今回は「MGガンダムF91 Ver.2.0」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムF91に登場し、シーブック・アノーが搭乗するガンダムF91のマスターグレード版をご紹介。
2018年発売。
頭部は非変形頭部の2種類に加え、フェイスオープンギミックを搭載した頭部も付属。
腹部ダクトは多重構造になっており、内部のパーツには金属感のあるエクストラフィニッシュ処理されたパーツが使用されています。
という事で、MGガンダムF91Ver.2.0を画像数多めで徹底的にレビューしていきたいと思います!
MG ガンダムF91 Ver.2.0

Ver.2.0のMGガンダムF91。
前のMGは2006年に発売されているので、12年ぶりにリニューアルされたガンプラとなります。

ホイルシールとマーキングシールのほか、ガンダムデカール(ドライデカール)も付属します。
ガンダムデカールはS.N.R.I.やV.S.B.R.のマークが付属するほか、両肩の「F」「91」部分に使用するものが同梱します。

付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「ビーム・ランチャー」「ビーム・サーベル×2」「ビーム・シールド」「スタンド(別売り発光ユニット白2灯式対応型)」「アクションベース1・4用ジョイントパーツ」「頭部2種類」「1/100シーブック・アノー」「1/100セシリー・フェアチャイルド」「余剰パーツ(画像右下少量)」
画像外だと、もちろんV.S.B.R.も2つ付属します。

1/100セシリー・フェアチャイルドのフィギュアをアップで。
髪が長い時期の、私服の立ち姿が再現されているぞ!
1/100シーブック・アノーは座り姿で、本体の中に組み込みます。※画像は後述

そして完成したMGガンダムF91 Ver.2.0がこちら。
2018年製のMGという事で「色分けが秀逸」「高可動」と、現代風なガンプラ感あふれる内容で立体化されています。
ただ、今回はVer.1.0に付属するラフレシア型のスタンドは同梱しません。

接地性/自立性ともに優秀です。
設定的に小型機体の1/100スケールキットではありますが、パーツが詰まっているためズシリと重みがあり所有欲を満たすガンプラに仕上がっています。

それでは各部細かく見ていきます!

可動域は広く腕は水平以上上がり、足は真横まで開脚します。

手足の関節は90度以上曲がり、ヒザ立ち可能です。
ヒザ関節には3軸構造が採用されており、外装パーツの干渉を防ぐ構造になっています。

上半身は360度回転します。
全体的に見て、可動域はかなり広いといっていいでしょう(*_*)

頭部をアップで。ツインアイやトサカまわりにホイルシールを使うものの、アンテナ中央は「レッド」「ホワイト」「イエロー」と細かく色分けされています。
バルカンの色分けも優秀で、内部からパーツが露出する形で再現。

横、後ろから。黄色のアンテナ部は左右で別パーツになっており、MGらしく先端が尖っています。
ただ、ぶつかるとポロリする事が多々あったのでここは接着推奨です。

頭部は「差し替え用の固定フェイスパーツ(左)」と「フェイスオープンギミック搭載型(右)」の2種類が付属します。
差し替え用は分解が必要ですが、完成後でも簡単に切り替えできます。
また、ご覧のようにフェイスオープンギミック搭載型はバルカンが色分けされていないので、色分けは固定型の方が優れています。

こちらは差し替え用(固定タイプの)フェイスパーツ。
ツインアイにはシールを使いますが、無色クリアパーツになっています。
固定型の長所は、「勝手にフェイスガードが開かない」「バルカンが色分けされている」2点です。

こちらはフェイスオープンギミック搭載型の頭部。
↑画像のように、フェイスガードが展開できるのが最大の売りです。
ただノーマル状態で動かしているとフェイスガードが開きやすいため、個人的には固定タイプをチョイスする方がオススメだと思います。

胴体をアップで。胸部左右のメガ・マシンキャノン(黄色い部分)は色分け済み。
胸部から腹部にかけてのフロントグリル(腹部ダクト)は、排熱のためのヒートシンクになっています。
内部には金属感のあるエクストラフィニッシュを施したパーツが使用されており、隙間からキラリと見えるのが非常にかっこいいです……!(>ω<;)

コクピットハッチは開閉しますが、中はほとんど見えないです。
内部は画像右のようになっていて、座っている状態の1/100シーブック・アノーが組み込まれています。

ショルダーアーマーをアップで。
両肩の「F」「91」文字はガンダムデカール(ドライデカール)で再現します。

肩部の放熱用フィンの展開は新解釈のギミックが取り入れられており、3枚とも角度調節ができるようになっています。

右腕はシンプルなデザインです。

手首パーツは、親指以外の4本指を交換するタイプ。
「握り手」「武器持ち手」「銃持ち手」の3種類に切り替えできます。(左右とも)

