今回は「フルメカニクス 1/100 フォビドゥンガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場し、シャニ・アンドラスが搭乗するフォビドゥンガンダムのフルメカニクス版をご紹介。
2023年発売。
重刎首鎌ニーズヘグの刃パーツは異なる表面仕上げにより、質感の違いを再現。エネルギーケーブルにワニスチューブが使われていたり、フレスベルグの弾道を変化させる磁場発生器の回転ができるなど、細かなところも作り込まれています。
ということで、フルメカニクス1/100フォビドゥンガンダムをレビューしていきたいと思います!
FULL MECHANICS 1/100 フォビドゥンガンダム
ついに発売された、地球連合軍のブーステッドマンが駆るガンダムの3機目・フォビドゥン。
カラミティとレイダーは既に発売されているので、これでフルメカニクスの3バカ機体が全て揃いました……(*´ェ`*)
2023年製のFULL MECHANICS版ということで、共通フレームのGAT-FRAMEを採用。ポリキャップレスかつ、KPS(柔らかプラ)を使った関節構造を持つ最新ガンプラ感ただよう内容に仕上がっています。
ホイルシールのほか、マーキングシールも付属するぞ!
GATフレームのパーツが、いくつか余ります。特に使えそうなパーツはないかな?
そして完成したFULL MECHANICS 1/100 フォビドゥンガンダムがこちら。
ご覧のように洗練された肉付きの良いプロポーションで再現されており、排気口内部や装甲裏のモールドに至るまで、密度感のあるメカニカルな造形で再現されています。
連合初期のブーステッドマン機体は無印版の1/100スケールでは発売されていなかったので、2023年クオリティでの発売により全SEED1/100の中でも群を抜いたクオリティに仕上がっています。
カラミティから感じていましたが、このGATフレームは関節強度を含めかなり良く出来ていて、今回も組みやすいうえ高可動です。
特徴的なバックパックユニットはかなりの重さがありますが、足回りの関節強度がしっかりしているため自立します。
ただ、ほんと重いので立たせ方によっては後ろに転倒することがあるかもしれません。破損にはご注意を!(>ω<)
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は大きく広がり顔を上げる動作も得意です。
手足の関節も90度以上大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
真横を向くこともできます。
頭部をアップで。額左右のイーゲルシュテルンは、色分け済み。
トサカ中央やツインアイにシールを使いますが、実はパーツ自体がクリアブルー成形になっているのでシールを使わなくてもOKです。
頬左右の黒いパーツまで、パーツ分割により色分けされています。
横、後ろから。後頭部のブルー部はクリアパーツが露出しないため、シールで色を補う必要があります。
胴体をアップで。MG系とは違い、コクピットハッチのオープンギミックはオミットされています。
ただ、ご覧のようにアップで見ても細かなディテール感で立体化されています。
上半身を引き上げれば、前後左右の可動幅がアップします。また、根本の土台自体も動きます。
ショルダーアーマーをアップで。肩は引き出すことができ、前後に大きく可動します。
腕部をアップで。
両腕先端部には、115mm機関砲 アルムフォイヤーが搭載されていて、砲口は色分け済みです。
ちなみに武器名の「アルム」「フォイヤー」は、ドイツ語で「腕」「火」を意味していたりします。
腰部をアップで。排気口内部や装甲裏のモールドも細かく造形されているのが、見て取れます。
股下に↑枠のジョイントパーツを噛ませれば、アクションベースに対応します。
足の付け根部分は、上下にスイング可動します。
リアアーマーは、大きく可動。
脚部をアップで。足裏に肉抜きはありません。
↑部ふくらはぎパーツは可動し、スラスターを展開できます。
大容量エネルギーパック・大出力スラスター・大型火器群を備えたバックパックユニットがこちら。
ご覧のとおりこちらの色分けも優秀で、ディテールも細かいです。
内側がこちら。装着してしまえば見えなくなるようなところにも、モールドがびっしりと刻み込まれています。
このあたり、さすがフルメカニクス仕様といったところ。
接続部は図太い軸接続になっていて、ガッチリとホールドできます。
装着した図。バックユニットの中央先端部には、高出力ビーム砲の誘導プラズマ砲フレスベルグを搭載。
こちらも細かく色分け済みです。
アンテナ部をアップで。ブルー部には、クリアブルーのパーツが使われています。
大出力スラスターの色分けも優秀で、ご覧のとおりノズル部のモールドがめちゃ細かいです。
また、こちらはボールジョイント接続となり、微妙に可動します。
エネルギー偏向装甲 ゲシュマイディッヒ・パンツァーをアップで。
アームで接続されていて、裏側にはニーズヘグをマウントできます。
アームはもちろん伸縮します。強度もちょうどよい感じで、ピタっと止まってくれます。
バックパックから繋がるエネルギーケーブルは、ワニスチューブで再現されていて見た目がいいです。
「んじゃ、出るぜ!」
X252フォビドゥン、出撃!
