今回は「HGクロスボーンガンダムX3」のガンプラレビューです。
機動戦士クロスボーン・ガンダムに登場し、トビア・アロナクスが搭乗するクロスボーン・ガンダムX3をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
「頭部アンテナ」「Iフィールド発生器(前腕部)」が新規造形で、特徴的な武器ムラマサ・ブラスターが付属。
成形色はX3らしいライトブルーを主体としたカラーリングで再現されています。
という事で、HGクロスボーンガンダムX3をレビューしていきたいと思います!
HGUC クロスボーン・ガンダムX3
青いボックス。内容的には、オールガンダムプロジェクトにより2014年に立体化されたHGUCクロスボーン・ガンダムX1(一般販売)のリデコキットとなります。
組み立て書は白黒ではなく、一部カラーページがあるX3専用のものが付属。
ホイルシールはツインアイやブレードアンテナ先端、骨状スラスターのイエロー、肩周辺を補うものなどが付属します。
シールの量は結構ありますが、ムラマサ・ブラスターを中心に色の足りない箇所は多いです。
X3の多彩な付属品がこちら。
※「ムラマサ・ブラスター」「バスターガン+ビーム・ザンバー(ザンバスター)」「ビーム・サーベル×2」「スクリュー・ウェップ×2」「シザー・アンカー×2」「ヒート・ダガー×4(手持ち用2・足裏用2)」「コア・ファイター」「フェイスオープンのパーツ」「手首パーツ×7」
一般販売のHGUCクロスボーン・ガンダムX1に付属しない武器は↑の青文字ですが、ムラマサ・ブラスターはHGBFクロスボーン・ガンダムX1フルクロスTYPE.GBFTに同梱したり、スクリュー・ウェップとシザー・アンカーはX1改などにも同梱するパーツです。
逆に、X1に同梱するブランド・マーカーとビーム・シールドは付属しません。(X1改等に付属するA.B.C.マントも然り)
余剰パーツはほとんど無しです。(画像右下の3パーツ)
コア・ファイターは後ろに骨状スラスターを接続して再現します。
先端部分はホワイト1色成形でキャノピーなど一切色分けされていないため、このあたりは要塗装です。(X1などと同じ部分)
そして完成したHGUCクロスボーン・ガンダムX3がこちら。
爽やかなライトブルーを主体とした成形色に変更されているほか、X3の特有部分は「アンテナ」「前腕部」の2点です。胸部やリアアーマーがX1から変更されていますが、このあたりはX1改・改と同じだったりします。※後述
元のキットが2014年製という事もあり、関節にKPS素材(やわらかプラ)が使われていたり現代風のプロポーションで立体化されています。
今のガンプラ目線で見ても通用する立ち姿ですね。
このヒロイックなカラーリングが非常にかっこいいぞ……(>ω<)
それでは細かく見ていきます!
可動域は広く、腕は水平以上上がり開脚範囲も広いです。
足は真横まで広がりますが、ここまで広げるとサイドアーマーが外れやすくはあります。
肘・ヒザ関節は90度以上大きく曲がり、キレイに立ちヒザ可能です。
上半身は360度回転。可動域に関しては不満の出ない作りになっていると思います。
頭部はアンテナまわりが新規造形です。顔の細かな赤いラインはシールも付属しないため、要塗装です。
小型MSの1/144ながら、アップで見ても再現性の高いイケメンフェイスになっていますね。
頭部は前後はめ込み式ですが、合わせ目は段落ちモールド化されています。
X3の特徴である、数字の3をかたどった蛇のレリーフをアップで。
他タイプには同梱しないパーツなので、本キットの売り部分と言っても過言ではありません。
アンテナ先端には安全フラッグがあり、白い部分は巻きつけるようにしてシールを貼るので可能なら部分塗装推奨といったところ。
フェイスマスクは2種類付属し、「通常状態(左)」「フェイスオープン状態(右)」からの選択式です。
一応分解すればいつでも切り替える事ができます。
胸部はX1とは別形状になっており、ドクロのレリーフがついたデザインに変更されています。
胴体は前後はめ込み式ですが、こちらも合わせ目は段落ちモールド化されていて非常に組みやすいです。ただ、細かな色はシールになります。
胸にドクロのレリーフがついたHGのクロスボーン系で比較。
X-0のみ赤いパーツがX-0独自の形になっています。X3はX1改・改(スカルハート)の色違いです。
※余談ですが、デザイン的にはX1フルクロスの中身も同じ形ですがガンプラ(HGBFクロスボーン・ガンダムX1フルクロスTYPE.GBFT)的には別形状になっていたりします
ショルダーアーマーは上・側面に合わせ目アリ。細かなレッド・イエローはシールで色を補います。
肩はボールジョイント接続で、前後に可動します。
X3の最大の特徴ともいうべき部分がこちら。
前腕部がIフィールド・ジェネレーターになっており、X3の新規造形部分です。合わせ目は出ません。
Iフィールド発生器を可動させれば、メカニカルな内部が顔を出します。
Iフィールド展開!