両腕とも、前腕部が独立してロール回転します。
左腕にはビーム・シールド発生器が搭載されており、引き出す事ができます。

ビーム・シールドのエフェクトパーツをつけた状態がこちら。
表面の白いパーツとの間に噛ませるよう取り付けるのですが、ガッチリと装着されるのでポロリの心配はありませんでした。

腰部の細かな色分けも超優秀です。
右側のサイドアーマー内部には、シールドのパーツが収納されています。

股関節は前方へスイングし、広範囲の脚部可動域が確保できます。

柔軟なポーズ付けができるよ……(*´ェ`*)

脚部。ふくらはぎのスラスターは、各開口部が連動して動きます。

脚部をアップで。細かなところも色分けされていて、ヒザの内部にも金属感のあるパーツが使用されています。

つま先とカカトは独立して可動。
足裏の色分けも優秀で、細かなグレー部も色分け済みです。

大型のバックパックは機体外にマウントされたジェネレーターになっており、こちらのパーツ分割もめちゃめちゃ細かいです。

バックパックを取り外し、

間に支柱を噛ませる事で、付属スタンドに展示できます。
別売りの発光ユニット(白) 2灯式を本体・支柱に組み込む事により、腹部ダクトやバックパックから「最大稼働モード時に排出される光」が出ている姿を再現できます。

別売りのアクションベース1か4に展示したい場合は、股下に↑枠のジョイントパーツを取り付ける事でスタンドに対応します。

「F91ガンダムは、シーブック・アノーで行きます!」
ガンダムF91、出撃!

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

内部ディテールが表現されたビーム・ライフルがこちら。
銃持ち手により、ガッチリと保持できます。

「当てるぞ!」
ビーム・ライフルで攻撃!

フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。

左側のサイドアーマーは展開でき、中にはビーム・サーベルのグリップが2本収納されています。

ビーム・サーベルとビーム・シールドを展開した状態でパシャリ。

アクション!

二刀流で。
エフェクトパーツは、全てクリアグリーンで再現されています。

ライフル+サーベルで。

V.S.B.R.を展開させてみます。
そのまま前方向へ持っていき、各パーツをスライドさせるように展開します。

「出てけよ!」
ヴェスバーで攻撃!

ヴェスバーは、低速/高速発射時の両形態が再現できます。

「こいつは…強力すぎる…!」

ビーム・ランチャーを装備させてみます。
こちらも色分けが優秀かつディテールも細かく、グリップが可動するため違和感なく持たせる事ができます。

フェイスオープン状態でビーム・ランチャーを構えるF91!

リアアーマー中央のパーツは展開し、ビーム・ランチャーをマウントする事ができます。

RE/100ビギナ・ギナとディスプレイ。



HGUCガンダムF91(左)と比較。

HGUC版は2013年発売で、本キットの5年前に発売されています。


MGガンダムF90(プレミアム・バンダイ限定品)と比較。
全高はほとんど同じですが、デザインは大幅に違いますね。



「でかくって、軍隊の飯を食ってる方が偉いのかよ!」
MG ガンダムF91 Ver.2.0の感想
ということでMG ガンダムF91 Ver.2.0のご紹介でした。
まず注意点からですが、左右のアンテナが独立したパーツになっているというのもあり、少しぶつかるとポロリする事が多々ありました。とても小さなパーツになっているので、紛失の恐れがある事からここは接着推奨といったところです。
プロポーションは「MG Ver.2.0としてのアレンジ」が入ったスタイルで立体化されており、このあたりはF91ファンの中で好みが分かれそうな気もします。
その他、肩のフィンが固定しづらいなど気になるところもありましたが、全体的に見ると色分けがめちゃめちゃ優秀なうえ高可動と、現代風ガンプラを存分に感じる内容になっていました。
エクストラフィニッシュ処理された腹部ダクト内やヒザまわりがめちゃめちゃキレイなので、素組みでも満足度の高いガンプラに仕上がっていると思うよ……(*´ェ`*)
ちなみにプレミアム・バンダイでは、チタニウムフィニッシュ版やバックキャノン装着型&ツイン・ヴェスバー装着型も発売されているので、よりレアなMG Ver.2.0が欲しいファンの方はこちらも要チェックです↓
以上、「MGガンダムF91 Ver.2.0」のガンプラレビューでした!












































