフェイスですが、アンテナはゼータとは違いスタンダードな形で再現されています。
バルカン周辺はグレーで色分け済みです。
横、後ろから。合わせ目はありません。
トサカ前後のグリーンは、光沢感のあるPETシールを使います。
センサー部の緑シールの下は、グレーで要塗装です。
頭部を外してもモールドが細かく、襟部イエローは別パーツ化されています。
胴体をアップで。黄色いパーツのくぼみ部は黒などで要塗装です。
肩部は新規造形で、グレーの裏打ちパーツが使われています。
腕部はバウの色替えで、↑枠部分に合わせ目が出ます。
前腕部内側には、ビームサーベルをマウント。着脱できます。
また、前腕部外側にはグレネードランチャーが内蔵されていて、ハッチは開閉します。(両腕とも)
腰部も半分以上は新規造形です。
バウの腰部フロントアーマーは長かったですが、リントヴルムではスタンダードな形になりました。
↑枠のジョイントパーツを取り付けることで、アクションベースに対応します。
足はシンプルな軸接続で、最近のMGのように細やかな動きをつけることはできません。
脚部はソール部などが新規造形です。
各部アップで。
足を曲げた際に露出する関節フレームに、合わせ目はありません。段落ちモールド化されています。
足裏は肉抜きなし。
バックパックには、新たにゼータガンダムを思わせるバーチカルスタビライザー(中央のパーツ)が追加されています。
フレキシブルウイングバインダーは、一部合わせ目あり。
このあたりとミサイルは、バウの色替えです。
ガンダムリントヴルム、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
バウではレリーフがついていたシールドですが、一部ジョイントパーツなどをのぞき新規造形です。
前腕部外側に引っ掛けるようにして取り付けます。
リントヴルム用のビームライフルがこちら。
ほとんどバウのビームライフルと同じですが、後部の赤い動力パイプが白いパーツに変更されています。
ビームライフルで攻撃!
ライフルを持たせる際は専用の指パーツを使うので、ガッチリと保持できます。
平手は付属しません。
ビームサーベルを抜刀!
サーベル刃は、クリアブルーのものが2本付属します。
アクション!
ライフル+サーベルでパシャリ。
グレネードランチャーで攻撃!
それでは分離し、リントヴルムアタッカーとリントヴルムナッターを再現してみます。
変形は簡単で、上半身と下半身を分離させて各部動かせば完成です。
下部にビームライフルを。
ハンドパーツは外し、基部パーツを180度回転させて再現します。
リントヴルムアタッカー状態でも、アクションベースに対応します。
横から。
こちらはリントヴルムナッター。変形難易度は、ナッターの方がはるかに簡単だよ……(*´ェ`*)
ナッター用の、アクションベース用ジョイントパーツも付属します。
リントヴルムアタッカー、リントヴルムナッターを並べてディスプレイ。
本キットにアクションベースは付属しないので、その点はご注意を。
ベースキットの、RE/100 1/100 バウと比較。
成形色のみならず、頭部をはじめ新規造形パーツは多いです。
上半身を比較。頭部の変化がでかいですが、胸部パーツも新規です。
腕部を比較。肩とシールドが新規造形です。
下半身を比較。
スリッパ部を比較。
バックパックを比較。
特に中央が変化していて、リントヴルムではバーチカルスタビライザーが搭載されています。
ビームライフルを比較。
オレンジの動力パイプが、白いパーツに変化しました。
RE/100 1/100バウのレビューは↓でどうぞ。バウは一般発売されていますが、再販率が異常に低い気がします……(*_*;)
MG 1/100 ゼータガンダムVer.Kaと比較。
MGのVer.Kaは2023年発売で、テレビ版ゼータをイメージしたデザインになっているのが特徴です。
頭部を比較。もちろん、この2体に流用パーツはありません。
RE/100 ガンダムリントヴルムの感想
ということでRE/100ガンダムリントヴルムのご紹介でした。
リントヴルム部の新規造形ランナーが多いので、満足度の高いプレバン品に仕上がっていると思います。
デザイン面も、もともと親和性の高そうなZとバウをミックスしたようなデザインで再現されていて、宇宙世紀作品に登場しても違和感のない機体といった感じ。
結構このデザインがツボのモデラーさん、多いのではないでしょうか。ゼータファンのみならず、バウファンにも刺さる内容になっていると思うぞ!(>ω<)
バウの頭部パーツは同梱しないので、色違いのRE/100 バウを組むことができない点はご注意を。
以上、「RE/100 ガンダムリントヴルム」のガンプラレビューでした!