今回は「HGサーシェス専用AEUイナクトカスタム(モラリア型)」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダム00に登場し、アリー・アル・サーシェスが搭乗するイナクトカスタムのモラリア型をご紹介。
2008年発売。
ブレイドライフル、ミサイルランチャーとイナクト(デモカラー)とは違う武装が付属し、頭部・胴体がカスタム特有の形で再現されています。
飛行形態へも変形可能。
という事で、HGサーシェス専用AEUイナクトカスタム(モラリア型)をレビューしていきたいと思います!
HG サーシェス専用AEUイナクトカスタム(モラリア開発実験型)

蹴りを放つイナクトカスタムが描かれたボックスアート。
赤のアグリッサ型との違いは、成形色(+シール)のみです。

組み立て書にはアリー・アル・サーシェスが記載。

ホイルシールの量は少ないですが、手の甲や胴体ドラムまわりの目立つ位置にシールを使う感じです。

付属品一覧がこちら。
※「ブレイドライフル」「ミサイルランチャー」「ディフェンスロッド」「プラズマソード(展開前・展開後)」「左の表情付き平手パーツ」
手首パーツは左のみ平手パーツが付属します。
内容は赤のアグリッサ型と同じですが、HGイナクト(デモカラー)とは違う武器が付属するのが特徴です。

そして完成したHGサーシェス専用AEUイナクトカスタム(モラリア型)がこちら。
フラッグ・イナクト系と同様に、関節はABSによるポリキャップレス仕様になっています。

17年前に発売されたガンプラながら、今のガンプラ目線で見ても再現度の高い良プロポーションで立体化されているのではないでしょうか(*_*)
モラリア型という事で、濃いブルーを主体とした成形色で立体化されているのが特徴です。

それでは各部細かく見ていきます!

可動域から。独特の動きを見せ、開脚範囲がものすごく広いです。

手足の関節は90度ほど曲がりますが、デザイン的にヒザ立ちは不可です。

上半身は360度回転します。

頭部センサー部はシルバーのシールの上に、スモークがかったクリアパーツをはめこみます。
顔前面のパーツがHG AEUイナクト(デモカラー)とは別形状で、カスタム特有の形になっているのが特徴です。

頭部は左右はめ込み式で、後頭部に合わせ目が出ます。

センサーを超アップで見ると、細かくモールドが刻まれています(*´ェ`*)

胴体は前後はめ込み式で、脇の下に合わせ目が出ます。
ドラム部分の白いラインはホイルシールで色を補うのですが、曲がった部分に貼る事になりあまりキレイな見た目にならず。
この黒いパーツがABSなので塗装もできないという、ちょい厄介な部分になっています。

主翼は前後に可動します。

合わせ目はありません。細かなダクト内は要塗装です。

肩アーマーは上からはめ込むだけのシンプルな構造。
肩はABSのボールジョイント接続になっており、動かしまくっているとユルユルになってきます。緩んできたら、ボール部分に傷をつけるなどの調整が必要な感じです。

腕は前腕部後ろ側に合わせ目が出ます。

ディフェンスロッドは肘の外側に接続します。内側にもプラズマソードの柄を取り付ける事ができます。(左右どちらでもOK)
ディフェンスロッドは基部で360度ロール回転しますが、裏側には大きな肉抜きがあります。

手首パーツは左のみ表情付きの平手パーツが付属。造形がめちゃかっこいいです。
手はボールジョイント接続でスナップ可動しますが、ABSによるボールジョイント接続のため、こちらも動かしていると緩くなってくるのが弱点です。

腰部。股下のカバーパーツを外せば、3mmスタンド穴が露出します。
足の取り付け方が独特で、前へ伸びたボールジョイントに接続する構造です。

脚部は「モモ側面」「ふくらはぎ」に合わせ目が出ます。
ヒザ下の小さな凹みはイエローで要塗装です。

足首パーツは肉抜きがありますが、どこも目立たない位置にはなっています。
足裏は前側のみ別パーツで色分け済み。ここは少しだけ外れやすいです。

ブレイドライフルがこちら。グリップと手首パーツの穴サイズが合っていないため、少しプラプラします。

ブレイドライフルで攻撃するイナクトカスタム(モラリア型)!

ディフェンスロッドで攻撃をはじくサーシェス!

動かすと一気にかっこよくなるな!(>ω<;)

サイドグリップを握れば銃剣に。大型のカーボンブレイド(先端グレーの刃パーツ)は引き出す事ができます。

ジャキッ……。

ブレイドライフルのオプション兵装であるミサイルランチャーは、単体で持たせる事ができます。

ブレイドライフル先端に装着した状態がこちら。
両手で構える事ができます。

ミサイルで攻撃!

大型ソニックブレイド(プラズマソード)は↑の柄状態のほか、

持たせる用のものが1本付属します。
1パーツ1色成形のため、刃部分はライトブルーで要塗装です。

襲いかかるサーシェス!

斬!

挑発するサーシェスさん。表情付き手首パーツがいい味出してるな……。

こちらがフライトポジション(飛行形態)。
ほとんど差し替えなしで変形させる事ができます。

基本的には各部動かすだけで簡単に切り替えができますが、ブレイドライフルの取り付け方だけ少しコツがいります。

突進!

ガンダムエクシアと交戦!



色々なイナクトバリエーションで比較。
※左から「HG AEUイナクト デモカラー」「HG サーシェス専用AEUイナクトカスタム(アグリッサ型)」

赤のアグリッサ型とモラリア型は色違いです。(付属武器も同じ)




サーシェス搭乗機のHGアルケーガンダムと比較。


「こちとらボーナスがかかってるんでね。いただくぜ、ガンダムッ!」
HG サーシェス専用AEUイナクトカスタム(モラリア開発実験型)の感想
ということでHGサーシェス専用AEUイナクトカスタム(モラリア開発実験型)のご紹介でした。
内容はアグリッサ型の色違いなので感想がかぶりますが、胴体ドラム部の白いシールが結構目立つのと、ABS関節が弱点になっています。
動かしまくっていると「肩」「手首パーツ」の接続強度が緩くなるので、緩んできたら要調整といったところ。
長所は今のガンプラ目線で見ても「再現性の高い良スタイルで立体化されている」のと、ポーズ付けで一気にかっこよくなる点だと思います。
定価が安いのも売りの一つ。←安いのに弱い人
イナクト系は転倒しやすいので、別途アクションベースなどは必要だと思います!(本キットにスタンドは付属せず)
以上、「HG サーシェス専用AEUイナクトカスタム(モラリア開発実験型)」のガンプラレビューでした!

















