今回は「HGUC ザクIII改(ザク3改)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムZZに登場し、マシュマー・セロが搭乗するザクIII改をご紹介。
1999年発売。
HGUCのナンバー3で、25年前に発売された初期のHGUCになります。
という事で、HGUCザクIII改を今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているかレビューしていきたいと思います!
HGUC ザクIII改(ザク3改)
早速ですが完成させたHGUCザクIII改がこちら。
今回は合わせ目を消し、フル塗装+αにて仕上げてあります(*´ェ`*)
HGUCシリーズとして3番目に発売されたものになりますが、3番目にザクIII改を出してくるなんてバンダイさんどうしちゃったの案件ですw
まだHGUCの方向性が定まっていない時の、挑戦的なラインアップという感じですね。
初期キットというだけあり、全身に合わせ目があり可動域も狭いです。正直今のガンプラ目線で見ると出来は微妙なのですが、塗装すればどのぐらいアップデートされるかの参考でご覧いただければ幸いです(*´ェ`*)
合わせ目と可動域については共通部分の多いHGUCザクIIIのレビューでどうぞ↓
プロポーションに関しては腰まわりが小さいかなと感じるものの、全体的に見てダブルゼータ時代特有のボリューム感満載な見た目で仕上がっているのではないでしょうか。
さすがクィン・マンサやドーベン・ウルフ5機を相手にたった一機で圧倒した最強のザクです……。
それでは各部アップで見ていきます!
頭部はザクIIIとは違う、ザクIII改特有の形で再現されています。
モノアイはシールで凸モールド無し。今回は100円ショップのデコシールを貼り付けてみました。
頭部パーツは大味な分割構造で、左右はめ込み式で口周辺の真ん中に合わせ目が出ます。※写真は消してあります
横から。前後のアンテナは尖らせてみました。
バストアップ。このあたり胴体側面や肩上部など、ほとんどの箇所に合わせ目が出ます。
右肩のオプションラックシールドは基部でロール回転。
裏側には「クラッカー」「予備のビーム・サーベル」が造形されていますが、一体パーツとなるため引き出して装備する事はできません。
地味にクラッカーを塗装してみました。
左肩はザクIIIとは違う形になっており、側面が長いデザインになっています。
バックパックはザクIIIとは違い、プロペラントが大型化デザインになっています。
このあたりのプロペラントタンクやバックパック自体にも合わせ目が出ます。スラスター内部は赤で要塗装です。
腰部。股間の突き出た部分の内部(赤い部分)は1パーツのため、底面は黒で要塗装でした。
フロントアーマー左右にはビーム・キャノンを搭載しており、展開ギミックを搭載しています。※展開状態は後述
リアアーマーの裏側は別パーツになっており、モールドが細かいです。
HGUC初期のガンプラではあるのですが、ディテールを細かくしようという当時の思いが伝わってくる部分(*´ェ`*)
ボリュームのある脚部。ヒザの赤いパーツがザクIIIとは違うデザインです。
つま先付近の黄色い部分は要塗装です。(塗りが雑でスミマセンw)
足裏。カカトのパーツは可動します。
ザクIII改特有のビーム・ライフルがこちら。HGUCザクIIIに付属するライフルとは別デザインになっています。
手首パーツに古臭さを感じるので、今から作る方はビルダーズパーツのMSハンド02(ジオン系)等の丸指に交換した方がいいかもしれません。
ザクIII改、出撃!
それではアクションポーズいってみます!
ビーム・ライフルで攻撃するマシュマー!
フォアグリップは非可動ですが、なんとか両手で構える事ができるといった感じです。
「私はやられんぞ。このマシュマー・セロ、己の肉が骨からそぎ取れるまで戦う!!」
ビーム・サーベルは1色1パーツで、柄一体型のものが2本付属します。ビームエフェクトパーツは付属しません。
このあたりは古さを感じる部分ですね。
斬りかかるマシュマー!
ぶっちゃけ可動域はかなり狭いぞw
フロントアーマーに搭載されたビーム・キャノンはグリップが可動し、
両手で持たせる事で
射撃体勢が再現できます。
ジャキッ……!
プロポーションに関しては旧HGUCキュベレイと同様に、25年前のガンプラとは思えないほどかっこいいです。
ただ作りは本当に古く、合わせ目が多く可動が苦手という事で素組み派モデラーさんは満足いかないかもといった感じです。
HGUCザクIIIとの違い・比較
ここからはHGUCザクIIIとどこが違うのかまとめてみました。
成形色以外だと
頭部、
左肩、
ヒザパーツ、
リアアーマー、
バックパックに
ビーム・ライフルの形状となります。
HGUCザクIIIと全身を比較。
先述した通り「合わせ目」「可動域」については共通部分の多いザクIIIの方でどうぞ!
Twilight AXIS Ver.も混ぜてパシャリ。
「ハマーン様バンザァァァーーイ!!!」
「ガルスJ」「ハマーン様のフィギュア」とディスプレイ。
マシュマーが搭乗したMSでディスプレイ。
※「1/144ガルスJ(旧キット・塗装済)」「HGUCズサ(プレミアム・バンダイ限定・素組み)」
HGUC ザクIII改(ザク3改)の感想
という事でHGUC初期のキット、HGUCザクIII改のレビューでした。
キットの注意点としては全身いたるところに合わせ目があり、量が多いです。
合わせ目を消す際、脚部が大きいので相当でかいクリップじゃないとパーツを挟めなかったり、ちょっと苦労する部分がありました。
また、可動は腕以外ほぼしないと思った方がいいのでポージングが限定される古いガンプラといった感じです。
最近のキットに慣れてると、その作りの古さから面食らう部分が多いかもしれない点はご注意を!
ただ、当時のガンプラ基準でみると異常な程プロポーションが良く、組んでいて「これからのHGUCは気合いを入れて作るぞ!」という意気込みのようなものを感じるキットに仕上がっていました。
今後1/144でザクIII改の新フォーマットが出る確率は低いと思うので、このキットをいじくりまわしてみるのも面白いと思いますぞ。かなり長い事遊べると思いますw
以上、「HGUC ザクIII改」のガンプラレビューでした!
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