今回は「HG ザクI・スナイパータイプ(ヨンム・カークス機)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムUCに登場し、ヨンム・カークスが搭乗するザクI・スナイパータイプのカークス機をご紹介。
2012年発売。
以前発売されたHGUCザクI・スナイパータイプのランナーを使いつつ、カークス機の特徴である「頭部」「ショルダーアーマー」「ランドセル」などが新規造形で付属します。
という事で、HGザクIスナイパータイプ(カークス機)を通常のザクI・スナイパータイプとどこが変わったのかをまとめた画像を含め、レビューしていきたいと思います!
HGUC ザクI・スナイパータイプ(ヨンム・カークス機)
episode4に登場のザクI・スナイパータイプ(ヨンム・カークス機)。
ボックスアートには、ファット・アンクル改に乗り狙撃している姿が描かれています。
ガンプラ的には、2006年に発売されたHGUCザクI・スナイパータイプに新規造形を足したリデコキットになります。(大元をたどればHGUCザクIのランナーの色違いランナーを使用)
ホイルシールは「モノアイ」「スコープ」部分の色を補うものが付属。
本体の色分けは良好だぞ!(>ω<)
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・スナイパーライフル」「ザク・マシンガン」「手首パーツ×4」「バレルケース×2」
通常のザクIスナイパータイプから足された武装は、青字のバレルケースです。
手首パーツは左右の「武器持ち手」、右の「ライフル持ち手」、左の「ライフル支え手」が同梱します。
余剰パーツがこちら。ザクI・スナイパータイプの頭部・ショルダーアーマーとランドセルの一部、平手パーツが余ります。
そして完成したHGUCザクI・スナイパータイプ(ヨンム・カークス機)がこちら。
比較画像は後ほど紹介しますが、「頭部」「胴体(機体固定用フック)」「ショルダーアーマー」「ランドセル」「バレルケース」が新規造形で、胴体のグリーン部分の成形色が変更されているのが特徴です。
基本的には2006年に発売のHGUCザクIのランナーが使われているため、オリジンシリーズのHGザクと比べた場合作りの古さは否めません。
ただ、ご覧のように劇中再現度の高い姿で立体化されています。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はそこそこといった感じで、腕は水平まで上がり開脚範囲もそれなりに広いです。
腕はこれ以上上げると左肩のショルダーアーマーが頭部アンテナと干渉するため、動かす際はアンテナの破損にご注意を!←壊しまくりモデラーの予知能力(*_*)
上半身は360度回転します。
頭部をアップで。モノアイは非可動です。クリアパーツの上に光沢感のあるイエローのシールを貼る構造。
頬に合わせ目があります。
横、後ろから。頭頂部、後頭部にも合わせ目が出ます。
大半が新規造形になっていて、額にブレードアンテナがついているのがカークス機の特徴です。
胴体は前後はめ込み式で、側面・上部に合わせ目が出ます。
↑枠の機体固定用フックは、全て接着剤でくっつけます。
UC時代のHGとしてはめずらしく、接着剤必須のガンプラになっている点はご注意を。
左肩のショルダーアーマーは新規造形で、少しでこぼこした形になっています。
ここは可動の邪魔にならないよう、ポリキャップ接続により可動します。
肩は前方向へかなり動きます。本キットの優れている部分です。
ただ、上から見た場合「肩」「胴体」上部に合わせ目が出ます。(場合によってはランドセルも一部合わせ目になるかもしれません)
肩の取り付け部分には、ポリキャップ隠しのパーツが使われています。
腕の合わせ目は多く、「肩」「前腕部」に合わせ目があります。
また、最近のガンプラと比べた場合パーツの合いがイマイチです。
合わせ目消しする場合は、強めのクリップが必要かもしれません。
腰部。股下のカバーを外せば、アクションベース用の3mmジョイント穴が露出します。
脚部は前後一直線に合わせ目があります。また、
関節パーツにも合わせ目アリです。足裏に肉抜きはありませんが、中央の丸い部分はレッドで要塗装です。
ランドセルは「後ろ側のパーツ」「バレルケース」などが新規造形です。
バレルケースは単純なモナカ構造で、合わせ目が出ます。ランドセルのスラスター内部はレッドで要塗装です。
ビーム・スナイパー・ライフルを装備させてみます。
まずはランドセルの右側にあるパーツを外し、
ビーム・スナイパー・ライフルに接続します。
線はリード線をワニスチューブに通す構造で、ぐねぐね曲げる事ができます。
アップで。↑枠部分に接続しますが、ガチッと固定されるので抜け落ちる心配はありません。
スコープのグリーン部はシールですが、シールの下は無色のクリアパーツが使われています。
スナイパーライフル本体はモナカ構造で、合わせ目が出る点はご注意を。
次に格納式ニーパッドを展開します。このあたりのギミックは通常版と同じです。
この部分はABS樹脂が使われているため、塗装派モデラーさんはご注意を。
カークス、ビーム・スナイパー・ライフルで狙撃!
セイバーフィッシュやネモIIIを撃墜するカークス!
いい感じ……。
ザク・マシンガンも付属します。
ドラムマガジンが側面に配置されたタイプで、スコープとフォアグリップは可動します。
ただ、手首パーツのサイズと微妙に合っていないため少しプラプラします。
ザク・マシンガンを構えるカークス!
アクション!
両手で構えることもできます。肩まわりの前方向への可動範囲が広いので、余裕でフォアグリップを掴むことができます。
ジェスタ現る!
HGUCザクI・スナイパータイプ(左)と比較。
ベージュ部分は同じ色ですが、本体の濃い色の成形色が変更されています。
頭部を比較。カークス機にはブレードアンテナが搭載されています。
左肩を比較。
ランドセルを比較。バレルケースだけではなく、ランドセル自体もバレルケースを取り付けるための新規パーツに変更されています。
HGUC ザクI・スナイパータイプ(ヨンム・カークス機)の感想
ということでHGザクI・スナイパータイプ(ヨンム・カークス機)のご紹介でした。
まとめると、通常のザクI・スナイパータイプから「頭部」「胴体(機体固定用フック)」「左肩」「ランドセル(+バレルケース)」が変更されています。
機体固定用フックの取り付けには接着剤が必要なので、素組み派モデラーさんは注意してね!(>ω<)
また、合わせ目の量もそれなりにあるので多少手を加えるモデラーさん向けキットかもしれません。
オリジンのHGザクと比べた場合作りが古いのですが、いじる余地が残されているので時間をかけてクオリティアップをはかるには最適なキットかもしれません。
バンダイさん…EXモデルでいいのでファット・アンクル改の立体化はさすがに無理かな……?(*ノェノ)(ガンペリーとか好きなんだよね……)
以上、「HGUC ザクI・スナイパータイプ(ヨンム・カークス機)」のガンプラレビューでした!