今回は「RGデスティニーインパルス」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV、およびASTRAYに登場し、マーレ・ストロードが搭乗するデスティニーインパルスをご紹介。
2023年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
デスティニーシルエットを装備したデスティニーインパルスが、新規造形を加え特徴的な成形色で再現。
別売りの「RG 1/144 デスティニーガンダム用光の翼エフェクトパーツ」も取り付け可能です。
という事で、RGデスティニーインパルスをどこが特徴なのかを中心にレビューしていきたいと思います!
RG 1/144 デスティニーインパルス
「運命の翼を携えインパルス出撃!」という事でプレバンから発売されたデスティニーインパルスですが、まずは簡単に設定をおさらい。
MSV系に登場するデスティニーインパルスですが、ガンプラ的には2020年に一般販売されたRG 1/144 フォースインパルスガンダム(およびソードインパルス)のリデコキットとなります。
ベースに使われているRGインパルス自体めちゃめちゃ出来がいいので、本キットも高クオリティなオススメRGに仕上がっているよ……(*´ェ`*)
今回は、専用のホイルシールと水転写デカールが付属します。
RGシリーズおなじみの、リアリスティックデカールは付属しません。
余剰パーツがこちら。
ソードインパルスガンダムのパーツがチラホラ余りますが、使えるのは機動防盾(シールド)ぐらいです。こちらは全てのパーツが揃っているので、腕まわりを工夫すれば今回のデスティニーインパルスに装備させることができます。
そして完成したRG 1/144 デスティニーインパルスがこちら。
ご覧のように特徴的なパープルを基調とした独特の成形色になっています。
本体部分は他のインパルスとほとんど同じですが、チェストフライヤー(腕部の一部)が新規造形になっていてビームブーメランをマウントしているのが特徴です。
デスティニーシルエットはかなりの重みがあるため重心が後ろに寄りますが、背部にマウントしているエクスカリバーレーザー対艦刀の剣先が接地するので自立は安定します。
この背部デスティニーシルエットは一見RGデスティニーの流用かと思われそうですが、実は新規造形になっています。
まずはRGインパルス・デスティニーと比較し、どこが変化しているのかをスッキリさせていくぞ!(>ω<)
インパルス、デスティニーとの変更点
RG 1/144 フォースインパルスガンダムの本体と比較。
アップで比較。成形色が変更されていますが、本体形状はほぼ同じです。
違いは両腕部で、手首付近のパーツが変化しています。
ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置とフラッシュエッジビームブーメランを装備しているのが、今回の新規造形部分です。
設定的にもですが、インパルス・デスティニーのビームブーメランとは別形状ということでしっかりと新規造形で再現されています。
RG 1/144 デスティニーガンダムの翼と比較。
似てはいますが、ここも新規造形です。接続部の規格と、光の翼を装備できるところは共通です。※このあたりは後述
RG 1/144 ソードインパルスガンダムのソードシルエットと比較。
エクスカリバーレーザー対艦刀は、ビーム刃のエフェクトパーツを含め同じものが付属します。
RG デスティニーインパルス
それではデスティニーインパルスを見ていきます。
コアスブレンダーは、今までのRGインパルス系と同じものが付属します。
キャノピー部に無色クリアパーツが使われていて開閉したり、ランディングギアが付属し接地状態で展示できる点も同じです。
ランディングギアを外し、アクションベースなどを使って浮かせた状態で展示することもできるぞ!
コアスブレンダーを折り畳み、チェストフライヤーとレッグフライヤーの間に組み込めば、MS状態の完成です。
このあたりのギミックもRGインパルス系と共通で、今回は省略しますがチェストフライヤーとレッグフライヤーを個別で展示することもできます。
上半身をアップで。相変わらず細かな色分けを実現していて、1/144スケールながらパーツ分割が非常に細かいです……(*´ェ`*)
ちなみにアンテナ先端はかなり細くなっていて、指でかすっただけなのに折れたので瞬間接着剤でくっつけました……みんなは気をつけてね……(*ノェノ;)
コックピットハッチは開閉します。
中に乗せるフィギュアは付属しません。ただ、余剰パーツとしてRGインパルス共通の立ち姿の1/144シン・アスカフィギュアは付属。
さすがに、パイロットであるマーレのフィギュアは同梱しません。
肩部パーツは可動します。チェストフライヤー単品で飾る変形ギミックを搭載しているというのもあり、肩まわりの可動範囲はかなり広いです。
こちらが新規造形の「ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置」と「ビームブーメラン」。シールドのエフェクトパーツを取り付ける際に一度外すことになる青いパーツですが、光沢感のあるラメがかった成形色で非常にキレイです。
また、ビームブーメランはソードインパルスのフラッシュエッジ、デスティニーのフラッシュエッジ2どちらとも違う型のデザインになっていて、腕にマウントするためのパーツが新規造形になっています。
レッグフライヤー(下半身)は他のRGインパルス系と同じで、腰部サイドアーマーにはフォールディングレイザー対装甲ナイフを収納しています。
ラックを開き、取り出し可能です。
股間軸は下へ引き出すことができます。
このあたりも、レッグフライヤー変形ギミックの恩恵で可動範囲が広くなっています。
↑枠パーツをかませることで、アクションベースに対応します。
デスティニーインパルス、出撃!
