今回は「1/100ライジングガンダム」のガンプラレビューです。
1/100スケールのライジングガンダムをご紹介。
1994年に発売された旧キットになります。
ショルダーアーマーは着脱可能で、モビリティモードに変形可能。
差し替え無しでのビームボウ展開ギミックも搭載しています。
という事で1/100ライジングガンダムを、今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているのかレビューしていきたいと思います!
1/100 ライジングガンダム
1/100ライジングガンダムのボックスアート。
設定的にはシャイニングガンダムを完成させるプロセスで開発された同型機種で、デビルガンダムとの戦闘を意識した設計に改められたモビルファイターになります。
ちなみにHG表記ですが、旧キットに分類されるガンプラです。
組み立て書にはレイン・ミカムラが記載。
特技は「合気道」「茶道」「華道」だぞ!
ホイルシールの量は多く、肩周りやライジングシールドを補うものが中心です。
付属品一覧がこちら。
※「ヒートナギナタ」「ビームマシンガン」「ビームボウ」「ライジングシールド差し替えパーツ」
本キットは同シリーズ「1/100シャイニングガンダム」のリデコキットになるため、シャイニングガンダムの一部パーツが余剰パーツとして同梱します。
「ショルダーアーマー」「ビームソードの柄×2」「ビームソード×2」がついてくるのでちょっぴりお得です。
そしてこのAランナーが面白い作りをしており、
デフォルト状態でうまい具合に色分けされていたりします。
なんか見覚えあるなと思ったら、フィギュアライズバスト&ライズでも使われていた技術(↓)に近いですね。1994年の時点でこれを実現しているのがスゴイっす……(*_*;)
↑フィギュアライズ系で使用されているレイヤードインジェクション
そして完成した1/100ライジングガンダムがこちら。
30年前のガンプラながら、中々の良スタイルで立体化されています。
可動域が狭く、接地性も少し悪かったりしますが素立ち状態なら普通にかっこいいのではなかろうか。
いつもは旧キットの合わせ目解説は省略する事が多いのですが、このライジングガンダムかなり気に入ってしまったので全箇所を解説していくぞ!w(>ω<)
それでは細かく見ていきます!
可動域から。腕は水平まで上がり、開脚範囲も広いです。
手足の関節はそこそこ曲がるものの、フロントアーマーがあまり上がらないので立ちヒザは苦手です。
また、腰もほとんど撚る事ができません。
このあたりはさすがに旧キットといった感じ。
頭部をアップで。「ツインアイ」「おでこのセンサー」「口」はシールで色を補います。
おでこのグリーンはシールサイズが全く合っていなかったので、今回は貼りませんでした。
バルカンは色分けされていないので、そのあたりも含め部分塗装前提のガンプラだと思った方が良さげです。
頭部は前後はめ込み式で、側面と頭頂部に合わせ目が出ます。
後頭部は造形が細かいものの、エッジは緩めです。(この部分に限らず全体的に)
胸部にはクリアグリーンの軟質パーツが使用されています。結構外れやすいので接着推奨箇所。
側面には合わせ目が出ます。時代を考えると胴体の色分けはかなり良好です。
コアランダーは走行モードからドッキングモードへ変形可能です。
キャノピーにはクリアグリーンのパーツが使われており、他の部分も細かく色分けされています。
スラスターは可動し、背中にヒートナギナタをマウントする事ができます。
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で、上部一直線に合わせ目が出ます。
※胴体やコアランダーにも合わせ目あり
肘関節は90度以上曲がります。横方向にも可動しますが、関節はポリキャップがむき出しになります。
前腕部には合わせ目が出ます。
手首パーツは「人差し指」「中指~小指」が可動。
甲に合わせ目アリ。ハンドパーツの作りは古さが拭えないので、ビルドハンズ等に交換した方がいいかもです。
フロント・サイドアーマーはボールジョイント接続です。
フロントは接続強度強め、サイドは少し弱めといった感じでした。
脚部は前面(関節パーツ含む)一直線に合わせ目が出ます。
太ももは段落ちモールド化されています。
横、後ろから。
足裏に肉抜きはありませんが、合わせ目はあります。
それでは武器を持たせ、アクションポーズいってみます!
ヒートナギナタはシンプルな1パーツ1色成形です。
両手で持たせる事ができます。
ヒートナギナタを構えるレイン!
攻撃!
シャイニングガンダムとはまた違った魅力があるよね……(*´ェ`*)
ビームマシンガンは2パーツモナカの1色成形です。
ここはグレーで要塗装となります。
ビームマシンガンを撃ちまくるライジングガンダム!
ショルダーアーマーは着脱可能です。
露出した肩部分にはゴールドのシールを貼るのですが、塗装派モデラーさんに注意ポイント有り。
「肩の前後」はシールの下にもモールドがあるのですが、上面はモールド無し(+合わせ目もアリ)です。ご注意を。
ライジングシールドは肩に装備していたショルダーアーマーとは別のパーツを取り付けます。
色分けは甘く、赤い部分は全てシールになります。
ライジングガンダム、モビリティモードへ変形!
防御力が低下するかわりに攻撃性・機動性が高まった形態になります。
ジャキッ
ビームボウを展開させてみます。1/144スケールのライジングガンダムと違い、差し替え無しでの展開ギミックを実現しています。
各所を伸ばしたり折りたたんだり角度を変えれば……
「必殺必中、ライジングアロー!!」
強力なビームを発射する、ライジングアローが再現できます(*´ェ`*)
ファンにはたまらん!(>ω<;)
バンダイさん……HGFCウォルターガンダムの発売はまだでしょうか!(その前にライジングだけどw)
余剰パーツのビームソードを装備。
ヒロインスピリッツのレイン、HGIFのレインとディスプレイ。
ガンダムヒロインヒストリー3~戦士たちの休息編~のレインとディスプレイ。
MGシャイニングガンダム(塗装済)と比較。
元デザインからして共通部分が多いので、本キットとニコイチし「MGライジングガンダム」に改造してみても面白いかもしれません。(わたしの腕では無理ですが……(>ω<;))
1/100スケールのGガン系キットでディスプレイ。
同じ旧キットの1/144ライジングガンダムと比較。
1/100 ライジングガンダムの感想
ということで1/100ライジングガンダムのご紹介でした。
驚いたのは胴体部分などに使われている多色成形ランナーで、1994年製ガンプラにしては色分けは優秀だと思います。
ただし、やはり今のガンプラ目線で見た場合は部分塗装推奨キットになっていると思うので(特に肩まわり)、ある程度手を加えるモデラーさんにはオススメのキットといった感じです。
長所はそのプロポーションで、素立ち状態の見た目は非常に良く出来ていると思います。
腕に自信のあるモデラーさんは、MGシャイニングガンダムとのニコイチに挑戦してみてくださいね!
以上、「1/100 ライジングガンダム」のガンプラレビューでした!