それでは武装や変形機構を見つつ、アクションポーズいってみます!
重刎首鎌ニーズヘグがこちら。
持ち手ハンドの溝と合わせるようにして持たせるため、保持力は高いです。
刃パーツは2種の表面仕上げにより、質感の違いを表現しています。
レッド部のパイプパーツは、プラ素材です。刃は折りたたむことができます。
「早い者勝ちね」
斬りかかるフォビドゥン!
「誰だよ、俺を撃とうなんてやつは!」
いい感じ……。てかフルメカニクスのSEED系って、どれもクオリティ高過ぎでしょ……(*_*;)
それでは高速強襲形態へ変形させてみます。
まずはバックユニットを後ろへ倒し、
ゲシュマイディッヒ・パンツァー(アーム部)やエクツァーン(レールガン)を動かします。
胸部インテークブロックの回転に連動し、襟元が可動するためバックユニットを上にもっていくことができます。
可動に合わせて頭部が沈み込む構造で、バックパックが干渉することなく可動します。ただ、アンテナとの干渉にはご注意を。
88mmレールガン エクツァーン内側の、フレスベルグの弾道を変化させる6基の磁場発生器を回転させることができます。
「テメーもうぜぇ!」
これで、高速強襲形態へ変形完了です。
結構カンタンに切り替えできました。
「お前も、お前も、だっせぇ!」
HG 1/144 フォビドゥンガンダム(小加工済)と比較。
HG版は2003年(R版は2012年、本体形状は同じ)発売ということで、発売年に20年の開きがあったりします。
連合のブーステッドマン、集結!
今回のフォビドゥンで、ついに3機が揃いました(>ω<)
このあたりは、是非全部揃えて楽しむのがオススメだよ……。
最後に、ちまこれガンダム4のフィギュアをパシャリ。
SEED系のキャラクターフィギュアって結構発売されているのに、シャニの立体物ってかなり少ないのだ……。
「いくぜ!お前ら邪魔すんなよ」
FULL MECHANICS 1/100 フォビドゥンガンダムの感想
ということでフルメカニクス フォビドゥンガンダムのご紹介でした。
安定のフルメカニクスクオリティといったところで、色分けの良さはもちろん、組んでしまえば見えなくなるところにもモールドがビッシリ刻まれていたり、めちゃめちゃ動いたりするため満足度の高いガンプラに仕上がっていました。
MGシリーズのようなフルフレーム構造ではなかったり、コクピットハッチの開閉ギミックがオミットされていたりしますが、組み終わってしまえば最近のMGと遜色ないクオリティで再現されていると思います。
個人的にフルメカニクスやRE/100のコンセプトは非常に大好きなので、今後ガイアなども是非1/100スケール化して欲しいです……(>ω<;)(懇願
以上、「FULL MECHANICS 1/100 フォビドゥンガンダム」のガンプラレビューでした!