今回は「FULL MECHANICS 1/100 レイダーガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場し、クロト・ブエルが搭乗するレイダーガンダムの1/100スケール・フルメカニクス版をご紹介。
2022年発売。
各所スライド機構や可動軸により、MS形態からMA形態へ変形可能です。
ミョルニル(破砕球)のワイヤーはリード線で再現されており、スパイクをまわすことで内部に収納するギミックを搭載しています。
という事で、FULL MECHANICS 1/100レイダーガンダムをレビューしていきたいと思います!
FULL MECHANICS 1/100 レイダーガンダム
ついに発売された1/100スケール、フルメカニクス版のレイダーガンダムさん。
先に発売されたカラミティガンダムと同じFM 1/100 GAT-FRAME(フレーム部分のランナー)を使用しつつ、レイダーの特徴的な外装・武装・台座パーツなどが付属する内容になっています。
ABS樹脂は使用されておらず、KPS(やわらかプラ)中心で塗装がしやすい現代風な仕様で立体化されています。
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
シールで色を補う部分は、頭部と2連装52mm超高初速防盾砲のみで多彩なマーキングが施されたテトロンシールが付属します。
「Obliteration(滅殺)」など、クロトの名言が英語で書かれた面白いオリジナルマーキングになっていますw
付属品一覧がこちら。
※「2連装52mm超高初速防盾砲」「破砕球ミョルニル」「アクションベース用ジョイントパーツ」「カラミティガンダム用台座ジョイントパーツ×2」「各種台座パーツ」「ミョルニル用ミニクリアスタンド」
手首パーツは通常武器持ち手×2が基本ですが、2連装52mm超高初速防盾砲のグリップを引き出して手に持たせる用の指パーツ(右手分)も付属します。※後述
余剰パーツがこちら。
共通の「FM 1/100 GAT-FRAME」で使わないパーツや、ミニスタンド用のいくつかのクリアパーツが余ります。
そして完成したフルメカニクス 1/100 レイダーガンダムがこちら。
フルフレーム構造のMGとは違いますが、さすが2022年クオリティなだけあり見た目に関しては完璧でモールドやディテールが細かいレイダーが再現されています(*_*;)
色分けもかなり優秀で、シールを使うのはツインアイやセンサー部などのグリーンのみで細かなレッド・イエローなどはすべて色分け済みです。
相当色分けがいいので、パチ組み派モデラーさんには嬉しい内容になっていると思いますぞ。
背部ユニットはかなりの大きさですが、自立は安定し接地性も優秀です。
それでは各部細かく見ていきます!
肩と胴体を繋ぐジョイントパーツが細かく動き、腕は大きく上がります。
開脚範囲はそこそこですが、必要十分には開きます。
頭部をアップで。ご覧のようにパーツ分割により細かく色分け済みで、アンテナ先端も尖っています。
横、後ろから。首の後ろ側に肉抜きがありますが、背部ユニットを取り付ければ見えなくなります。
構造が少し特殊で、頭部の前側を首のボール軸にはめこんでから後頭部パーツをかぶせるように組み立てるため、組み終わるとあとから頭部を外すことができません。
口部に内蔵されているエネルギービーム砲、100mmエネルギー砲ツォーンをアップで。
1/100スケールらしくグレーで色分けされており、砲口も開口されています。
胴体をアップで。このあたりの色分けも超優秀で、胸部をアップで見るとスリット形状が細かいです。
肩部をアップで。MA形態への変形ギミックの恩恵もあり、肩内部のM2M3 76mm機関砲も細かく造形されています。
腕部をアップで。前腕部外側には、2連装52mm超高初速防盾砲を取り付けることができるダボ穴が空いています。
腰部の色分けも細かく、グレーやレッドの細かな部分も色分け済みです。
股間軸はスイング可動します。
ご覧のように、腰部アーマー内部も別パーツにて細かく造形されているのが見て取れます。各部じっくり見ていっても、ほんと良く出来ているな……(*_*;)
腰部には短距離プラズマ砲アフラマズダを装備しています。
大型クローの内側はスリット付きのグレーパーツで細かく色分け済み。中央のビーム砲もディテールが細かいです。
前側へ展開することもできるぞ!