それでは武装とギミックを見つつ、アクションポーズいってみます!
高エネルギービームライフルに変更はありません。
ピンを引き起こせば、腰部リア側にマウントすることができます。
高エネルギービームライフルで攻撃!
平手は両手分付属します。
フォアグリップは可動し、両手で構えることができます。
肩まわりの可動範囲が広いので、違和感なくポージング可能です。
ソリドゥス・フルゴール ビームシールドのエフェクトパーツは、1つ付属。
青いパーツとの間にかませるように取り付けるため、ガッチリと装着できます。
キレイな淡い成形色になっているよ……(*´ェ`*)
フォールディングレイザー対装甲ナイフに変更はありません。
手に持たせる場合は、折りたたんだ状態から刃部分を展開させます。
ジャキッ……。
それではデスティニーシルエットを見ていきます。
このあたりは新規造形で、背部のビーム砲「テレスコピックバレル延伸式ビーム砲塔(舌噛みそう)」と「エクスカリバーレーザー対艦刀」はマウントアームにより接続。
カッチリとマウントできるわけではないので、動かした際にポロリすることは多々ある感じです。
翼は広げることができます。
各部アップで。RGらしく、ディテールはかなり細かいです。
背部のテレスコピックバレル延伸式ビーム砲塔は前方へ持っていくことができ、先端部は引き出すことができます。
テレスコピックバレル延伸式ビーム砲塔で攻撃!
また、ヴェスバーのように脇の下に持っていくこともできます。
アームがフレキシブルに可動するうえ、接続テンションもキツめということでストレスフリーに展開可能です。
グリップを引き出して、手に持たせることもできるぞ!(>ω<)
エクスカリバーレーザー対艦刀は、RG 1/144 ソードインパルスガンダムに同梱するものと同じです。
グリップと手首パーツ内の凹凸を合わせるようにして持たせるため、ガッチリと保持できます。
二刀流で。
斬!
もちろん、連結させてアンビデクストラス・フォームを再現することができます。
大迫力!
手首に装備しているビームブーメランは着脱でき、手に持たせることができます。
ビーム刃は、長短2つずつ付属します。
カッケェ!(>ω<;)
手首まわりのパーツを一部外せば、余剰パーツの機動防盾を装備することもできます。
別売りですが、翼が共通規格になっているのでRGデスティニー用の光の翼を装備させることもできるぞ!
また、他のRGインパルス系と接続規格が同じため、フォースシルエットを装備させたり
逆に今回のデスティニーシルエットを他へ持っていくこともできます。
ここは地味に嬉しい部分ですね。
可動域など今回紹介しきれなかったところは、↓のRG 1/144 フォースインパルスガンダムのレビューで解説しています。
よければこちらの記事もどうぞ。
RG 1/144 ソードインパルスガンダム、RG 1/144 デスティニーガンダムとディスプレイ。
RGのソードインパルスは、プレミアム・バンダイ限定です。
RG 1/144 デスティニーインパルスの感想
ということでRGデスティニーインパルスのご紹介でした。
ベースのRGインパルスが名キットだっただけあり、満足度の高いガンプラに仕上がっています。
特徴的な成形色だけではなく、新規造形のデスティニーシルエットや詰め込まれた武装類が本キットのセールスポイントで間違いないでしょう。
テレスコピックバレル延伸式ビーム砲塔とエクスカリバーレーザー対艦刀はポロリしやすいので、気になる方は要調節といった感じ。
マニアックなモデラーさんは赤や青に塗装し、2号機3号機に改造してみるのも面白いと思うよ!(>ω<)
以上、「RG 1/144 デスティニーインパルス」のガンプラレビューでした!