今回は「RGガンダムアストレイレッドフレーム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズに登場し、ロウ・ギュールが搭乗するガンダムアストレイレッドフレームのRG版をご紹介。
2015年発売。
レッドフレームの骨格カラーが再現されたアドヴァンスドMSジョイントが付属。
日本刀「ガーベラ・ストレート」の刀身はシルバーメッキ加工がされており、茎(根本)には「菊一文字」の銘モールドが刻まれているコダワリを感じる作りになっています。
という事で、RGガンダムアストレイレッドフレームを徹底的にレビューしていきたいと思います!
RG ガンダムアストレイレッドフレーム
RG19番、アストレイレッドフレームのボックスアート。
価格が2,750円(税10%込)という事で、再販タイミングが合えば実売2,000円ちょいでゲットできてしまう高コスパのガンプラに仕上がっています。
リアリスティックデカールがこちら。
今回付属するのはアドヴァンスドMSジョイント10で、ご覧のとおりランナー段階で「レッド」「ホワイト」と細かく色分けされているのが特徴です。
アップで。さすがにRGナンバーも19番まで進んだというのもあり、半完成品のフレームクオリティが上昇しています。
No.1のRX-78-2と比べてもサクサクと組み上がり、難解なところがなかったので初心者モデラーさんにも作りやすいキットになっているよ……(*´ェ`*)
付属品一覧がこちら。
※「ビームライフル」「ビームサーベル×2」「ガーベラ・ストレート(+鞘用ジョイントパーツ)」「対ビームシールド」「手首パーツ×8」「アクションベース/3mm穴用ジョイントパーツ」「1/144ロウ・ギュール」
手首パーツは左右の「握り手」「指可動タイプ」「武器持ち手」、右の「ライフル持ち手」、左の「平手」の計8つ同梱します。
1/144ロウ・ギュールをアップで。
左手に8「ハチ」を持った姿で再現されています。ファンにはタマランです……(*ノェノ)
そして完成したRGガンダムアストレイレッドフレームがこちら。
RGシリーズらしく、1/144スケールながら超絶的な色分け・モールド量で立体化されているのが見て取れます。
レッド・ホワイト部分だけでも多色成形になっているので、濃淡のある姿が再現されています。
レッドフレームの1/144スケールはHG版、新HG版(フライトユニット装備)も発売されていますが、今回のRG版は2015年製という事でこの中では一番新しいです。
フライトユニット装備にこだわりがない場合は、今回のRG版が今から買うレッドフレームとしては最適だと思います。
後ろから見てもものすごい情報量ですね。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はめちゃめちゃ広く、手足は水平以上広がります。
特に開脚範囲がエグい事になっています(*_*;)
ただ、顔を上下させる動作はそこまで得意ではありません。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
上半身は前後左右と柔軟に可動し、腰を撚る動作も得意です。
頭部をアップで。頭部だけで11パーツも使われており、イーゲルシュテルン(額左右のバルカン)も別パーツで色分け済みです。
ツインアイにはリアリスティックデカールを使います。
横、後ろから。
超アップで。額にはクリアグリーンのパーツが使われています。
RGらしく、フェイスマスクのヘの字スリッドは開口されていて緻密な見た目を実現しています。
胸部まわりの色分けも完璧で、モールド量も凄まじいです。
コクピットハッチは開閉可能で、中の操縦席がチラリと顔を出します。
ただ、座っている状態の1/144ロウ・ギュールは付属しません。
ショルダーアーマーは骨格にかぶせる形で再現します。
接続強度はちょうど良い感じで、以前のRGナンバーによくあったようなポロリ率は軽減されています。
肩は、前方向へこのぐらい可動します。
腕部。フレームがむき出しなデザインは、アドヴァンスドMSジョイントと相性バツグンですね。
レッド・ホワイト部ともに多色成形のため、立体感のある見た目を実現しています。
バックパックのサーベル基部は可動。バックパック自体も、設定通りポジション変更が可能となっています。
動かした際ここのサーベル基部パーツがポロリしやすかったので、気になるモデラーさんは軸を太らすなどの加工をした方がいいかもしれません。(紛失防止にもなるので)
腰部をアップで。このあたりの色分けも完璧です。
サイドアーマーは後ろへ倒せたり、引き上げる事ができるため足可動の邪魔にならない作りをしています。
また、腰の内部構造が面白く上半身を大きく前へ倒す事ができます。
股下にスタンド用の穴は空いていませんが、↑枠のジョイントパーツを使う事によりアクションベースや魂ステージなどの3mmスタンドに対応します。
※前から後ろへスライドさせるようにして取り付けます
脚部をアップで。
内部フレームと外部装甲がスライドしながら伸縮する連動可動ギミック(マルチリンクギミック)を搭載しており、人体の筋肉の動きのように足を曲げる事ができます。
足首パーツも細かく動きます。
RGシリーズという事で、もちろん足裏には肉抜きがありません。
「行くぜ、8!」
アストレイレッドフレーム、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ビームライフルは、専用の持ち手が右のみ付属します。
また、腰部リアアーマーにマウントできますが接続強度は緩いです。
対ビームシールドのグリップは引き出す事ができ、指可動タイプのハンドパーツを使う事により掴んでいるような見た目が再現できます。
ビームライフルで攻撃!
