今回は「MG ウイングガンダム Ver.Ka」のガンプラレビューです。
新機動戦記ガンダムWに登場し、ヒイロ・ユイが搭乗するウイングガンダムVer.Ka(EW版)のMG版をご紹介。
2004年発売。
デザイナーズMG「Ver.Ka(カトキハジメ バージョン)」第2弾として立体化されており、アーリータイプが忠実に再現されています。
コクピットは開閉し、バード形態へ変形可能。
という事で、MGウイングガンダム Ver.Kaをレビューしていきたいと思います!
MG XXXG-01W ウイングガンダム Ver.Ka
オシャレなボックスアートがこちら。
2004年前に発売という事で、実に20年前に発売されたマスターグレードになります。
価格は3,850円(税10%込)で、今の時代だと実売価格/中古価格的にかなりお得に入手できる系のガンプラになっているよ……(実際私は2,000円代後半で購入できました(*ノェノ))
ホイルシールのほか、マーキングシールとドライデカールが付属します。
色分けが優秀なため、細かなグリーン部分にしかシールを使いません。
付属品一覧がこちら。
※「バスターライフル(+カートリッジ×3)」「ビームサーベル」「シールド」「エネルギーパック×2(+予備カートリッジ×6)」「1/100ヒイロ・ユイ」
カートリッジは計9つ付属し、バスターライフルやエネルギーパックから着脱可能です。
1/100ヒイロ・ユイのフィギュアをアップで。
いつものタンクトップ姿だよ……
そして完成したMGウイングガンダムVer.Kaがこちら。
今回の特徴は、装甲色ホワイトが少しクリームがかった成形色で再現されている点です。(後に発売のMGウイングガンダムEWやRG版ではホワイト)
2004年製の古いMGではありますが、ご覧の通り秀逸なプロポーションで再現されています。
背部のウイングは重いですが、先端を接地させれば自立が安定します。(接地させなくても自立は可能)
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はそこそこ広く、腕は水平まで上がりそれなりに開脚します。
顔を上げる動作も得意です。
手足の関節は180度近く曲がります。
上半身と下半身の接続はボールジョイント接続になっており、前後左右と柔軟に可動します。
関節フレームには良くも悪くもABS樹脂が使われているため、一応止まってほしいところで止まってくれる感じです。
真横を向くことはできませんが、腰は↑まで撚る事ができます。
アーリータイプらしく、頭部バルカンが撤廃された頭部。
細かなレッド・ブルー部は細かく色分けされていますが、ツインアイやアンテナ中央のグリーンはホイルシールで色を補います。
頭部は左右はめ込み式で、頭頂部のトサカと後頭部の一部に合わせ目が出ます。
胴体をアップで。サーチアイにはクリアパーツが使われています。(奥に緑のシールを貼り、無色のクリアパーツをかぶせる構造)
胸部側面の合わせ目はモールドに見えなくもないようなデザインですが、厳密に言えば合わせ目です。(設定画準拠/胸部側面の縦のライン)
マシンキャノンのカバーを開けば、砲口が顔を出します。
ただ頭部の赤いパーツと干渉するため、展開させるには少し顔を上げる必要アリです。
コクピットは開閉式で、開くと座った状態の1/100ヒイロ・ユイが見える作り。
肩はホワイト・イエロー・ブルー・レッド・グレーと細かく色分けされており、前方向への可動に優れています。
ウイングも前後に可動。バックパック中央のグレーのパーツのほか、ウイングにも合わせ目が出ます。
ウイングは外側(左右方向)にも動きます。
肩から腕をアップで。「肩側面」「肩内部ブロック」に合わせ目が出ます。
前腕部の合わせ目は、モールド扱いでOKです。
↑枠が、クリアパーツが使われている部分です。
※腕は無色のクリアパーツの上にシールを貼る仕様
腰部。リアアーマーのくぼみ部分はグレーで要塗装ですが、基本的な色分けは良好です。
脚部は「関節フレーム」「カカトのフレーム」に合わせ目が出ますが、その他はモールド位置になっています。
「作戦を開始する」
ウイングガンダム、出撃!
スタンド用の穴・およびジョイントパーツはついてないため、浮かせて展示させる場合は股下に引っ掛けるタイプのアクションベースが必須となります。
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
バスターライフルはめちゃめちゃ長いです(*_*)
3個のカートリッジは着脱可能。そして↑枠部分が本キットの弱点で、固定タイプのライフル持ち手が付属しないためバスターライフルの保持力がかなり低いです。(指可動タイプのハンドパーツしか付属せず)
ここは別途MSハンドなどに交換・改造するのがオススメといったところ。
バスターライフルで攻撃!
シールドがこちら。前腕部に引っ掛けるようにして保持します。
意外と言っては失礼ですが、こちらの保持力はそこそこ高いです。
シールドは装着した状態で角度を変える事ができます。
そして↑枠部分に、ビームサーベルのグリップが1本収納されています。
ウイングガンダム、ビームサーベルを抜刀!
ビーム刃のエフェクトパーツは、クリアグリーンの湾曲したタイプが2本付属。1本は余剰となります。
アクション!
「墜ちろ!」
カッケェ!!(>ω<;)
両腕に、エネルギーパックを装着する事ができます。
シンプルな凹凸接続ですが、ガッチリと装着できました。
それではバード形態へ変形させてみるぞ!
まずは二の腕から下の角度を変え、ショルダーアーマーを外側へ引き出して倒します。
ヒザまわりやつま先/アンクルガードを折りたたみ、
バックパックを下げます。
そしてバスターライフル+シールドを上から被せれば、
バード形態の完成です。
変形自体難しくありませんが、スタンドに対応していないため浮かせて飾るのにはコツがいる部分です。
下斜めから。もちろん、腕の下部にエネルギーパックを装着する事ができます。
MGウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)と全身を比較。
発売年が同じで、本体の半分以上は共通(色違い)のランナーが使用されています。
MGのウイングガンダムゼロEW版は↑のキットではなく、2020年に発売されたより最新版の「MGウイングガンダムゼロEW Ver.Ka」も発売されているためこちらも要チェックですぞ↓
RG 1/144 ウイングガンダムEW(スミ入れ済/左)と比較。
RG版は本キットの12年後、2016年に発売されました。
MG XXXG-01W ウイングガンダム Ver.Ka
ということでMG ウイングガンダム Ver.Kaのご紹介でした。
今のガンプラ目線で見ると古さを感じるところはあるものの、2004年製MGはとしては満足度の高いプロポーションで立体化されています。
弱点はずばり、バスターライフルの保持力が低い点です。
バスターライフル自体とても迫力のある大きさで立体化されてはいますが、それもありまともに持つ事ができません。(一度ポーズを決め、素立ちで展示させる場合は保持できます)
長所は今の目線で見ても通用するスタイルと、価格が抑えめな2点だと思います。古めのMGからか、特に中古では安く売られている事が多い気がするので価格面の満足度は高いです。
補足情報ですが、本キット発売の7年後の2011年に商品名が「Ver.Ka」ではない「MGウイングガンダムEW」という商品も発売されています。こちらは成形色が変更されアクションベース対応パーツが追加で付属する内容です。(ライフル持ち手が付属しない問題は変わっていません)
メーカー希望小売価格は同じなので、今から買うならこちらも選択肢になると思いますぞ↓
以上、「MGウイングガンダム Ver.Ka」のガンプラレビューでした!