今回は「1/100 セラヴィーガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム00に登場し、ティエリア・アーデが搭乗するセラヴィーガンダムの1/100スケールをご紹介。
2009年発売。
セラヴィーガンダムからセラフィムガンダムへの分離・変形が再現可能で、実質2体分のMSが同梱するお得な内容になっています。
GNバズーカIIは「バーストモード」「ツインライフル」「ツインバスターキャノン」の各形態が再現可能。
ということで、1/100セラヴィーガンダムをレビューしていきたいと思います!
1/100 セラヴィーガンダム
セラヴィーガンダムの無印1/100スケール版。
ガンダムヴァーチェはMG版が発売されていますが、現状セラヴィーガンダムの1/100スケールはこの無印1/100版のみのリリースになっています。
お値段は3,960円(税込)です。
ホイルシールのほかに、ホログラム調のシールも付属します。
セラヴィーガンダムとフェイスバーストモード時に露出するツインアイ部は、通常ホイルシールとの選択式となります。
そして完成した1/100セラヴィーガンダムがこちら。
ダブルオー時代の1/100スケールということで、今のガンプラ目線で見ても見劣りしないプロポーションで立体化されているよ……(*´ェ`*)
MGではないのでモールドはあっさり気味、かつ合わせ目の量もそれなりにあるのですが、1/100スケールらしく迫力のある大きさとスタイルで再現されている感じです。
いかがでしょうか。
色分けは無印1/100としては優秀で、セラヴィーの特徴的な武装・展開・分離ギミックが網羅されており、満足度は非常に高いと思います。
自立性・接地性ともに優秀です。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はそこそこ広く、手足は大きく広がります。
腕関節・ヒザ関節ともに90度以上曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
ただ、腰を撚る動作は苦手です。
腰(白いパーツ部)自体は固定されていて、その上(青いパーツ部)が少し動く程度。
頭部をアップで。アンテナ先端はちょい緩い造形になっているものの、安全フラッグはついていません。
頭部は基本左右はめ込み式で、後頭部に合わせ目が出ます。
アンテナ中央は赤いシールを貼り、その上から無色のクリアパーツを被せる構造です。
気になる方は、クリアパーツ自体をクリアレッドで塗装するのも手ですね(>ω<)
ダブルオー時代のガンプラって、この仕様多かったような気がします。
胴体は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
コックピットハッチの開閉ギミックはオミットされていますが、胸部の細かなイエロー部は別パーツで色分け済みです。
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で、真上に合わせ目が出ます。(一部、胴体上部にも)
肩は微妙に前後に振れますが、そこまでは動かず。
手首はスナップ可動します。
前腕部の前面には、合わせ目があります。
各部アップで。GNコンデンサーは濃い緑のシールを貼り、その上から無色のクリアパーツを貼る仕様です。
手首にはGNビームサーベルを収納していて、引き抜いて手に持たせることができます。(両腕とも)
腰部をアップで。左右のパーツは裏側の造形も細かく、ロール回転します。
あとフロントアーマーも地味に開閉したりします。
底面にジョイントパーツを噛ませれば、アクションベースに対応します。
足の接続方式は昔ながらのボールジョイント接続なので、開脚範囲は一昔前の仕様といったところ。
脚部は「太もも側面」「ヒザのGNキャノン」「ふくらはぎ」と合わせ目の量が多いです。
↑特に太もも側面なのですが、パーツの合いが悪いのでジャストフィットしません。(少し画像がブレててすみません)
左右とも同じだったので、このあたりは合わせ目を消さないにしてもうまく処理する必要がありそうな部分。
足裏に肉抜きはなく、接地性は良好です。
GNキャノンは展開できます。
合わせ目があるものの、先端部にはクリアグリーンのパーツが使われています。
上部にもGNキャノンを搭載。(セラフィムガンダムの腕にあたる部分)
こちらも先端部にクリアグリーンのパーツが使われています。
背部には、セラフィムガンダムをドッキングさせます。
結構シンプルな軸接続で、保持力は及第点といったところ。
アンテナとフェイスマスク部を動かせば、フェイスバーストモードが再現できます。
ツインアイにはシールを貼るのですが、シール下はモールドが細かく入った無色のクリアパーツになっているため、塗装派モデラーさんに嬉しい仕様になっています。
「セラヴィー、目標を迎撃する」
セラヴィーガンダム、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
GNバズーカII(シングル)がこちら。
上下に少し合わせ目が出ますが、内部のイエローは別パーツで色分けされています。
セラヴィーガンダム、GNバズーカIIで攻撃!
