今回は「HGUC ザクIII」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムZZに登場し、ラカン・ダカランが搭乗したザク3をご紹介。
2000年発売。
HGUCナンバー3である「HGUCザクIII改」のランナーを流用したキットで、頭部・ショルダーアーマー・バックパック・膝部などが新規造形で付属します。
という事で、HGUCの中でも初期ナンバーである白いザクIIIをレビューしていきたいと思います!
HGUC ザクIII
白いザクIIIさん。ネオ・ジオンがザク系の最終型として開発したMSになります。
ガンダムZZではラカン・ダカランがドーベン・ウルフに乗り換える前に搭乗。
昨今では「ガンダムUCの袖付きバージョン」や「Twilight AXIS」で赤いザクIII改が登場したりもしています(*´ェ`*)
ホイルシールの量は少なく、モノアイまわりを補うもののみ付属します。
ただ25年前のHGという事で、スラスター内部やライフルの動力パイプ部分など色が足りない箇所はちょこちょこあります。
そして完成したHGUCザクIIIがこちら。
1999年発売のHGUCザクIII改(マシュマーが乗ってた緑の方)のランナーを一部流用したキットになりますが、頭部・肩・バックパックをはじめ新規造形部分はそれなりに多いです。
ボリュームのある良スタイルで立体化されてはいるものの、かなり古いパーツ構造をしているため最近のガンプラに慣れたモデラーさんは肩透かしを食らう可能性アリですw
今回は少しだけ合わせ目を消してありますが、未塗装状態なので合わせ目箇所はばっちり記載していきます!
それでは細かく見ていきます!
可動域はかなり狭く、腕・脚ともにほとんど広がりません。
膝関節はほとんど曲がらず。ポーズ付けは非常に難しいキットです。
ただ、上半身は360度回転します。
頭部は左右はめ込み式で、ど真ん中に合わせ目が出ます。
ここの頭部は新規造形で、ザクIII改とは違い3本のアンテナが特徴です。
設定的には、ベースジャバーとのコンビネーションを強化するためのアンテナとの事。
モノアイ周りはシールで補いますが、今回は百円ショップでスマホ用のデコシールを購入し貼り付けてみました。
埋め込んではいませんが、安い+手軽にできるので他のモノアイタイプのガンプラにもオススメだよ……(*´ェ`*)
横、後ろから。後頭部左右にある小さいダクトは別パーツで色分けされています。
胴体は「股間の中央」と「側面の縦一直線」に合わせ目が出ます。
元々のカラーデザインがシンプルなおかげか、胴体まわりの色分けは良好です。
上から見た図。ショルダーアーマー、胴体は前後はめこみ式で横一直線に合わせ目が出ます。
一応ここの合わせ目は消してみたのですが、未塗装なので合わせ目箇所が汚くなっちゃいましたw(*ノェノ)
バックパックはほとんど全ての箇所に合わせ目が出ます。
HGUC初期のキットという事で、この場所に限らず全体的に合わせ目の量が多いです。
左右のフレキシブルバーニアスラスターは可動します。
ちなみにここも新規造形です。
右肩のオプションラックシールドはザクIII改と同じ形で、
裏側には予備のビーム・サーベルやクラッカーが収納されています。
ただパーツと一体化しており、取り出す事はできません。
左肩のショルダーアーマーは新規造形で、ザクIIIの特徴です。
腕は肩内部ブロックと前腕部に合わせ目が出ます。
肘関節は90度曲がります。
フロントアーマーは大きく上がりますが、サイド・リアアーマーは固定です。
また、合わせ目もアリ。
フロントアーマーは2門のビーム・キャノンを内装しています。※ギミックは後述
脚部はモモ・スネ・足首パーツ・関節パーツに合わせ目が出ます。
膝パーツが新規造形です。
後ろ側の合わせ目箇所。
足裏に肉抜きはありません。モールドも細かく刻まれています。
股下にスタンド穴は空いておらず、合わせ目も出ます。
カカトのパーツは可動。裏返した場合は肉抜きが露出します。
武器は新規造形で、R・ジャジャと同型のビーム・ライフルが付属します。
※ガンプラ的にはHGUC R・ジャジャに付属のライフルとは別造形
下部にヒート・サーベルを取り付ける事ができ、銃剣としても使えます。ただ、ライフル受け側はモロにポリパーツがむき出しに。合わせ目もガッツリ入ります。
こだわり派モデラーさんは「2019年発売のHGUC R・ジャジャのライフル」に交換するのも手ですね。
1/144スケールにしては重いですw
(スタンドがくにゃったので強度調整して撮影しました)
それではアクションポーズいってみます!
ビーム・ライフルを構えるザクIII!
ザクIII改とはまるで違った印象に見えますね。
ジャキッ……
頑張って動かしていますが、可動域は狭いぞ!w(>ω<)
左手のライフル持ち手も付属します。
手首パーツの形は古さが否めないので、今から組む場合MSハンド等に交換した方がいいかもしれません。
ビーム・サーベルは1色1パーツ成形のものが2本付属します。
ザクIII、ビーム・サーベルを抜刀!
持たせれば見えなくなる部分ですが、サーベルの柄が独特な形をしています。
改造する場合は柄を残しつつ、刃部分だけクリアパーツに交換する方がいいかも。
刺突!
サーベル+ライフルで。
手首パーツは武器持ち手が左右、ライフル持ち手が左右と計4つ付属します。
フロントアーマーに内装されたビーム・キャノン発射体勢を再現してみます。
フロントアーマーを引き上げ、グリップを起こします。
あとは手で掴ませるだけでOK。
ザクIII、ビーム・キャノン発射!
HGUCド・ダイ改に乗せてパシャリ。

HGUCザクIII改(塗装済)と比較。
ザクIII改は1999年に発売、今回の白いザクIIIはその約1年後に発売されました。
↑のザクIII改は合わせ目を消してフル塗装にて仕上げてあるので、手を加えればどのぐらいアップデートされるかの参考にでもご覧くださいまし(*´ェ`*)

Twilight AXIS Ver.も混ぜ、HGUCのザクIIIバリエーションでパシャリ。

HGUC ザクIIIの感想
ということでHGUC ザクIIIのご紹介でした。
ザクIII改の感想とかぶりますが、合わせ目の量はかなり多いです。
特に頭部はど真ん中に出るので結構目立ちます(*´ェ`*)
可動域も狭く、ガンプラ自体の作りもかなり古いため最近のガンプラに慣れているモデラーさんは肩透かしを食らう可能性アリですw
という事で、ある程度手を加えるモデラーさんにはオススメといった感じ。
プロポーション自体はボリューム感を感じる迫力のある造形に仕上がっていると思うぞ!
以上、「HGUC ザクIII」のガンプラレビューでした!