U.C.120年代以降の小型MSでありながら、Iフォールド・ジェネレーターを搭載しているのがX3の特徴です(*´ェ`*)
腰部は「X1改」「X1改・改」「X1フルクロス」と同じデザインです。
X1からはリアアーマーの形が変化しています。
脚部は「関節パーツ」「ふくらはぎ」に合わせ目が出ます。
ヒザの青い部分はシールで、アンクルガード中央のくぼみなどは要塗装です。
足裏はつま先付近に肉抜きがあります。股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴有り。
骨状スラスターはフレキシブルに可動します。
先端のスラスターは、差し込み位置を変える事により角度を変える事が可能。
それではX3の多彩な武装をザザーっと見ていきます!
ビーム・サーベルから。サーベル柄、ビームエフェクトパーツともに2本付属します。
斬!
ヒート・ダガー(手持ち用)を装備。1パーツ1色成形のシンプルな作りです。
ふくらはぎからの引き出しギミックはオミットされています。
足裏から引き出した状態のヒート・ナイフも2本付属します。
バスターガンは専用の持ち手が付属。
左手用の手首パーツも付属するぞ!
ビーム・ザンバーを装備。
斬りかかるX3!
バスターガンは右腰部に、ビーム・ザンバーは左腰部にマウントできます。(シンプルなプラ同士の凹凸接続)
バスターガン、ビーム・ザンバーともに色分けは甘いので、このあたりは要塗装です。
バスターガンとビーム・ザンバーを組み合わせれば、ザンバスターに変化します。
ザンバスターは専用の角度付き手首パーツを使って持たせます。
こちらは右手分しか付属しません。
ザンバスターで攻撃!
スクリュー・ウェップは2本付属。リード線が採用されており、くねくね曲げる事ができます。
スクリュー・ウェップはHGUCのX1には付属しない、プレバン系特有の武器だったりします。(RGをのぞく)
そして目玉武器のムラマサ・ブラスター(ガンモード)がこちら。
ガンモードで持たせる場合、ザンバスターで使った角度付きの手首パーツを使用します。
白1色になっているため、ビームが発生する基部部分やレリーフ周辺など重点的な塗装ポイントになります。
ムラマサ・ブラスターで攻撃!
腰部右側にマウントする事ができます。こちらもプラ同士の凹凸接続です。
ムラマサ・ブラスター、サーベルモードがこちら。
全14基のサーベル刃(両側1パーツずつ)と、先端に取り付けるエフェクトパーツが付属します。
挑発するトビア!
敵を叩き斬るX3!
シザー・アンカーは組み換えで再現します。一部分解の必要はありますが、簡単に切り替え可能です。
こちらもリード線が使われています。
シザー・アンカー射出!
カッケェ!!!
こちらもHGのX1には同梱しない武装です。
フロントスカート中央をカットすれば、片側だけ射出した状態で展示する事もできます。
HGBFクロスボーン・ガンダムX1フルクロスTYPE.GBFTのムラマサ・ブラスターと比較。
形状は同じで、色違いです。
HGUCクロスボーン・ガンダムX1・X2と比較。
X2とX3はプレミアム・バンダイ限定品です。
HGクロスボーン・ガンダムX1ベースの様々なガンプラバリエーションでパシャリ。
※「X-0」「X1」「X1改」「X1改・改」「X1フルクロスTYPE.GBFT」「X2」「X2改」「魔王」
HGのクロボン、気付いたらかなりの数が出ているな……w(>ω<;)
HGUC クロスボーン・ガンダムX3の感想
ということでHGUC クロスボーン・ガンダムX3のご紹介でした。
X3特有の部分は「ブレードアンテナ」「前腕部Iフィールド・ジェネレーター」の2点です。
「胸部」「リアアーマー」「スクリュー・ウェップ」などはHGのX1改・改などにも同梱しますが、プレバン品になるためこのあたりも本キットの売りといっていいかも。
顔周りの赤いラインや武器類の色分けは甘いので、部分塗装するモデラーさんにはオススメといった感じ。
可動域が広く、スカイブルーの成形色が非常にキレイに再現されているので、X3好きには満足度の高いガンプラになっていると思うぞ!
以上、「HGUC クロスボーン・ガンダムX3」のガンプラレビューでした!