「ここは死守する!」
上部のGNキャノンと連結させれば、バスターキャノンが再現できます。
ドドン。
さらに、左右のGNバズーカII同士を連結させればダブルバズーカが再現できます。
こちらも連結させて、各部パーツを展開すれば……
ダブルバズーカ バーストキャノンの完成です。
「対象は沈黙。ネクストフェイズに移る」
GNビームサーベルを持たせてみます。
もちろん、ビーム刃は左右分付属します。
ヒザのGNキャノンにハンドパーツを取り付ければ、隠し腕を再現することができます。
こちらのハンドパーツはセラヴィー分、セラフィム分とは別のパーツが付属します。
1/100 セラフィムガンダム
それでは、セラフィムガンダムを分離させてみます。
セラフィムガンダムの再現はカンタンで、
外して各部MS状態に展開させれば完了です。
ドドン。セラフィムガンダムがこちら。
本キットは実質2体分入っているようなものなので、プレイバリューが高いのも売りの一つだと思います。
HGでは別売りでしたが、今回の1/100スケールでは1キットで再現できるのもイイ感じですね……!(>ω<)
可動域ですが、開脚が苦手となります。
各関節は90度以上曲がり、ヒザ立ち可能。
セラヴィーガンダムと違い、真横を向くこともできます。
こちらの頭部も、アンテナ中央はシールの上に無色のクリアパーツを被せる構造です。
頭部パーツは左右はめ込み式で、後頭部に合わせ目あり。あと個体差かもしれませんが、左右の頭部パーツのハマり具合いが悪い気がしたので、組み立てる際にはご注意を。
胴体は、側面にちょろちょろと合わせ目があります。
腕部(GNキャノン)にも合わせ目あり。
こちらのGNコンデンサー(ヒジ部のレンズ)も、クリアパーツが使われています。
手首パーツには、クリアグリーンのパーツを使用。さきほどの穴空き状態とは違い、穴の空いていない手の甲用パーツが付属します。
腰部をアップで。さきほどセラヴィーで使ったアクションベース用のジョイントパーツとは別の、専用のものが付属します。(↑枠部)
脚部の合わせ目は多いです。ほぼ全面に出ます。
ただ、足裏に肉抜きはありません。
ヒザ関節部にも合わせ目あり。
GNビームサーベルを装備!
アクション!
GNキャノンで攻撃。
二刀流で。
セラフィムガンダムもプロポーションに優れていますが、合わせ目が多いのと開脚可動に弱点アリといった感じです。
HG 1/144 セラフィムガンダムと比較。
1/144の方は、セラヴィーとは別商品として立体化されています。
HG 1/144 セラヴィーガンダム(GNHW/Bの方)と比較。
HG版は強化版のGNHW/Bも発売されていますが、1/100スケールでは未発売となります。
MG 1/100 ガンダムヴァーチェと比較。
ガンダムヴァーチェの方は、MG版が発売されています。
セラヴィーもそのうち出るのかな……?(*_*)
ティエリア・アーデのフィギュアとディスプレイ。
「見つけたぞ…世界の歪みを」
1/100 セラヴィーガンダムの感想
ということで1/100セラヴィーガンダムのご紹介でした。
無印1/100版ということで、やはり合わせ目の量は結構あると思った方がいいです。ただ色分けに秀でていて各武装ギミックも網羅されており、セラフィムとの合体・分離ギミックも完全再現されているので作り込めばMGに負けないポテンシャルを秘めていると思います。
モールドがあっさり気味ですが、劇中再現派ならこのままでOK。MGのようにモールドばりばりでディテール感を出したいならスジ彫り推奨といった感じ。
あと今回組んでいて思ったのは、パーツの合いが悪い箇所がチラホラあった点。一部ピンを削って組み立てたりする工夫は必要そうです。
ということで合わせ目の量が多いのが難点となりますが、プロポーション的には古さを感じない良ガンプラに仕上がっていました!
ケルディムもアリオスもそうだけど、いつかMG化される日は来るのかな……?
以上、「1/100 セラヴィーガンダム」のガンプラレビューでした!