今回は「RGシン・マツナガ専用ザクII」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムMSVより、ソロモンの白狼ことシン・マツナガ専用高機動型ザクIIのRG版をご紹介。
2018年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
RGのザク系ランナーを使用しつつ、成形色が変更され新規造形の試作型ザク・バズーカや右肩・脚部パーツなどが付属。
ということで、RGシン・マツナガ専用ザクIIをレビューしていきたいと思います!
RG 1/144 シン・マツナガ専用ザクII
高機動型ザクII(R-1A型)の個人用カスタム機、シン・マツナガ専用ザクIIのRG版。
HGUC版が2013年に発売されているので、1/144スケールのマツナガザクとしては5年ぶりに発売されたものになります。(HGUC版は一般で発売)
とはいえ今回のRG版は2010年発売のRGザクのリデコキットになるため、新しさでいうとHGUC版と甲乙つけがたい内容になっている模様。このあたりの比較は後半で!(>ω<)
リアリスティックデカールは、専用のものが付属します。
シン・マツナガのパーソナルマークなどが印刷されていますが、リアリスティックデカールとはいえ金属表現っぽいシール以外はマーキングシールと同じです。
今回は特に肩に貼る青いシールがうまくいかなかったので、気になるモデラーさんは別途水転写デカールの購入がオススメかもしれません(*_*)
余剰パーツは、あまりでません。
1/144ジオン兵のフィギュアは、ベースキットのRG量産型ザクIIの色違いです。
そして完成したRG 1/144 シン・マツナガ専用ザクIIがこちら。
パーソナル・カラーである白を基調とした成形色で再現されていて、右肩や脚部が新規造形になっています。
RGシリーズらしくパーツ数はめちゃめちゃ多いです。
初期RGのリデコキットということもあり、初心者モデラーさんには組みにくいところがありまくるのでオススメはできず。
また、ベースキットでちょっと気になっていた自立性の悪さも継承されています。
とはいえ、1/144スケールではディテールが細かすぎな高クオリティなガンプラに仕上がっている模様。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はそこそこ広く、開脚範囲が広いです。
ヒザ立ちも可能。特に、腕関節は180度近く曲がります。
真横を向くこともできます。
それなりに動きますが、動かしまくっていると腰部フロントアーマーがポロリすることが多々あります。
頭部をアップで。モノアイ周辺は、無色のクリアパーツが使われています。
モノアイ自体は、無色のクリアパーツにピンクのシールを貼って色を再現します。
横、後ろから。
動力パイプはRGのザク系共通で、↑のようにランナーから切り離さない状態でパイプに通していく、面白い作りをしています。
顔を動かせば、モノアイが連動して可動します。
また、余剰パーツで普通のツノも付属するため↑のように交換することもできます。
ただ頭頂部のパーツは穴空きパーツしか付属しないため、ブレード・アンテナ未装備状態にすることはできません。
胸部をアップで。コクピットハッチは、左側のみ開閉します。
L字シールドと肩部をアップで。
右肩部が新規造形になっていて、ダクトを備えた形が再現されています。(黄色い部分はリアリスティックデカールを使用)シールドはRGらしい細かな作りで、裏側も作り込まれています。
左肩部のショルダースパイクアーマーは可動します。
↑のように、曲面に貼るためキレイにいかず。(私の貼り方が悪いだけ説アリ?w)また、端の部分は折り返して貼るため粘着力の関係ですぐ剥がれてきます。
このあたりは白狼だけのシールもあるので、青部分のみ塗装した方がキレイにいきそうな気がします。
腕部。今回全てのシールを貼っているわけではありませんが、関節部に貼る金属っぽいシールが付属します。
バックパックのレッド部はシールです。バーニアはそれぞれ可動。
センターにフックが設置され、タンクがやや小型化した06R-1A型のバックパック形状が忠実に再現されています。
腰部の動力パイプも、先程の頭部パイプのような組み立て方です。
股下に↑枠のパーツを取り付けることにより、アクションベースに対応します。接続強度は強めで、外れる心配はそこまでありません。
1/144スケールとは思えないパーツ数の、脚部。
接地性と自立性は、今のガンプラ目線で見ると少し悪いかもしれません。
各部アップで。06R-2型とは異なる形状が再現されていて、ほぼ新規パーツが使われています。異なるバーニアの形状も再現。
バーニア左右のパーツは可動します。足裏は、バーニア部が色分け済みです。
シン・マツナガ専用ザクII、出撃!
