今回は「HGUC リック・ドムII(ツヴァイ)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争、および0083に登場するリック・ドムIIをご紹介。
2004年発売。
90mmマシンガンやジャイアント・バズのほか、シュツルム・ファウストなど豊富な武装が付属します。
という事で、HGUCリック・ドムIIをレビューしていきたいと思います!
HGUC リック・ドムII
2004年発売のリック・ドムII(ツヴァイ)さん。
ポケ戦に登場するほか、0083ではデラーズ・フリートのジオン残党であるカリウス・オットー(ガトーの部下で声がカミーユの人)が搭乗する機体です。
設定的には統合整備計画に準じてリック・ドムを再設計したMSで、2基のプロペラントタンクにより「リック・ドムの200%以上の行動時間」を獲得した機体との事。
ガンプラ的には、HGUCドム/リック・ドムよりツヴァイの方が先に発売されました。
ホイルシールがこちら。
頭部モノアイまわりや、腰部リアアーマーの色を補うものなどが付属します。
付属品一覧がこちら。
※「90mmマシンガン」「ジャイアント・バズ」「ヒート・サーベル」「シュツルム・ファウスト×2」
ちなみにカリウス機を再現したい場合は、ザクF2型などからマシンガンを移植するのがオススメだぞ!(>ω<)
そして完成したHGUCリック・ドムII(ツヴァイ)がこちら。
落ち着いたブルーグレーの装甲色を中心に、渋いカラーリングが冴え渡ります。
ちなみに今回は合わせ目を接着しただけの中途半端な状態ですが、合わせ目の場所はバッチリ解説していくのでご安心を!
ドムのガンプラは大概ハズレがないですが、今回のツヴァイも20年前に発売されたHGとは思えないプロポーションで立体化されています(*_*;)
ただ合わせ目はそれなりに多いので、今回は合わせ目消し推奨キットになっていると思います。
2基のプロペラントタンクが特徴的です。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はそこそこで、手足はそれなりに開きます。
ただ、顔を上下させる動作は苦手です。
デザイン的にヒザ立ちできませんが、手足の関節はそれなりに曲がります。
そして意外なことに、真横を向くことができます。
顔の上下可動こそできませんが、ドム系としては結構動く印象です。
頭部をアップで。モノアイカバーには、無色のクリアパーツが使用されています。
ただ、モノアイに凸モールドはなく非可動です。
横、後ろから。合わせ目はありません。
胴体は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
肩は軸接続になっており、最近のHGのように前後に傾ける動作は不可となります。
左胸部の拡散ビーム砲は、赤いパーツで色分け済みです。
シールはレトロ感があっていい感じ……(*´ェ`*)
上から見た場合、「胴体」「ショルダーアーマー」の上部の合わせ目が目立ちます。
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で、側面にも合わせ目あり。
前腕部にも合わせ目が出ます。
肩内部の球体は合わせ目が段落ちモールド化されており、二の腕は筒型パーツです。
ハンドパーツは、人差し指などが可動するタイプが左右分付属します。
2基のプロペラントタンクはモナカ構造で、一直線に合わせ目あり。
バックパック左側にマウント用パーツを取り付ければ、ヒート・サーベルをマウントすることができます。
左側限定で、右側にはマウントできません。
腰部フロントアーマーは、左右独立して可動。
底面はスタンド用の3mm穴が空いておらず、合わせ目もあります。
脚部の合わせ目は多いです。ただ、ヒザの濃いブルーはパーツ分割により色分け済みです。
足裏は、つま先付近に肉抜きあり。
脚部装甲内部には、スラスターが搭載されています。今回装甲内部などちょこっと部分塗装してみましたが、アップで見ると汚い……w(*ノェノ;)
リック・ドムII、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ジャイアント・バズは、グリップが可動し違和感なく持たせることができます。
ジャイアント・バズをぶっ放すリック・ドムII!
動かすとめちゃめちゃかっこいいな……。
90mmマシンガンがこちら。
人差し指が可動するので、しっかりとトリガーに指を引っ掛けることができます。
マシンガンはもちろん、先程のジャイアント・バズにも合わせ目がある点はご注意を。
90mmマシンガンで攻撃!
ジャイアント・バズ+90mmマシンガンでパシャリ。
ヒート・サーベルは、グレー1色1パーツ構造です。
刀身部は、ブルーで要塗装となります。
ジャキッ……。
アクション!
突き!
シュツルム・ファウストも2つ付属するぞ!
HGUC 1/144 リック・ドムと比較。
リック・ドムは本キットの2年後に発売。ドムかリック・ドムを選択式で組むことができます。
なにげに、初代ドムの方が新しいHGになっているのが面白いですね。
後ろ姿を比較。
アップで比較。パーツの流用はありません。
ドムも結構昔のガンプラですが、今のガンプラ目線でも通用するクオリティで立体化されています。詳しくは↓
HGUCリック・ドムII ライトグリーンバージョンと比較。
ライトグリーンバージョンは本キットの4年後、2008年に発売。↑画像では違う武器を持たせていますが、内容的には全く同じ成形色変更キットになっています。
ただ、色が変わるとイメージがガラリと変わりますね(*_*)
HGUC リック・ドムIIの感想
ということでHGリック・ドムIIのご紹介でした。
モノアイが可動しないのは残念ですが、カバーにクリアパーツが使用されている点はポイント高し。
この時代のHGということで合わせ目が多いのも弱点ではありますが、長所はそのプロポーションの良さで間違いないでしょう……(*_*)見た目に関しては、今のガンプラにも負けていないと思います。
合わせ目消しやフル塗装などをするガチ勢の方も、モノアイをクリアパーツに変える程度で手軽にクオリティを上げられそうです。
ザクF2型からマシンガンを持ってきて、カリウス機を再現してみるのもオススメだよ!
以上、「HG リック・ドムII」のガンプラレビューでした!