今回は「HG アヘッド(量産型)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム00(ダブルオー)に登場し、バラック・ジニンやアンドレイ・スミルノフが搭乗したアヘッドをご紹介。
2008年発売。
胸部装甲は内部にクリアパーツを使い、二重構造で再現されています。
GNサブマシンガンはパーツを追加する事でGNビームライフル状態に変化可能。
交換用オートマトンコンテナと、1/144オートマトン×2も付属します。
という事で、HGアヘッドをスマルトロンやミスター・ブシドー専用機との比較画像も含めてじっくり見ていきたいと思います!
HG アヘッド
アロウズの最新鋭MS、アヘッド。
設定的には地球連邦正規軍には配備されていない、アロウズの隊長やエースパイロット用のモビルスーツになります。
16年前に発売のキットという事で、今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているかを見ていきたいと思いますぞ!
ホイルシールは主に目や襟前部(顔の前)を補うものが付属。
オレンジのパーツはないため、基本的にはオレンジ部分をシールで補う感じです。
付属品一覧がこちら。
※「GNサブマシンガン(+GNビームライフル差し替えパーツ)」「GNビームサーベル×2(柄一体型ホワイト成形)」「GNシールド」「交換用オートマトンコンテナ」「オートマトン×2」
実はこのアヘッドの付属品は、他タイプのアヘッド(スマルトロン・ブシドー専用)には全て付属しないノーマルアヘッド特有のパーツになります。
※GNビームサーベルのみクリア成形のものはスマルトロンに付属します
という事で完成させたHGアヘッドさんですが、頭頂高が20.6mという設定通りガンダムタイプより大きめに造形されています。
むむぅ、これは今のガンプラ目線で見ても良プロポーションで立体化されているぞ……(*´ェ`*)
ただ、目立つ合わせ目箇所はチラホラあり。※後述
それでは細かく見ていきます!
可動域は手脚が十分上がり、腕関節は90度・脚関節は90度以上曲がります。
膝立ち可能で上半身も360度回転。
ゴツめな外見からは想像できないほど良く動くぞ……!(>ω<)
頭部。目のセンサーはシールで補います。
額はオレンジのシールを貼った上に小さなクリアパーツをかぶせます。
GNバルカンはグレーで要塗装となります。
この額のクリアパーツですが、かなり小さいです。
落としたらどこにあるかわからなくなるレベルでした。
指が太いモデラーさんははめるのも一苦労かもしれません。(しかも表裏あり)
↑部分に合わせ目が出ますが、組み立て書基準ではモールド扱いでした。
ただ段落ちモールド化されておらず、設定画にはモールドはありません。
襟前部オレンジはシールで補います。
胸装甲の内部にはクリアパーツを使用。
開口されているおかげで、のっぺり見えがちな胴体が立体感のある見た目になっています。
上から見た合わせ目箇所がこちら。
設定画では確認できなかったのですが、胴体(首左右)上部の合わせ目はモールド扱いで良さげです。※組み立て書作例基準
ただ段落ちモールド化はされていません。
上半身は前後に可動します。
腕の取り付け構造はHGジンクスに近く、隙間から見ても違和感のない見た目になります。
肩先端の装甲はプラ同士によるボールジョイント接続。
結構きつめに設定されているため、経年で緩んでくる事はないと思います。
肩の前後可動はこのぐらい。
昔ながらの軸接続ながら、ある程度動く感じ。
腕部は「二の腕一部」「前腕部全て」に合わせ目が出ます。
結構目立ちます。
サイドアーマーは可動の邪魔にならないようある程度可動します。
合わせ目も出ません。
股下にはアクションベース用の3mm穴アリ。(使わない時用のカバーも付属)
↑のパーツは赤・黒と色分けされていますが、赤い部分はオレンジで要塗装になります。
足の付け根、取り付け構造がこちら。
HGティエレンのような作りで、柔軟に可動させる事ができます。
脚部はモモに合わせ目が出ます。側面はモールド扱いでOK。
注意点として、↑の合わせ目(青枠内)中央のパネルのような造形は設定画では存在しないため、原作再現派はご注意を。
ブシドー専用アヘッド用にパネル化させたのだと思われます。(このアヘッドとスマルトロンでは使用せず)
後ろから見た合わせ目箇所。関節にも合わせ目が出るためご注意。
ふくらはぎのパーツは可動します。
足首パーツはシンプルな分割式で合わせ目が出ず、足裏の肉抜きもありません。
ただ「くるぶしの○」はグレーで要塗装です。
背部に2基搭載されているスラスターはアヘッド特有の形状をしています。
基部である程度角度をつける事も可能。
ただ色分けは甘く、前面はオレンジで要塗装となります。
それでは武装を見つつ、ポージングいってみます!
GNシールドは裏側が色分けされていませんが、適度にモールドがあり基部で360度ロール回転します。
GNサブマシンガンはジンクスのように前腕部に接続固定できるため、プラプラせずストレスフリーな作り。
GNサブマシンガン自体もアヘッド特有の形状になります。
※スマルトロンは別形状、ブシドー専用はそもそも銃が付属せずw
GNサブマシンガンで攻撃するアヘッド!
今のガンプラ基準で見ても動きまくるため、ポーズがガンガン決まるぞ!(>ω<)
敵を捉えるジニン!
GNビームライフル用のパーツを足せば、サブマシンガンからビームライフルに組み換える事ができます。
両側面のフォアグリップは展開し、両手で構える事ができます。
ただ、右写真のようにギリギリ持たせる感じになりますw(*´ェ`*)
GNサブマシンガン/ビームライフルはフトモモ側面にマウントする事ができます。
穴に入れたあと下にスライドすればホールドされます。
GNビームサーベルはホワイト1色成形、柄一体型のものが付属。
最近のHGクラスはほとんどクリアパーツになってるので、このあたりは時代を感じますね。
オレンジで要塗装です。
襲いかかるアヘッド!
アヘッド系って、動かすと通常の3倍かっこよくなる気がする(>ω<;)
GNビームサーベルは2本付属します。
ちなみにスマルトロンの方は同形状でクリアパーツのものが付属します。(柄一体型無色クリア)
アヘッドの売りとして、他タイプには付属しないオートマトンコンテナ+1/144オートマトンが2つ付属します。
チョロチョロチョロ……
オートマトン展開!
HGアヘッドスマルトロン(塗装済)と展示。
HGシリーズで発売されているアヘッドタイプを比較。
※左から「HGアヘッド」「HGミスター・ブシドー専用アヘッド」「HGアヘッドスマルトロン(塗装済)」
この中ではスマルトロンが好きなので、こいつだけ塗装してみました。
バリエーションキットながら、こう比較してみると結構違いが多いですね。
(赤・黒の成形色は同じ)
HG アヘッドの感想
ということでHG アヘッドのご紹介でした。
色が足りない箇所はちょこちょこあり、主に「頭部GNバルカン」「GNシールド裏」「背部スラスター前面」「コーンスラスターまわりの細かなグレー」「くるぶしパーツ」などは要塗装になります。
また、一般的なHGクラスより大きめに造形されているからかふともも前面の合わせ目は結構目立つと思います。ただ、思ったほど量はありません。
可動域については問題無し、今のガンプラ基準で見ても動きます。
浮かせてポージングさせると数段かっこよく見えるガンプラになっていると思うぞ!(>ω<)
という事で、多少手を加えるモデラーさん・可動域を重視するモデラーさんにはオススメといった感じです!
以上、「HG アヘッド」のガンプラレビューでした!