平手は、左右分付属します。
後ろ姿も美しいですね……(*_*;)
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ザク・マシンガンに変更はありません。持ち手も付属します。
ザク・マシンガンで攻撃!
フォアグリップは可動し、両手で構えることができます。
指可動タイプのハンドパーツは、左右分付属します。
挑発するシン・マツナガ!
ザク・マシンガンのドラム式マガジンは着脱でき、腰部サイドアーマーかリアアーマーに取り付けることができます。
ヒート・ホークを装備!こちらもRGザク系共通のものです。
アクション!
ヒート・ホークも、腰部にマウント可能です。
マウント用のパーツはかなり小さいので、紛失にはご注意を。
試作型ザク・バズーカがこちら。
グリップが引き出せるため、違和感なく構えることができます。また、スコープのハッチが開閉する細かな作りをしています。
試作型ザク・バズーカを構えるマツナガザク。
攻撃!
こちらも、フォアグリップが可動します。
ザク・バズーカも付属するぞ!
こちらは試作型と比べると簡素な作りになっていて、グリップ部を引き出すことはできません。
ただ、スコープ部にはしっかりとクリアパーツが使われています。
L字シールドに取り付ける、ラッチパーツが付属します。
ヒート・ホーク、ザク・マシンガン、バズーカ(どちらかを選択)をマウントすることができます。
ただ、シールドに武器類をマウントすると、重さで右に傾いてしまう弱点はアリ。
一応何度か直せば傾かないで展示することができましたが、しばらくすると傾いてくると思います。
HGUC 1/144 シン・マツナガ専用ザクII(左)と比較。
HGUC版は2013年発売ということでRGの方が新しいですが、RG自体2010年製のRGザクをベースにしているため、一応HGUC版の方が最新ガンプラになると思います。(RGの脚部外装はほぼ新規ではありますが)
後ろ姿を比較。
頭部を比較。RG版は、モノアイカバーに無色のクリアパーツが使われているのが特徴です。
動力パイプも、1本1本が全て別パーツ化されています。
L字シールドと肩部を比較。
ショルダースパイクアーマーを比較。
青いラインは、どちらもテトロン素材のシールです。
脚部を比較。
バックパックを比較。
色分けやディテールの細かさはRG版の圧勝ですが、動かしていてパーツがポロリしないストレス面や組やすさではHGUC版に軍配が上がります。
HGUC 1/144 シン・マツナガ専用ゲルググJも加え、色々なマツナガ専用機でディスプレイ。
この中で一般で発売されているのは、HGUC版のマツナガザクのみです。
最後に、RGの高機動型ザクバリエーションでディスプレイ。
頭部を比較。
胴体を比較。
左肩を比較。
脚部を比較。
RG 1/144 シン・マツナガ専用ザクIIの感想
ということでRG シン・マツナガ専用ザクIIのご紹介でした。
RG版のザク系共通の弱点ではあるのですが、初期RGシリーズをベースキットにしているためパーツがポロリしやすいです。(胸部の小さなパーツと腰部フロントアーマー)
また、組むのに難解なところがちょこちょことあるので、初心者モデラーさんはご注意を。一般で入手できるうえ、組みやすく動かしやすいHGUC版も候補にあがると思います。
ということで今回のRGマツナガザクは、「あまり動かさず見た目特化なザクが組みたい方」向けキットになっていると思われますぞ。
以上、「RG 1/144 シン・マツナガ専用ザクII」のガンプラレビューでした!