脚部。迫力を感じるボリューム感で立体化されていますね。
各バーニアもレッド・グレーで色分け済みで、足裏に肉抜きはなくモールドが細かいです。
全体的に見ても変な肉抜きが見えないので、めちゃめちゃクオリティが高いです。
ちなみに、上半身を引き出して可動範囲を広げることができます。
脚部はふくらはぎのバーニアパーツを下げれば、ヒザを曲げる範囲が拡大します。
背部ユニットをアップで。こちらも細かく色分け済みです。
ウイング先端のイエロー部まで別パーツで色分けされています。
このユニット下部に↑枠のジョイントパーツを噛ます事により、アクションベース1/4に対応します。
「出ろって言われりゃ出て撃つだけさ」
クロト・ブエル、レイダー出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
2連装砲とシールドが一体となった複合兵装、2連装52mm超高初速防盾砲がこちら。
前腕部側面に装着できます。
「なんだか知らねぇが!テメェも瞬殺!!」
レイダー、2連装砲で攻撃!
やば、めちゃめちゃカッコイイ……(*ノェノ;)
ちなみに2連装砲は、グリップを引き出して手に持たせることもできます。
※銃持ち手の交換用指パーツは右のみ付属
結構イメージ変わりますね。
そしてこちらが近接戦闘用のスパイク付き鉄球、破砕球ミョルニル。
リード線で再現されていますが、↑枠のスパイクをまわすことで……
リード線を収納することができます。
差し替えの必要がなく、良く考えられた構造で立体化されています。
飛びかかるレイダー!
↑枠のパーツとミニスタンドを使えば、ミョルニルを浮かせた状態で展示できます。
「テメェェーー!抹殺!!」
腰を撚る動作だけはそこまで優秀じゃないので、ポーズ幅は若干限られます。
それではMA形態へ変形させてみます。
まずは襟前部のパーツを引き上げ、頭部を押し込みます。
ショルダーアーマーまわりを展開し、↑のように折りたたみます。
これで内部のM2M3 76mm機関砲が露出する形になります。
ウイングを展開し、
股間軸を矢印方向へ動かし、↑枠のパーツを取り付けることでロックされます。
次に短距離プラズマ砲アフラマズダを前方へ展開し、脚部を折りたたみます。
ちなみに脚部は、内側同士を接続してロックすることができます。
あとは下部にミョルニルと台座を取り付ければ、
MA形態の完成です。
このように接地させた状態のほか、浮かせて展示することもできます。
機首のカバーは開閉し、開くとM417 80mm機関砲が顔を出します。
左側には2連装52mm超高初速防盾砲を装着。
肩部のM2M3 76mm機関砲もディテールが細かいですね。
そして↑枠のパーツをウイングに取り付ければ、同じフルメカニクスの1/100カラミティガンダムを乗せることができます。
スリッパ裏の溝と合わせるようにして乗せる感じです。
カラミティを乗せた図がこちら。この状態にするにはカラミティ自体もスタンドで固定する必要があるのでご注意を。
↑の状態は、組み立て書の画像を参考にしながら「アクションベース4(カラミティ用)」「アクションベース5(レイダー用)」の2個を使いました。
フォビドゥンガンダムも混ぜてディスプレイ。
HG 1/144 レイダーガンダム(左)と比較。
HG版はガンダムSEED放映当時に発売されたもので、21年前の2003年(R版は2012年)製です。
HG版はかなり古いので、さすがに今回のフルメカニクス版の進化具合がスゴイです。
ただ、HG版もMA形態に変形可能だったりします。詳しくは↓
「また作戦なんだ…かったるいの」
FULL MECHANICS 1/100 レイダーガンダムの感想
ということで1/100 レイダーガンダムのご紹介でした。
気になったのは腰を撚る動作がちょい苦手な点ですが、上半身を引き出して細かく前後左右に傾ける事ができるので表情付けには困りませんでした。
長所はとにかく色分けの良さで、モールド量も多くギミックが多彩とほとんど文句の出ないクオリティで立体化されていると思います。
特にミョルニルのリード線収納ギミックや、ほぼ差し替えなしの完全変形はさすが2022年クオリティのフルメカニクスといった印象。
誰にでもオススメなので、特にレイダーファンは即買い推奨だよ!(>ω<)
以上、「1/100レイダーガンダム」のガンプラレビューでした!