ビームライフルのフォアグリップは可動するので、
両手で構える事ができます。
バックパックのサーベルグリップは着脱可能ですが、持たせる場合は
持たせる用のビームサーベル柄を使用します。
武器持ち手内の凹凸と合わせるように持たせるため、ガッチリと保持できます。
斬りかかるレッドフレーム!
攻撃!
ガーベラ・ストレートの鞘は、モモ側面にマウントできるほか
↑枠のジョイントパーツを噛ませる事により、腰部側面にもマウントできます。
ただ、モモ側面に取り付けるよりこちらの方がポロリしやすい印象です。
レッドフレーム、ガーベラ・ストレートを抜刀!
刀身はシルバーメッキ加工されており、無塗装でもかなりキレイな色合いです。刀のみならず鞘の色分けも超優秀なので、ここは素組み派モデラーさんにはポイントが高い部分。
また、組み上げてしまえば見えなくなるような刀の茎(根本)部分には「菊一文字」の銘モールドが刻まれています。
「王道ばかりが道じゃないぜ!」
ガーベラ・ストレートを構えるロウ!
アクション!
RGとしてはかなり動く方なので、かっこいいポーズがガンガン決まります(*_*;)
ガーベラ・ストレートは両手で構える事もできるぞ!
1/144スケールの他レッドフレームと比較。
左が古いHG版で、真ん中がリニューアル(最新フォーマット化)されたHGフライトユニット装備です。
発売年はそれぞれ2003年、2013年、2015年で、今回のRG版が1/144スケールのガンプラでは一番新しいレッドフレームとなります。
後ろ姿を比較。フライトユニット装備はオプション兵装を取っ払えば、普通のレッドフレームを組む事もできます。
アップで比較。今から買うなら「フライトユニット装備とバクゥ偵察タイプのヘッドが付属するHGフライトユニット」か、今回のRG版がオススメです。
同じアドヴァンスドMSジョイント(色違い)を使用した、RGガンダムアストレイゴールドフレーム天ミナと比較。
同じ骨格とはいえ、アマミナの方はデザイン的に可動は苦手です。(可動域は広いもののポロリ率が高い感じ)
その反面、グロスインジェクション処理された装甲や超多彩な武装類が付属するので、今回のレッドフレームとはまたベクトルの違う面白いRGに仕上がっているのが特徴です。
「聞こえねぇのか…マシンの悲しみが」
RG ガンダムアストレイレッドフレームの感想
ということでRGガンダムアストレイレッドフレームのご紹介でした。
まず弱点からですが、「バックパックのサーベル基部パーツがポロリしやすい」点と「ビームライフルの腰マウントがポロリしやすい」点の2点です。ただどこも少し手を加えるだけで改善される部分なので、弱点という弱点ではないかもしれません。
色分けはほとんど完璧ですが、指可動タイプ以外のハンドパーツはネイルの白が色分けされていないため、要塗装です。(厳密に言えば指可動タイプも一部要塗装ですが、ABS樹脂になっている点はご注意)
その他は初期RGナンバーよりもポロリ率が軽減されているうえ、その機体デザインも相まり可動域はかなり広いです。
また、色分けされたアドヴァンスドMSジョイントやガーベラ・ストレートの「菊一文字」モールドなど、各所コダワリを感じるRGに仕上がっていました。
他のRGよりもサクサクと組みやすく、難解なところもないので初心者モデラーさんのRGデビューにもオススメだと思うよ!
以上、「RG ガンダムアストレイレッドフレーム」のガンプラレビューでした!