今回は「HGUCキュベレイ(HGUC No.4)」のガンプラレビューです。
「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」に登場し、ハマーン・カーンが搭乗するキュベレイの旧HG版をご紹介。
1999年発売。
HGUCの最初期、ナンバーでいうと4番目のHGUCになります。
25年前のガンプラになりますが、No.195のキュベレイとはスタイルが違うため新旧どちらを買おうか迷ってるモデラーさん向けに旧版の特徴をレビューしていきたいと思います!
旧HGUC キュベレイ
完成した旧HGUCキュベレイがこちら。
結構昔にフル塗装で作ったものになります(*´ェ`*)
古いガンプラながら合わせ目の量は少なめでプロポーションも良好ですが、ガンプラ自体の作りが古かったりサブセンサー(ピンク)部分が全てシールになっているのが特徴です。
こう見てみると、90年代のHGとは思えないプロポーションで立体化されていますね(*_*)
メカデザイナーの永野護氏のデザイン画らしい、アニメの劇中に近いスタイルで立体化されているのではないでしょうか。
今回はアニメカラーを意識し、バインダー内部などを黒で塗装してみました。
ふくらはぎのカーフラングストラクチャー(段になってる紫部分)は成形色では青っぽい紫だったのですが、パープルで塗装しています。
ピンク部分のサブセンサーはシールにピンクの缶スプレーを吹いた後に貼りました。……結構強引?w
プロポーションはほんとカッコイイですね。
ランナー・パーツ数ともに少ないながら、再現度が高いです。
可動域は、腕は水平まで上がり開脚範囲はそこそこといった感じです。
肩は軸接続、足はボールジョイント接続です。
ヒジ・ヒザ関節はそこそこ曲がりますが、ヒジ関節はポリキャップが露出します。
上半身は360度回転します。
頭部をアップで。目はピンク部分のみカットし、下地を黒く塗装したあとに貼ってあります。(汚いけどw)
顔は大きく上がり、首のスリット形状も細かいです。
コックピットハッチのカバーは開閉します。
中にはコクピットのモールド造形がありますが、ここはグレーで要塗装です。
左右のケーブルは軟質素材でできています。
背面左側には、エルメスの後継機を表す「2LMES」が刻印されています。
首周辺の動力パイプはグレーで塗装してみましたが、設定色では紫のままだったりするので塗らなくてもOKです。
肩はピンによる軸接続です。
作りが古い感じはしますが、バインダーの重みで垂れ落ちてくる事がないため軸接続は正解な気がします。
バインダーは各部フレキシブルに可動。
動かしまくっていると外れる事がたまにあるかな、といった感じです。
このように折りたたみ、飛行形態のようなポーズが再現できます。
旧版キュベレイの一番の弱点はここで、腕関節のポリキャップがむき出しになる点です。
このあたりはさすがに時代を感じる部分。
手首パーツは軟質素材でできており、エッジは緩めです。
また、古いガンプラという事で金型の劣化かわかりませんが、バリのようなものが目立ちました。
ピンクのビーム・サーベル(兼ビーム・ガン)の柄は外せますが、ビーム刃のエフェクトパーツは同梱せず、持たせる場合は別途サーベル刃一体型のものを持たせます。
フロントアーマーのサブセンサー(ピンクのスリット)ですが、↑のように同梱するシールのサイズが微妙に合っていないため、これから作る方はここは塗装推奨といった感じです。
下から。肉抜きはありませんが、スタンド用の穴は空いていません。
装甲内部は、アニメ作画を意識し黒でベタ塗りしてみました。
脚部をアップで。桜餅のようなかわいい足首パーツは合わせ目が出ます。
膝関節のライトグレー部分や、フトモモ側面の青い●は色分けされておらず。
このあたりも要塗装です。
ニーガード(ヒザ当て)は可動します。
脚部の白い外装部分は段落ちモールド化されています。
お尻のファンネルコンテナはここまで可動。
10基のファンネルはポロリが凄まじいので、瞬間接着剤で接着しましたw
旧版は対応したファンネルエフェクトパーツが無いので、接着しちゃっても問題ないと思います。
ビーム・サーベルを持たせてみますが、↑は同梱するものではありません。
柄一体型のサーベルをカットし、HGUCジ・Oに同梱するサーベル刃とくっつけてみました。
ビーム・サーベルを構えるキュベレイ!
後ろから見ても美しいプロポーションですね。
装甲内を黒く塗ったことで、立体感が出て引き締まったような気がします。
EFコレクションZのハマーン様とディスプレイ。
パイロットスーツを着た貴重なハマーン様のミニフィギュアです。
劇場版公開あたりに発売されたものなので、一応平成クオリティになっているぞ!(*´ェ`*)
エクセレントモデルのハマーン様とディスプレイ。
HGUCダブルゼータガンダムと大きさ比較。
一気に作ったキュベレイMk-IIプル専用機とプルツー専用機と一緒にディスプレイ。並べると壮観です。
今回の旧HG版キュベレイのリデコキットである、HGBFキュベレイパピヨンと比較。
HGUC195、新生REVIVE版のキュベレイ(右)と比較。
違い・比較はリバイヴ版の方で解説してありますので、↓のレビューも併せてどうぞ。
旧版といえど中々よくできたプロポーションです(*´ェ`*)
旧HGUC キュベレイの感想
というわけで1999年に発売されたHGUCナンバー4番のキュベレイレビューでした。
かなり昔のガンプラという事で関節のポリキャップが露出するなど構造的に古く、ピンクのサブセンサーが全てシールなため色分けも甘いです。
ただ、プロポーション自体はかなり良く出来ています。発売された時代を考慮すると良キット、といった感じ。
ただ、やはり素組みだと色々不満の出る古いHGになっているため、ある程度手を加えるモデラーさんにはオススメといった感じです。
リバイヴ版との比較は↓でどうぞ。
以上、「旧HGUC キュベレイ」のガンプラレビューでした!