今回は「旧キット 1/100 ビギナ・ギナ」のガンプラレビューです。
こちら1990年に発売された30年近く前の旧キットになります。
2018年に満を持して発売が決定した「RE/100 ビギナ・ギナ」が出る前に、比較の意味合いも込めて旧キットのビギナ・ギナをご紹介したいと思います!
旧キット 1/100 ビギナ・ギナ
「機動戦士ガンダムF91」に登場し、ベラ・ロナことセシリー・フェアチャイルドが搭乗したビギナ・ギナ。
クロスボーン・バンガード軍の指揮官用試作モビルスーツになります。
えー、今回のビギナ・ギナですが、わたくしガンプラ作り初めの頃に作った物なので出来についてはご容赦ください……w
装甲部分はグレーサーフェイサーのまま、残りの色は筆塗りにて仕上げてあります。
最後に半つやスプレーにてフィニッシュ。
当時はまだ自分のガンプラ制作法が確立しておらず、色々試行錯誤していた思ひ出(*´ェ`*)
ビギナ・ギナといえばこの特徴的なフィン・ノズルですね。
左右で可動しますがプラプラ状態になってしまうので接着しました。
フィン・ノズルには合わせ目もバッツリ入り、パープル部は色分けされていません。
もちろん旧キットという事で、全身に合わせ目があり色分けされていない箇所が多いです。
この辺は発売した時代からして仕方がないですが、写真を見て気付いた方もいると思いますがプロポーションに関してはとても30年近く前のガンプラとは思えない完成度を誇っています。
ばっちりカトキ立ちが決まるのが素晴らしい。
額にはクロスボーン・バンガード軍のシールが付属しましたが、今回はシーブックに合流した後のビギナ・ギナを作りたかったので、額をのっぺりさせました。
目のバイザーはクリアグリーンのパーツで出来ているので裏からシルバーを塗りました。
目がクリアパーツなのは旧キットとしてはかなりの高得点ですね。
胸のパープルはシールが付属しますが、当時のガンプラあるある「シールのサイズが微妙に合っていない+しょぼかった」ので塗装しました。
肩のノズルはポリキャップのような軟質素材のパーツになります。
成形色が明るいグレーだったので、設定通り暗めのグレーで塗装してあります。
フロントスカートの取り付け方が今のガンプラとは違い、上からひっかけるだけになっています。
それと各部モールドが浅いのでご注意。
スミ入れペンで書き起こしてみましたがラインが太いのでかっこ悪くなってる気がします。
今から作る方はガンダムマーカーだとラインが太過ぎるのでコピックモデラーのウォームグレーを使用した方が良さげです。
脚裏のパープル、細かなレッド部分は色分けされていないので要塗装です。
特にここのパープルが色分けされていないのはかなり気になるので、ここだけは塗ってあげた方が良い感じです。
先述の通りフィン・ノズルは可動するのですがプラプラになってしまい位置が固定しないので、瞬間接着剤で固定させました。
このフィン内側のレッドが当時としては塗り分け超難しかった……
あ、今でも苦手だった。テヘペロ
足裏に肉抜きはありませんがモールドのたぐいは一切ないのでアッサリ造形になっています。
可動域はこのぐらい。全く動かないわけではないです。
あと股間から脚がかなり外れやすいので気になる方は要加工、といったところ。
ビームライフルはポロポロ落ちるので手に接着しました。
当時はあまり設定色にこだわっていなかったのでライフルをシルバーで塗装しています。
正確な設定色は↓
この色なので注意です。
ビームライフルを構えるビギナ・ギナ。
ビームシールド発生装置は作りがあっさりしており、各ビーム噴射口は要塗装。
ビームシールドのエフェクトパーツは結構分厚いものが付属します。
肩に干渉し可動が制限され、重さもズッシリとある感じですが派手でかっこいいですね。
一応親指以外の「人差し指」と「その他の指」は可動しますが、今の目で見るとしょぼいのでビルダーズパーツ等と交換推奨です。
「機械が喋ることか!」
アクションベース用の穴はないので挟み込みタイプ等のスタンド必須です。
……普通にかっこよくね?
ずっと押入れにしまっていたんですが、久々に引っ張り出して写真を撮ってみたら結構良い出来なので驚いた。(自分の技術以外w)
やはりビームシールドを装備させるとメチャメチャ存在感が引き立ちます。
「!?」
どこからか生身で現れた鉄仮面カロッゾ。
グワシッ
登ってきたオトン。
「フハハハ……怖かろう!!!」
「血縁は自分の手で断ち切る」
容赦ないセシリーさん。
旧キット 1/100 ビギナ・ギナの感想
という事で旧キットのビギナ・ギナのご紹介でした。
今回サーフェーサー+半つやスプレーでフィニッシュさせましたが、本来の設定色はホワイトに近いシルバーのような色なので注意です。↓
キット自体は旧キットという事で全ての面で手がかかりますが、プロポーション自体はめちゃめちゃかっこいいと思います。
とはいえさすがにRE/100 ビギナ・ギナはすべての面で越えてくると思うので、今から買うならRE/100 ビギナ・ギナを待つのが良いかと思います。
新旧比較して遊びたい方にはこの旧キット、超かっこいいしいじりがいがあるのでオススメ、といった感じです。
今から作るなら「パープル部分と細かなレッド部分塗装→つや消し」→「塗った箇所マスキング」→「全体ツヤありホワイトシルバー塗装」でつや無し部分とつや有り部分を分けるとかっこよくなりそうです。
ガンプラって相当昔の物でもこのビギナ・ギナのようにプロポーションが良く出来ているものがたまにあるってのがスゴイよね……。(1/144ゾロアットとかHGUCバウとか)
以上、「旧キット 1/100 ビギナ・ギナ」のガンプラレビューでした!
RE/100 機動戦士ガンダムF91 ビギナ・ギナ 1/100スケール 色分け済みプラモデル